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冬花  作者: 忘憶却
第二章 家族(夏)
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霧の中を飛ぶ鳥

 家に帰った後、

 心の中に掛かるものを取り除こうと、

 春風に頼み、神様に関する資料を漁った。


 春風は感心していたが、

 多分思っている事は違うと思いますと

 言いたかった。

 でも、そうすると

 夏鳥の事を出さない訳にも

 いかなくなりそうで、あえて黙った。


 夏鳥も正式な名前を覚えていなくて、

 『霧ちゃん』という神様を

 資料から見つけるのに苦労した。


 あの神様の名前は『霧宮彦司命きりみやひこつかさのみこと』だった。

 読み進めていくと、

『蛇に取り憑かれ、父と母を丸呑みにして......

 その罪を償うために神様として

 世界を支えることとなった。』


 夏鳥の発言と、現在の状況、

 まるっきり同じではないか。


 そうか。

 このもやもやした気持ちは、

 夏鳥の過去に何があったのかを

 知りたいという気持ちだった。

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