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冬花  作者: 忘憶却
第二章 家族(春)
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春風の思い

「最初に助けた時、

 もしかしたら貴方の運命を

 決めてしまうのでは無いかと

 私は怖かったのです。」


「あの状況では従う以外ありませんよね。」


「私は、

 自分で決めてこそ生きているのだと

 思っています。」

「その権利を

 奪ってしまったのでは無いかと。」


「でも貴方は、

 多くのものを得たようで何よりです。」


「今まで得たものを背負うのも、

 捨てていくのもどちらでいいのです。

 貴方は自由に生きてください。」


 風は吹く。

 桜の花弁を運んで。


「酔って、少し話し過ぎました。

 気にしないでください。」


「それでは、おやすみなさい。」


 枝には緑の色だけが残っていた。

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