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冬花  作者: 忘憶却
第二章 家族(春)
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道を探して

 行き先を告げられないままついて行く。


 道次みちすがら

 沈黙を我慢できなかったのか、

 夏鳥が口を開く。


「どうしてここに来たの?」

「……拾われたから。」

「そうなんだ。」


「僕は、罪人なんだ。」


 突然の言葉に驚き、夏鳥の顔を見る。


「邪視って、知ってる?

 魔眼と言った方が分かりやすい?」


 そして、異世界に伝わる伝承を話す。

「神界が荒れ、多くの世界は繋がった。

 その混乱に乗じて、八十八の目の紋章を

 魔法使いは多くの世界にばら撒いたと。」


「その一つが、この左目。」

「この眼で家族を殺したんだ。」

「なんかそれから、

 よくわからなくなっちゃった。」


 にこにこしながら、そう言っていた。

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