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冬花  作者: 忘憶却
第二章 家族(春)
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三人の食卓

「また、精進料理みたいだな。」

「この時期に私に作らせたら

 どうなるか分かっていますよね。

 それとも貴方あなただけ別にしますか。」


 丸い食卓を囲んで三人座る。

 玄米、かぶの味噌汁、小松菜のおひたし。

 あとは豆腐の料理が並んでいたような。


「また、夏鳥は帰って来なさそうです。

 用がある時は連絡するよう

 何度も伝えているのに。」

「ほっとけ、自由に振る舞って

 そのうちどっかでくたばってればいい。」

「その発言は、

 他人ひとには言えないのではないですか。」


 淡々と言い合いながらも、

 どこか楽しげであった。


 いただきますと言うと、

 秋月は黙って食べ始めた。

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