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冬花  作者: 忘憶却
第二章 家族(春)
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挨拶

 大きな屋敷の門を前。

 春風においでと呼ばれて、

 私はついていく。


「だだいま戻りました。」

「おかえり。」

 目の前に一人の男が居た。


「ちょうど良かったです。

 秋月、夏鳥を呼んでください。」

 

 男は、私を鋭い目で見ると

「そういうことか。」

 と屋敷の奥へ行った。


 居間に着くと、

 先ほどの男ともう一人いた。

 私は咄嗟とっさに春風の後ろに隠れた。


 春風は、少し困ったように息を吐いた。


「大丈夫ですよ、

 此処ここは私たちの家ですから。」


 3人の前に居ながら私は下を向いている。


「は、はじめまして。

 と、とうかといいます。

 ......ろしくおねがします。」

 

 と、しどろもどろな挨拶をした。


 二人分の拍手が聞こえた。


「秋月だ。」

「夏鳥です。よろしく。」


 と二人は名乗り、挨拶は終わった。


 その後、丸い食卓が出され、

 今日はお祝いだとか夏鳥は騒ぎ、

 春風と夏鳥二人と色々と話したが、

 自分から何かを話すことはなかった。

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