1/138
冬の月
行く当てもなく
何処かへ歩いている。
空には月。
辺り一面の雪景色に足跡だけが残る。
物心付いた時から、
彷徨い歩いて生きて来ました。
生きる事に必死で
意味を考える事は有りませんでした。
でも、一人で生きるには限界が有り、
到頭、この雪山で倒れてしまいました。
私は此処で死ぬのでしょう。
「漸く、苦しいだけの世界から解放される。」
そう思い、ゆっくりと目を閉じました。
月はそっと私を照らす。
静寂が優しく包み込む。
安らぎに満たされ、私は眠る。
行く当てもなく
何処かへ歩いている。
空には月。
辺り一面の雪景色に足跡だけが残る。
物心付いた時から、
彷徨い歩いて生きて来ました。
生きる事に必死で
意味を考える事は有りませんでした。
でも、一人で生きるには限界が有り、
到頭、この雪山で倒れてしまいました。
私は此処で死ぬのでしょう。
「漸く、苦しいだけの世界から解放される。」
そう思い、ゆっくりと目を閉じました。
月はそっと私を照らす。
静寂が優しく包み込む。
安らぎに満たされ、私は眠る。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。