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「敗北・・そしてエサ」

緋色チヒロがトカゲの部屋に入った時、小川美紅は玄関の前で悩んでいた。


「う~ん?どうしよ・・・」


正直、安易で適当な作戦上、どうしてもトカゲの気を玄関側に向けたかったのだが、扉は鍵がかかっていた為、どうしたものかと思案していた。


「もう1回鳴らそうかなぁ?う~ん?えーいっ!!」


美紅は、ダメ元で力任せに扉を開けてみた。


扉の強度には限界がある。

それ以上の力や速度で開けられることはもちろん、開けられる人間などいないと想定されて作られている。


ここにそんな人間がいた。


もちろんスーツのおかげなのだが、スピード特化美紅は、その想定以上の力と速度で、鍵を破壊しながら開け、扉は蝶番から意図も容易く壊れ、枠はおろか壁をも破壊し、扉はもはやただの鉄の板と化した。


「・・・し、しーらないっ・・・」


目を泳がせて周りに誰もいないことを確認し、壁から外れた鉄の板から手を離すと、その『扉だった物』が共有部分の廊下に激しい音と共に倒れた。

美紅は、音から逃げるように室内に入ると、立ってベランダ側を見ている裸の女性の横に立った。


「ん?あれ?ヒロ?」


すでに周りを確認し、いるはずの異世界人とチヒロがいないことに気付き、1人佇む裸の女性にケガがないかを確認しながら呟いた。


その探し人達は、地面に向かって落下している最中なのだが、偶然にも扉が倒れるのとベランダの崩壊は、ほぼ同時だった為、美紅には激しい崩壊音が全くわからなかった。

もちろんベランダへの扉が壊れているような気がしたが、自分がやってしまった玄関のように、チヒロが勢いでやっちゃったのかと思ってしまっていた。


「大丈夫ですか?おケガはないですか?」


「・・・」


「とりあえず着る物ないかな・・・」


何も言わずに裸で佇む女性。

一応、美紅を見ているが反応はない。

美紅は、女性がさすがに裸のままでは何なので、散らかっている部屋内を見渡して服を探した。


「あ!あったあった!」


部屋の隅のソファの上に、女性の物らしき服が畳んで置いてあるのを発見し、ソファに向かおうとした時、

女性が美紅の身体を見ながら言った。


「いいな!お前の身体!」


満面の笑みを浮かべて、美紅の腕を掴もうと腕を伸ばしてきた。


「何っ!?変態っ!?」


素早く避ける美紅の反応に、もちろん女性の手は空を切る。


「何だその水着は?エサのスピードじゃないな?」


女性が手を身体の横に戻し、睨みながら言った。

この女性の言う『エサ』とはたぶん人間のことであろう。

さらにこのスピードが、水着のおかげだと判断している。

美紅は、すぐにこの女性も異世界人だと判断した。


「あなたこそ、何者?」


距離を取るついでにソファの上の服を掴み、異世界人だと判断はしたが、裸の同性の姿をしている為、見るに見かねて投げつけていた。


「その巨乳いいな!」


「私、そっちの趣味はないですっ!」


舌舐めずりをする女性に、寒気を感じながら言う。

しかしきっと意味が違うであろう。


「そうか?じゃあ、これならどうだ?」


女性の身体のあらゆる場所が、波うちながら伸縮する。

そして見るみるうちに若い裸の男性の姿になっていった。


「え?ちょ!ちょっとっ!」


美紅が、初めて見る父親以外の男性の裸に、手をかざして一部分を隠しながら言った。

異世界人だとわかっていても、さすがに恥ずかしかった。


「トカゲの能力も欲しかったが、もっと上物がノシつけてやってきてくれたわっ!興奮するねぇ」


イケメン男性の一部分が、発言を証明している。


「ちょっ!隠して隠してっ!!」


「いろんな意味で食べてあげる!」


イケメン青年の姿だが、興奮からか口調まで変えることを忘れて、低音オネエ口調で言った。


この時、美紅はまだ知らないが、このイケメン青年は・・・

『聖の弟、祐一郎』の姿であった。

この異世界人こそ、聖の親と弟を食べたバケモノであった。


「それとも年上好きか?変わってやろうか?」


青年の顔が歪みながら笑う。

次は聖の父親にでもなるつもりなのだろう。


「やめなさいっ!女性でいいですっ!!」


気持ち悪すぎるので必死で止める。


「まぁ、一番気にいってるから女性に戻ってやるよ!」


よく聞いてみるとバキベキと音を立てながら女性の姿に戻る。

骨格まで変形しているせいであろう。


本来なら、異世界人は最後に食べた人間の姿にしかなれない。

しかも元の異形の姿をさらしてしまった場合、人間を食べなければ人間の姿にはなれないはずであった。

しかし目の前のバケモノは、いろんな姿になれるようであった。


「その身体、気にいったから頂戴ね?」


「絶対イヤですっ!」


きっぱりと断る美紅の足元を、なぜか水が満ちていく。


「え?何っ?!」


一気に水が満たされていく。

玄関も開いていればベランダへの扉もすでにない。

しかし水はみるみる満ちていき、すでに美紅の腰から下を水没させていた。


「もう手遅れだよ!お前、速そうだから動きは封じさせてもらうよ!」


そう言うと同時に、水は天井まで満ち、美紅を完全に水に沈めた。


『えっ?ヤバっ!』


咄嗟にベランダに向かおうとするが、水の抵抗のせいで動きが遅く、女性に先回りされてしまう。


『くっ!』


「呼吸もできないよな?」


なぜか女性の会話は聞こえた。

水を操っているのであろうか。


『呼吸っ・・・あれ?』


次に玄関に向かおうとした美紅が動きを止め、女性を見て笑った。


「呼吸できちゃうみたいですけど!」


「な、何っ!?」


スーツのおかげか普通に呼吸ができ、声も発することができた。

もちろん美紅には仕組みは全くわからない。

スーツ自体、空気から作成されていることを思えば、当然といえば当然なのだが・・・。


「それにねぇ、わかったことがあるんだよね!」


美紅が右手の人差し指を立てて言った。


「水・・・あなた、水は出せるけど操れないよね?留める?ことはできる?みたいだけど?」


言葉を選びながら言った。


「・・・」


図星なのか、女性は美紅を睨みつけた。


「操れるのならこんなに大量の水を出したり、わざわざベランダに先回りしなくてもいいはずだし!」


頭の回転も早くなっている美紅の答えであった。


そしてその答えは当たっていた。

水を操れるのであれば、そのまま美紅の手足を、それだけで不十分だと思うのであれば全身を封じてしまえばいいだけで、部屋いっぱいに水を満たす必要はない。

それをしないのは出来ないからと踏んだ美紅の推理は、見事に正解した。

声も、奴が水中でも呼吸できるせいで、響いているだけであろう。


「凄いな!正解だ!でもなぁ」


女性はそこで笑うと、一気に距離をつめ、美紅の目の

前まで来た。


「動きは互角になったよね?」


そう言った途端、急に目の前が暗くなる。


「えっ?何っ?墨?」


美紅の反応が一瞬遅れた。

その一瞬で両腕両足を捕まれ、壁に身体を押し付けられた。


「この姿、嫌いだから見せたくないんだけどなぁ!」


身体に手ではない何かが這ってくる。

しかもいくつも・・・。


「た、タコ!?」


身体を這う感触に素直に思ったことを言った。

そしてそれはこの異世界人の正体を言い当てていた。


タコのバケモノであった。


身体を這う触手の不快な感触に、必死に手足を動かして抵抗するが、タコの力が強く全く動かない。


「賢いね!君、エッジの奴らが追って来たかと思ったけど違うんだな!あいつら、ガキもどきとバカだからな!」


こちらでも『エッジ』の話題が出たが、美紅も必死で抵抗している為、チヒロと同じく会話は素通りであった。


喋りながらも美紅の身体を触手がゆっくりと這う。


「やっぱりいい身体だね!わざわざ来てくれたご褒美に、気持ちよくしてから食べてあげるよ!」


触手が、まだ誰にも触らせたことのない場所に向かう。

このスーツは、衝撃等には硬くなってダメージを防ぐ機能があるが、優しく触る分には防ぎようがなかった。


「いやぁぁぁぁっ!!」


絶叫し、身体を揺さぶる。

触手が、美紅の胸と大事な所に近づく。

必死に身体を揺さぶり続ける。


「くそっ!じたばたするなっ!」


美紅は絶叫しながら必死で身体を動かしている。

動かせる最高の速度で、身をよじり壁にお尻をぶつける。

しかし手足を押さえられている上に、水の抵抗が邪魔をして、力が分散され、壁を破壊するまでには至らない。


「暴れるな!大人しくしろっ!」


タコの触手1本の先が尖り、美紅の脇腹横の壁にマントを突き抜けて刺さった。


「次は身体に刺すぞ!なるべく綺麗なままで食べたいからじっとしてろ!」


美紅は動きを止めた。仮面で隠れた部分から見えている口元辺りの頬に涙が伝う。


「いい娘だ!」


笑うタコ。しかし美紅も笑っていた。

美紅が動きを止めたのは、諦めたからではなく、油断させる為であった。

涙は、触手のあまりの気持ち悪さに、意思とは関係なく、勝手に溢れていたみたいであった。


「えぇーいっ!!」


掛け声と共に一気に腰を壁から浮かすと、触手の刺さった壁に向かって、おもいっきり腰をぶつけた。

そして、壁に背を着けたまま、できる限りの速度で身体を揺らした。


「な、何ぃっ!」


その美紅の全力の振動は、壁一面を小刻みに揺らし、硬いはずの壁を液状化したかの如く脆くさせた。

これもまたこんな振動を想定して作られてはいないからである。

高速振動など、この世界に起きるはずがなかった。

このタコの作り出した水の空間も、電気のコンセント等がある壁までは達していなかったのも手伝っていた。

壁はもちろん壁と接している空気をも揺らした。


さらに、タコの触手が壁に刺さって傷をつけてくれたのが、美紅を手助けした。

刺さった部分の壁から砕けていき、そのまま暴れた美紅がタコの拘束から解かれ、お尻からなだれ込むように隣の部屋に転がって行く。


「くそっ!!」


「許さないっ!まだヒロにも触らしてないんだからねっ!」


身体が解放された安堵と怒りとで、自分がとんでもないことを言っていることもわからず、水のない隣室の部屋を素早く動いた。


壁の穴から水が膨らんで入ってくる。

タコがこっちに来ようとしているようである。

しかし、美紅の行動の方が1足早かった。


隣の部屋のキッチンの位置になだれ込んだ美紅は、冷蔵庫から電気のコードを引き抜くと、電気の通っているコードを一気に水に突き刺した。


「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

「きゃあっ!!」


タコの絶叫、美紅の悲鳴と共に電気がショートし、室内に一瞬光が走り、そして暗くなる。

水がタコの拘束力を失い、ベランダや玄関から溢れ、床に浸透したりして、室内から急激に減っていった。


「乙女の仕返しの番だからねっ!!」


砕けた壁から元いた部屋に跳び込むと、倒れているタコに向かって睨みながら言った。

水さえなければ、スピード特化スーツの本領発揮である。


しかし・・・


しかし美紅は忘れていた。


変身に身体が堪えられないことに・・・。


長時間の変身、いや今回の場合、全力を出しすぎていた。

変身中、反射速度や反応速度、脳や全身の神経に負担をかけすぎている為、堪えられなくなった身体は急激に力を失う。

緋色チヒロの曾祖父『緋色源蔵』用に作られたスーツを着ている為になる、いわゆる副作用であった。


これから反撃という時に、美紅はタコの目の前で膝から崩れた。


「え?嘘っ?だ、ダメっ!!」


絶望であった。

電気で多少のダメージは与えたはずだが、タコはまだ動いている。


必死で立ち上がろうとするが、身体を全く動かすことが出来ず、そのまま倒れる。


「・い・・イヤ・・・」


ついには変身も解けて裸になり、徐々に制服姿に戻っていく。


「ヒロ・・助・け・・て・・・」


そして美紅は、今度は絶望に涙を流しながら意識を失った。

完全なる敗北。

この時、美紅はタコのエサになることが確定した。


タコは頭を振りながらゆっくりと起き上がると、倒れている美紅を見る。


「くそっ!!ん?何だ?限界か?やはりエッジの仲間なのか?」


触手でつついても動かなくなった美紅を確認すると、最初の女性の姿になった。


「これでコレクションに巨乳美少女が入るねぇ。ゆっくり食べさせてもらうよ!泣き顔も最高だねぇ!」


舌で口の周りを舐めながら言い、頭から食べようと思っているのか、髪を掴もうと伸ばした腕の動きが途中で止まる。


『!?』


気付かなかった。気付いていなかった。


いつからだ。わからない。


おかしい。何がだ。


ない。いや、何かがある。


突然感じた違和感に、屈んだままで自問自答を繰り返す。


何だ?この違和感は?


ここだ!この場所・・いやこの空間がおかしいっ!!


タコ女が答えを導きだしたと同時に、その違和感を作ったの張本人が声をかけてきた。


「よく気付いたなぁ?どれだけ仲間を食べたんだ?」


声のした方に咄嗟に振り返ると、ソファに深々と腰掛けた北倉が笑っていた。


「きっ、北倉ぁっ!!いつのまにっ!?」


裸の女性が身構え、美紅から離れて距離を取る。


「何だ貴様っ!何故ここにっ!?」


女性は明らかに動揺している。

そんな女性を、北倉は笑いながら見ると


「やっぱり女性の裸はいいねぇ~美しい!」


一旦区切って、急に表情を変えて睨むと


「おまえじゃなければ最高なんだがな!」


ゆっくりと、しかし威圧的に。


「な、何をしに来たっ!?」


「その巨乳ちゃんは食べさせられないんだ!私のお気に入りだからなぁ!」


北倉はさらに笑いながら続ける。


「とゆうか、おまえもその娘も凄いな!部屋に入ってから、あっと言う間だぞ!」


「・・・」


そうなのである。

美紅が扉を壊して部屋に入ってから意識を失うまで、時間にして2分も経っていない。

美紅もタコも凄い速度で動いていた。

どちらもお互いが早いせいで全然気付いていなかったのだが。


「・・・」


普通ならばついて来れない速度のはずなのだが、北倉は確実に認識していると判断し1歩後ずさるタコ女。


「どれだけ食べたんだ?お前と違って同族を殺す気はないから安心して言ってみろ!」


顔は笑っているが、そう見えるだけで逆に恐怖すら感じる気配を北倉は醸し出している。


「くっ・・貴様も何人も喰ってるだろっ!そうじゃなきゃそんなケタ外れな力を・・」


「私はあいつの左腕を食べただけだぞ!ん~食べさせられたが正解か!」


顎を触りながら北倉が素直に答える。


「バカなっ!そんなはずは・・・ま、まさかあの御方の腕をっ!?」


「そ!」


途中で北倉の言っていることに気付き、目を見開く女性と笑いながら相槌をうつ北倉。


「くっ・・・」


「とりあえず私としては残念なんだが服を着たらどうだ?それとも露出好きか?まぁ、それもOKだけどな!」


マキがいないのをいいことに、性癖を暴露する北倉だが、たぶんこの男ならマキが同席していたとしても同じことを言ったであろう。


「マキにも探知できなかったか!凄いな!同族喰いのザンユさんは!」


「・・・どうするつもりだ?」


「どうするって?何にもしないけど?その巨乳ちゃんを食べずに去ってくれたらね!」


「こいつは何なんだ?さっきの黒タイツも!」


「お前が知る必要はない!」


北倉はゆっくり立ち上がり、華麗で綺麗に着こなしている黒のスーツパンツに両手を入れた。


「同族は殺さない!今のところはな!」


そう言い切るのを聞いたザンユと呼ばれたタコ女は、ゆっくりと落ちていた服を拾って着ると、玄関の方に歩いて行く。


「じきに追い付いてやるからな!」


「期待して待ってるよ!でも、私のビル内の仲間を喰ったら、その場でアウトだからな!」


「・・・」


ザンユは、壊れた玄関から静かに出て行った。


「さて・・と・・ハァ・・」


室内を見回して溜め息をつく。


「こりゃ後始末が大変だな・・・」


足元に倒れる美紅を見る。


「お礼がてらに、ひと揉みしとくか・・」


屈もうとする北倉のイヤホンから、マキの咳払いが聞こえた。


「あ・・嘘に決まってるだろっ!マキ、聞いてたのか?」


身を起こして笑って誤魔化す。


「バチは当たらないと思うぞ!命がひと揉みじゃかなりの大サービ・・・」


北倉の発言をさらに咳払いが遮断する。


「チッ!おっと緋色くんが来る!」


舌打ちしながら残念そうにベランダの方を見る。

チヒロがトカゲを倒してパーツを拾い、美紅の方に来ようとしていた。


「ところで緋色くんはラブレターを読んでくれてないのかな?ま、いいか!」


右手をポケットから出し、何気に目の前を切るようなポーズを取ると、その切った空間を持って拡げた。

その拡げた先に、高層ビル最上階のソファしかない室内が見え、そこに横になっているマキの姿が見える。


「ただいま!」


「最低変態さん、おかえりっス!」


マキが冷たい眼差しをしながら言った。


「その眼差しはひどいなぁ!いくら私でも傷ついちゃうぞ!」


「いくらでも傷ついてくれていいっス!傷ついて欲しいっス!」


「じゃあ、マキので我慢しとくか!」


「我慢て何スかっ!?触ったら殺すっス!」


北倉は、拡げた空間の穴に足から入って身体を全部入れると、ゆっくりと手を離した。

裂かれた空間が元に戻っていき、じきに塞がった。

そしてそこには破壊跡の激しい濡れた部屋に、静かに倒れている美紅がいるだけになった。




脱臼した左肩のせいでうまくバランスが取れずにフラフラしながら飛んだチヒロは、転がるように半壊しているベランダに降りた。


「み、美紅ちゃんっ!?」


なぜか濡れている室内に、制服ブレザー姿で倒れている美紅を見つけると、這うようにして近づき、美紅の安否を確認した。


チヒロが安否を確認しようとしたことで、視覚強化パーツが反応し、美紅が意識を失っているだけだとわかる。


「よ、よかった・・・」


チヒロも、安堵で身体から急激に力がなくなっていく。

そして美紅を後ろから抱きしめるように倒れ込むと、痛みとダメージから意識を失った。



チヒロが意識を失ったにも関わらず、なぜか変身が解けずにいた。


背中の翼が勝手にゆっくりと拡がっていくと、チヒロと美紅を球体状になって包み、そのまま動きを止めた。


まるでスーツ自体が、やさしく2人を護るかのように。


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