劣等家族
『朝だ、起きろ陰キャ』
バタバタ俺の周りを歩きながら母親が俺を起こしに来た。
なんで命令型?俺は囚人じゃねぇんだぞ?
てか親が自分の息子に陰キャ言うか普通?
なんて思いながら起きようとすると今度は…
バタバタと音を立てながら俺に飛びこんできた。
『起きろ、てめぇこんのキモオタ』
そう叫びながら俺の上に乗り上から殴りこんできた。
もう21になる俺の弟だ。いい加減大人になれ。
真後ろにいた親もいつの間にかいなくなってるし忍者かアイツは?
シッシッシッシッと叫びながら殴る弟に必死でガードしながら耐えて俺も必死で叫ぶ
俺『分かった分かった、起きるからもう止めろ』
弟『優しくいってんじゃねぇよ、そんなんだからいつまでたってもキモオタなんだよ』
俺『キモオタじゃねえ、ただの陰キャだよ』
弟『うるせぇ、てめぇが生きてるだけでこっちは迷惑なんだよ』
弟『おめぇは、いきる価値のない恥ずかしい人間なんだよ』
……………
こんな罵倒を5分ほど殴られ続けながらいると弟が飽きたのか
飯だ飯だと叫びながら俺の元から離れていった
ぼろぼろになりながら
正直毎日これはきついと呟きながら
俺は嫌々ベットから降り朝食へと足を運んだ…