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僕は捨てられた。けれど、僕は幸せだ。  作者: 小鳥遊 雪都
雪と侍。
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僕が死ねば・・・。

「僕はあの時・・・死ぬべきだったんです」


我知らず震える声が漏れ、涙が溢れ出た。


「僕は・・・人間です。そして、雨月《うげつ》様は・・・妖《よう》です。人間と妖《よう》は馴れ合っちゃいけないのでしょう? ・・・僕が居るせいで雨月《うげつ》様は辛い思いをされている。・・・僕なんかが雨月《うげつ》様の側にいちゃ迷惑が掛かる。けれど、僕には行く場所も・・・帰る場所もないんです。僕は・・・僕はどこに行けばいいんですか? 僕が死ねば・・・雨月《うげつ》様は救われますか?」


嗚咽を漏らしながら泣き崩れる小さな人間の子供を店主と男は黙って見つめていた。

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