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僕は捨てられた。けれど、僕は幸せだ。  作者: 小鳥遊 雪都
人間
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人間

いつの時代も人間は愚かで浅ましく、罪深な生き物だ。


人間は他を傷つけ、己を傷つけ、嘘を吐き、騙され、嘆き、妬み、怨み、呪い、堕ちて逝く・・・。


そして、挙げ句の果てには親が我が子を殺し、子が我が親を殺す・・・。


人間は弱く、脆い・・・。


人間は我々とは違う。


人間は我々を恐れる。


しかし、我々は人間を恐れない。


人間は死を恐れ、死と親しい我々を忌み嫌い、恐れて遠ざける・・・。


自分たちの方がよっぽど恐ろしいモノとは知らずに・・・。


人間とは一体、何だ?

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