わたしの永遠の故郷をさがして 第四部 第二百ニ十三回
********** **********
全出演者、および、作者より
作者
『お話の内容からは、逸脱してしまい
ますが…………
どうか、このたびの戦争、いますぐ、止めてください。
お願い申し上げます。
どうぞ、すぐに、止めて、くださ
い。あまりにも、無惨です。ほら、幸子さん。』
幸子さん
『え、はい。戦争、止めてください。はい、女王さま。』
ヘレナ女王
『はい。え、つまり、ただちに、すべての戦争行為を停止してください。非常に残念です。人類は、もっと、進歩していると考えていました。残念、残念。』
作者
『はい。みなさん、どうぞ。いっしょに。
全員
『戦争は、どうか、すぐ、止めてください❗ それから、なにが問題か、話し合いしてください。』
・・・・・・・・・・・・・・・
たいへん、失礼いたしました。
では、お話しに戻ります。
・・・・・・・・・・・・
「現在の地球の科学者たちの多くは、火星に豊かな大気、大きな海があったのは、30億年ほど前までだろうと考えている。実際に、そのように思われるんだから。しかし、火星にあった海はどこにいったのだろう。一部は、宇宙に散った。でも、かなりの部分が、地下に潜った。いや、隠されたと考えることが、可能だろうか。
実際に、最近になって、30%から99%の幅で、地殻内に取り込まれた可能性があると考えている科学者が現れている。もちろん、まだ、証拠が出揃ったわけではないけど。』
『すごく、幅広だね。』
正弘が言った。
『まあ、現状ではね。でも、これは、かなりびっくりだ。ただ、それで、火星に知的生物が進化していたという話にはならないだろう。微生物くらいは、いたかもしれない。くらいだ。当然、ぼくも、そう、思っていた。しかし、なんと、火星人と自称する連中が現れて、ついでに金星人も出てきた。しかも、地球ではまだ作れない、高度な宇宙船に乗ってだ。これが、困った。ありえないからね。オカルト科学ならいざ知らず、実際に出てきて、しかも、実力で、地球の支配に乗り出したときた。
これは、困ったことだ。証拠に合わない結果が、向こうからあらわれたんだ。
ぼくも、初めは、すべてが、でっち上げだと思ってみたが、それでは、この現実の説明がつかない。
説明が付かないなら、なにかが、間違っている。どこがちがったのか?』
『すっごく、低レベルね。洗脳された地球人なら、みな、とっくに知っているわ。当たり前にね。』
ヘレナがバカにしたように答えた。
『うん。でも、君たちは、都合のよいようにしか、教えない。それは、火星でやった間違いそのものだろ。どっちが、バカみたいなのかな。幸い、今までは、最高の存在は、ヘレナだけと言う前提だったが、それが、崩れた。われこそ、一番、てのが、何人もあらわれたんだ。なぜ? まず、それに、だれが、答えてくれるかな。女王は、誰か?』
・・・・・・・・・




