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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

超筋肉幼女

作者: いついち

大晦日ですね。今年もお疲れ様でした。

 「ふぇぇ…こわぁいよぉ…」


 平原に幼女。

 とても筋肉質な幼女。

 顔面と身長は確かに幼女。

 肉体が世界王者のアスリートよりバキバキな筋肉の幼女。

 そんな幼女が怯えている。

 なぜか…


 「GLUUUU…」


 威嚇の声をあげ幼女を取り囲むのは狼の体躯を一回り大きくし、より凶悪な姿にした七匹の生き物。

 便宜上、凶悪狼と呼ぶ。

 幼女は餌にされようとしている。


 「ふぇぇ…」


 「BAUUU!!!」


 幼女に飛びかかる一匹の凶悪狼!


『グチャァ…』


 肉が弾けたような生々しく嫌な音。

 あぁ幼女。

 弱肉強食の理に朽ちる幼女…

 否、弾けたのは凶悪狼。

 不用意に飛び掛かった一匹が幼女が放った右ストレートの餌食になり、ヒットした顔面が爆散したのだ。

 怖じ気づく凶悪狼。

 気付いたのだ凶悪狼は。

 この幼女がただの幼女ではないと。

 しかし余りにも遅かった。

 気付くなら幼女を見つけてからではなくては。


 「ふぇっ」


 掛け声と共に消える幼女。

 否、神速で凶悪狼達の背後に回り込んだのだ!


『パァン!』


 破裂音と共に一匹が胴体から爆散!

 凶悪狼達が音がした方に顔を向ける前に…


『パドッパゴリュ!』


 リズミカルに嫌な音が鳴り、四匹が葬られた。

 残る凶悪狼は一匹。

 一際大きな体と、メッシュのような一房の赤毛。

 どうやらリーダーのようだ。

 圧倒的強者への選択肢はただひとつ。

 腹をさらし服従のポーズ!


『ブビュュュュャ!』


 腹前で止まる幼女の拳。

 巻き起こる旋風!


 「わぁい!ワンワオ、ワンワオ!」


 阿修羅おも凌駕する圧倒的殺気が霧散し、幼女は愛らしい幼女に戻りペットが出来たことを喜んでいる

 。

 「でもきちゃない。キレイキレイして!」


 ワンワオはすぐさま体勢を変え、自らの体と、かつての部下達の血にまみれた幼女を清めるために、知っている清涼な水場に案内しだすのであった。


新年開けたかどうかは定かではないですが、おめでとうございます。

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