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其の参 親友のお兄様

 朔夜の兄について、雛子は詳しいことはあまりしらなかった。

 名前は「零夜れいや」、年齢は雛子たちより3歳上らしい

 朔夜曰く「世界で一番強くてカッコよくて素敵」らしいのだがあまりにも、朔夜の主観がまじりすぎていて、実際の人物像がイメージできないのだ。

 普段は穏やかな春の木漏れ日のような笑顔を浮かべている朔夜だったが、零夜と電話する朔夜の顔は……

 ……恋する少女の顔であった。

(この超絶ブラコン娘が)

 周囲をみると、電話している朔夜の笑顔を見て、悔しそうな顔をしている男子の姿が少なからずいた。

(罪な女ね、朔夜は……、それにしてもお兄さんってどんな人なんだろう?)

 兄の事をベタ褒めする朔夜であったが、零夜を合わせてもらったこともないし、写真も見せてもらったこともないのだ。

「雛子さん」

「へっ?」

 朔夜から話しかけられ、雛子は我にかえる。

「愛しのお兄様との電話は終わった?」

「それが……」

 朔夜はスマートフォンを雛子に手渡した。

「お兄様から、雛子さんにお話があるそうです」

「ほわい?」

 意味がわからず、雛子はただ反射的に朔夜が差し出したスマートフォンに手を伸ばした。


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