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序章
新たな物語の開幕
ふと気づくとそこは、荒廃した世界が広がっていた。見渡す限り砂漠が広がり、枯れ木が数個横たわっている。そこにはたくさんの人が何やら不気味な化け物との戦闘をしていた。
「全員撤退!撤退!」
誰かの叫び声と共に、一斉に戦いを切り上げ、後方へと逃げていく。
「XXX!早く逃げて!」
「えっ」
瞬間振り向くと化け物が目の前まで迫ってきていた。
「XXX!」
(あっ、死んだかも)
ピピピピッ ピピピピッ
「たつき!起きなさい!」
「ふうぇあ!?」
飛び起きるとそこにはいつもの天井。周りを見渡してもいつも通りの自室。
「あんた早くしないと遅刻するわよ!」
「えっ、もうそんな時間!?」
スマホの画面を見ると
7:30
「やばいやばい」
急いで朝の支度を済ませ家を出る。
「ごめ〜ん!」
「おいおせぇぞ!」
家の前にはもう友達が来ていた。
「ごめんて、りょうちゃん」
前野涼介。小学校からの幼馴染で近所に住んでいる。おんなじ学区内のため、毎朝一緒に登校している
肌を切り裂くような冷たい空気が、冬の訪れを感じさせる。
もうすでに、昨晩の夢は跡形もなく消えていた。
続く




