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隻眼のセリカ  作者: 高山
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間章1

西の国・前線基地東棟3階男子兵舎内にて━━


「━━おい聞いたか?今日もまた隻眼が戦果を上げたらしいぞ」


「俺達もうかうかしてられないな。たかだか14歳の子供に先を越されるなんて……」


「おいおい、やめておけよ。確かに子供だが階級は中尉。あれでも一応上官だ」


「中尉ねぇ……そういえば、少尉以上になれば小隊を任されるはずだが、あの子供はどの隊を指揮しているんだ?」


「それなんだがな、隻眼は隊を持っていないらしいんだ」


「何?じゃあ誰かの隊に所属しているのか?」


「ギリー大佐が率いている第3部隊に所属しているらしいが、隻眼は常に一人で行動しているらしい」


「はぁ?単独行動主義者ってやつか?」


「恐らくな。昔は隊を指揮していたらしいが……」


「へぇ……」


「だがその強さは折り紙付きだ。噂じゃサシでの実力はハリス中佐と張り合えるくらいらしいぞ」


「あの冷徹鬼教官のハリス中佐と!?信じられねぇな」


「一体いくつの時から戦場にいたんだろうな」


「さあ?俺達が士官学校でヒーヒー言ってた時からもう戦場にいたんじゃないか?」


「冗談だろ!それじゃ、あのガキは8〜9歳の時くらいから戦場で戦ってるってのか?」


「はっはっはっ!どうだろうな。でもまあ、それだけ強いなら有り得ない話では無いだろう」


「隻眼の少女……セリカ・ロードベルトねぇ……」


「天賦の才ってやつなのかねぇ。あぁヤダヤダ。神様ってのはとことん不平等がお好きらしい」


「だな。俺も何かしら才能が欲しかったよ……」


「俺達みたいな凡人は一生下っ端として頑張っていくしかねえよ。まっ、せいぜい死なないように頑張ろうぜ」


「そうだな」


「おっと、つい話し込んじまったな……そろそろブリーフィングの時間じゃないか?」


「今度の作戦は楽そうだよな。確か、どっかのお屋敷の警護だとか……」


「そうそう。なんでも大金持ちの屋敷だそうだ。全く、このご時世に金なんか持っててもしょうがないと思うけどな」


「そう言ってやるなよ。そういう裕福な層がいるおかげで俺達は飯を食っていけるんだから」


「それもそうか……さてと、それじゃあブリーフィングルームに向かうとするか━━」


こんにちは、高山です。


今年の冬はとても暖かい気がします。過ごしやすいですね。


さて、今回の話は間章になってます。次回は一週間後に上げられたらいいなと思ってます。


それでは。

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