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約束  作者: 榎 実
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8月6日②

午前中は写真を撮ったり準備の手伝いをして、昼過ぎに帰宅した。

1日ぶりに帰った離れには余所余所しさはもう全然ない。落ち着く匂いと、安心感に包まれた。

(不思議だな…つい一週間前にはここにはいなかったのに)

島の空気を吸う度、島のものを口にする度、自分が島に馴染んでいく気がした。馴染む程に、かつて島で過ごした時間と今が結びつくような、空白が埋められるような気がした。それはとても心地よかったが…。


(それは違うよな、わかってる)


そんなことで、空白は埋まらないし、あのことが消える訳でもない。


(向き合う、べきなのかな…)


考えなくてはいけない気がするのに、何も考えたくなくて、そのまま目を閉じた。


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