誤解
芋けんぴ内を走り回りコントロールルームらしきところにたどり着いた。
そこにはハンドルと一枚のパネルが壁に設置してあった。
よし、パネルには何て・・・
えっ?
ふぅ~。
マジか~。
ガンド・・・
ゴメン。
「おう、ここにおったんか」
「マチ・・・」
「安心しな。こいつは無事だよ」
ガンドはチョに担がれてやって来た。
意識は無いようだ。
まぁ、死んでなさそうだからいいか。
「目的地はちゃんと港だったろ」
「ならどうして、あんな不敵な笑みをしてたんだよ」
「そうか。あたしはいつもあんなもんだよ」
「マジかよ。紛らわしいんだよ」
「何がだ」
「絶対に違う場所に送られると思たんだよ」
「そうか、そりゃ悪かったな」
「マチ ドンマイ」
「そうだね。まぁ安心しな」
「そうさせてもらうよ。着くのは明日なんだろ」
「そうだ。しっかり体休めな」
「そうさせてもらうよ」
俺はガンドと二人部屋を用意され、気絶しているガンドと共に体を休めた。
マジであの女オーク許さねぇ~。
顔変えろよマジで。
無駄な努力させやがって。
ふざけんなよ。
俺にもっと力があれば。
まぁ、特に何もしないけどな。
はぁ~。
港に着けることが決まって良かった。




