疲労
出発してから三日目俺たちは・・・
意識が朦朧としていた。
隣の国はとっくに抜けたけどかなり疲労で死ぬそうだ。
ガンドに教えてもらった馬車の扱いはすぐに覚えることが出来た。
思ったより簡単だったことが意外だった。
もしかしたら俺才能があるだけなのかもしれないがな。
はぁ~。
流石に疲れた。
後四日近くこの生活したら絶対に死ぬ。
一度どこかで休むしかない。
後ろでガンドが寝てるけど。
流石に疲れは取れないだろ。
まぁ、俺の疲れが取れないだけだけどね。
温室育ちの俺のはきついぜ。
一人で黙々と運転しながらこんな事考えてるのつれ~。
小さい時親が高速道路夜中走らせてる時こんな気分だったのかな。
まぁ、今朝だけど。
はぁ~。
この道に宿泊施設ないかなぁ~。
でも、俺金ないぞ。
黒パン買いすぎたな。
まぁ、そのおかげで食料は確保しきってるけどさ。
どうすればいいんだ。
ガンドにいくらあるか聞いとけばよかった。
絶対あいつの事から金は持ってるはずなんだよな。
てか、あの爺から金をふんだくればよかった。
どうして、水とかお守りしか貰わなかったんだろ。
俺も優しくなっちまったな。
ハハハ。
「あぁ~、ねむ」
遂に声まで出たか。
末期だな。
流石に寝ないと辛い。
でも、交代するには後二時間走らせたいとな。
四時間も走らせたんだから別にいいじゃん。
はぁ~、寝たい。
俺も六時間寝てけどさ。
もっと寝たいじゃん。
疲れた~。
ふざけんなよ。
別に怒ってるわけじゃないけどさ。
夜は大体ガンドが運転してくれてるけどさ。
でもさ~。
疲れたもんは疲れたんだよ。
一日の半分寝てるけどさ~。
疲れ取れね~んだよ。
馬車めっちゃ揺れるし。
寝れる十二時間の内寝てるの六時間くらいだよ。
きついよ。
てか、ちゃんとした飯が食いたい。
そう言えば船乗るのに金いるんじゃね。
どうしよう。
金ないんだけど。
まぁ~、どうにかなるか。
マジで疲れた。
てか、疲れたしか言ってない気がする。
まぁ言ってすらないけど。
はぁ~。
疲れた。
眠い。
魔法使っての覚醒はしたくないし。
寝たい。
寝たい。
寝たい。
はぁ~。
マジで寝たい。




