旅立ち
翌朝俺たちは金もないが黒パンと大量に購入した。
あぁ、しっかりブラウンシェイクのお代は支払ったぞ。
そして、運よくディアブロと会うことなく街から出ることが叶った。
そして、村に行ったのだ。
「じゃあ村長そういう事ですので」
「じゃあ爺よろしく」
「いいじゃろ。それなら貯蓄してる食料に『ヒール』かけて行け。あと三か月だ」
「おっ、一ヵ月も猶予あるじゃん。優し~」
「お主今凄いバカなこと言ったの分かっとるのか」
どういう事だ。
何か変な事言ったか。
う~ん。
あっ。
帰る分の計算してない。
てか、ほぼ無理じゃん。
どうするんだよ。
「計算ミスっただけだ。まぁ気合でどうにかなるだろ」
「そうか、じゃあ頑張って来るんじゃぞ」
「おぉ」
「ではよろしくお願いします。こっちの都合ですいません」
「いいんじゃよ。あやつがあそこまでこだわるのには理由があるんじゃろ」
「そうですね」
「楽しんで来い」
「そうさせていただきます」
「おい、さっさと行くぞ」
「おう」
何か。
一般的な上下関係だな。
まぁゲームとかのだけど。
険悪にならなかっただけましか。
はぁ~。
ほぼ休憩なしで良く行かないか。
でか、ギルド優しいな。
まさか理由を言えば馬車を貸してくれるなんて。
どうやって経営成り立たせてるんだろ。
俺には関係ないか。
「ガンドじゃあ頼んだ」
「おう任せろ」
「出来るだけ休まずに行くぞ」
「それなら交代してくれよ」
「それなら俺に教えろ」
「分かった。隣で見とけ」
「あいよ」
こうして俺たちは魔法研究をしている街。
【ナイン】に向かう事になった。
ギルドに聞けば化学都市らしい。
どうなるか、楽しみだぜ。




