仲間を手に入れる方法?
起きてから俺はすぐに部屋から飛び出した。
結構早めに起きたから簡単なクエストがあるに違いない。
それを確保して、新人でパーティー組むしかねぇ~。
この世界ではヒーラー初心者だが、前世を合わせれば超玄人だからすぐに実力を理解されるはずだ。
でも、昨日寝に行くときも思ったけど寝室から受付まで遠すぎぃ~
「ここをまがれば・・・」
受付には大量の人があふれ返っていた。
「マジかよ・・・」
目の前には多種多様な種族、職業がいる。
さらに、服装から見た感じそこそこ出来る人たちが多そうだ。
やっぱりネトゲやってたから俺見る目あるんだよなぁ~。
よし、こうなったら仕方がない。
俺を売り込むしかないな。
「ヒーラー必要な方々いませんか~。ヒールの性能はおすみ付きですよ~」
その言葉に多くの冒険者が俺の事を見た。
だが、すぐに誰も俺の事を見なくなってしまった。
何でだよ。
弱そうだからか。
あ゛ぁ゛。
ふざっけんなよ。
そう思い外を睨むと自分の姿が映っていた。
なるほど。
全て理解した。
俺が着ているのは半袖白Tに短パンだ。
つまり、俺の姿を見て変わった服装の上に戦いに向いていなそうな体付き。
これだけ揃っていれば、無視もするだろう。
仕方がない、装備を買いに行くか。
まさか、ギルドの宿泊が三日で銅貨十枚だとは思わなかった。
二人はかなり優しい事が分かった。
もしかしたら、俺の事を仲間にしたかったが渋々仕事の都合上無理だったからこんなにもお金をくれたに違いない。
可愛いやつらめ。
まぁ、二人の方が大人びてるけどな。
「銀貨あれば一通り買えるだろ。よし、行くぜぇぇぇぇぇぇぇ」
俺の発狂でまた全員がこっちを見た。
俺もなかなかやるな。