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2-2-03 月の修復…チラリも有るよ 21/9/13

20210913 加筆修正

6890文字 → 7578文字







 俺達はこの10日間、ほんとうに忙しかった。


 目論見では、セバスチャンに頼んで増産体制に入ったオートワーカーなどの道具が揃うまで、少しはゆっくり出来るかな~なんて思っていたのだが、それが間違いの始まりだった。

 俺は、急いで木星に取って返し、反物質燃料ステーションでラーフの現地改修の打ち合わせを行った。

 その結果シャシ姫の意向では、全部まかせるから俺達の好きなように弄って良いとぶん投げられてしまったのだった。

 先日、プレアデス・アークⅠ世のメンテナンスの様子を視察して、その手際の良さを絶賛された。

 今からどんな船に仕上がるかが楽しみだと、ハードルを爆上げされてしまった。

 兎に角早々に動くしか無い、ラーフ・コアのオーバーホールとバージョンアップに2日をかけ、船体の改修はハコにバトンを渡すことにした。

 改修内容は、事前にアルキオネとタイゲタとで練っていた改修案を採用することにした。

 俺のスタイルとして追加した指示は、防御は厚く武装は極力隠蔽して置く、そしていざとなったら風呂敷をバッと広げて有無を言わさずに黙らせる、というコンセプトに基づいて仕上げる事にした。

 それらの情報をハコに開示した処、これまでシスターズの各艦で培ったアレコレが役に立つだろうと黒く黒くほくそ笑んでいた。

 あの黒い笑みからは何も読み取れなかったけれど、きっと出来上がった船はとんでもない化け物になるんじゃないかと背筋が冷えたんだが、俺は目を瞑る事にしたのだった。

 取り敢えず此の後、最終調整に掛かるまでの15日くらいは時間が取れるだろう。

 なんとか夏休み中に仕上げたいな。


 俺は、反物質燃料ステーションでの諸々をハコにぶん投げて、今回はメローペを連れて行くことにした。

 なんと言っても、マペットマスターとしてオートワーカーを使わせたらメローペの右に出るシスターズは居ない。

 タイゲタは、グラビティープローブによる重力ネットのコントロールで忙しいだろうし、アルキオネはルナベースの建造に余念がない。

 マイアには、情報収集と今作戦の一部始終の隠蔽をお願いしてある。

 そして、エレクトラとアステローペには隠密行動でケレスに物資の受け取りに行ってもらっている。

 まだケレスの存在をさらけだす訳には行かないので、シャシ姫達にも秘密だ。

 なので、現在のこの物量が当たり前なんだと思わせておくことにした。

 ケラエノは、地上での各国の対応に残し、ヒュアデスにはアメリカを通して世界の軍事バランスを監視してもらっている。

 ちなみに、どうしてこの忙しい時にハコが木星に張り付いているのかというと、その理由はハコの未だ成長中のメインコアに、木星の資源を吸い上げているからだ。

 予定では空間拡張が済んでから木星に来るはずだったところ、2年ほど繰り上げて木星での艦内艤装などの追い上げ作業を行っている。

 反物質燃料ステーションは、繰り上げられたハコの活動を補助するためのサポートユニットにもなっているらしいのだ、いくつ転ばぬ先の杖を用意しているのやら……。

 結局、準備が整い再び月へ集合するまで随分と時間がかかってしまったのだった。




 2003年8月28日 新月の夜、夏休み終了まで残りあと3日


 ルナベースのフレームと中枢制御区画とそれを守る中央郭部分が完成し、月の重力ネットワークをそっくり置き換える基礎部分は出来あがった。

 あとは一気にコア達を吸い上げて、空いたスペースにルナベースを据えて固定してしまえばいいんだけれども出来るだけ月の重力場バランスを刺激したくは無い。

 月の崩壊を防いでいるコア達によるネットワークからどんな反応があるかは、未知数である。


「それじゃ始めよう、皆んな準備はいいかな? まずグラビティープローブの放出を開始して」


《《了解、放出開始します》こちらも開始します》


 エレクトラとアステローペの船からは、続々とプローブが放出されていく。


《プローブのコントロールを開始する。光学迷彩順調に稼働中。プローブ、定位置に移動中》


 放出されたプローブは、ある程度船から離れるとタイゲタのコントロールにより指定の座標まで移動してゆくようだ。

 この時点で光学迷彩により肉眼では見えなくなっている。


[さあマスター、私達も行きましょう。月面での護衛は、このメローペにお任せですよ]


 バトルスタイルになったメローペが護衛10機のワーカー達と、これから会見する月の可動コアのトップまでの道をつくるためのオートワーカー達を従えて俺の事を待っている。

 メローペは、護衛をしながらワーカー達をコントロールして状況に対応するつもりの様だ、頼もしいな。


《グラビティープローブ、所定の位置への配置が終了致しました》


《プローブ間のエネルギーライン、順調に既定値に到達、誤差修正、完了しました》


[全システム準備完了。マスター、何時でもいけます]


「重力ネット展開と同時に月面の掘削を開始する。出来るだけルナクオーツは回収すること、では月の修復作戦を開始する。重力ネット展開! 掘削開始!」


《グラビティプローブ、パワーオンライン、重力場…ネット状に形成されます。想定ニュートンに到達しました。掘削を開始して下さい》 


[オートワーカー全機、状況スタート! まずは、クレーターの掃除を開始するよ~。バキューム隊は細かい土砂の回収を開始して~。一緒に埋まってるコアには、傷をつけないでね~。残りは、ターゲットまでトンネルを掘るよ~]


 目標の埋まっているクレーターに降り立った俺達の周りで、オートワーカー達が一斉に動き出した。


[流石にここからでは、まだマスターの声も届かないみたいですね。マスターは、月のコア・ネットワークに呼びかけ続けててね、そのうち何かリアクションが有るでしょう]


「了解、ターゲットは割と浅い所に埋まってるみたいだけどね、それでも120kmは下かな?」


『あんた達、気を抜かないでよね。何が起こるか分かってないんだからね……。月ってね割と地下空洞みたいなのが多いのよ、深さ50mや100mの空洞はそこら中にポコポコ有るみたいよ、広さも50kmくらいのもざらに有るみたいだから地下都市を広げるときは使えるかもね。今あんた達のいるクレーターの広さはおよそ60km、観測できてる最深部は850km、ターゲットのコアはおよそ地表から120km下ね。昴の言う通りの場所まで先は長いわよ、頑張ってね。それにしてもよ、月に大気がないと言ってもどんなスピードで打ち込んだのかしら? この深さは、チョットした亜光速弾並だった筈よ、普通なら月は砕け散っているんだけど、コア其の物の質量は大したこと無いから喰い込んで弾ける前に力場で包んだのかしら……』


[表層の堆積層の除去がほぼ完了しました。殆どが砂状のルナクオーツですから全て回収しています。早いですね~もう深度50kmに到達しました。この時点でコアはまだ一つも出てきていません] 


『最初のはそろそろの筈よ、用心して……』


《クレーター内の重力場に異常発生! ランダムに上向きのベクトルに変化しています》


 周りを見ると、ワーカー達が宇宙に打ち上げられて行きます。

 丁度、間欠泉の様に見えない力で次々と……。


「メローペ、君の船付いて来てるよね? アレの抗性力場発生させられない?」


[そうゆうの得意ですよ私。近接戦闘、特に肉弾戦用にイナーシャルキャンセラーと斥力場シールドは特盛で装備しましたから~]


「肉弾戦てね~君、宇宙船でしょ」


《マスター……》


「なんだい? アルキオネ」


《メローペの言っていることは、満更嘘ではありません。あの娘の船は、人型に変形しますので……》


「…なっ…何だって……?」




 ◆




 何じゃこりゃ~。


[ア~ハハハハハ~、無駄無駄無駄無駄無駄~~]


 エ~現在、メローペの宇宙船が無双しております。

 俺は、唖然としながら眺めてるんですけどね・・。

 おまえ、いやに楽しそうだな、オイッ!

 少し時間を巻き戻しましょう。


 


《マスター……》


「なんだい? アルキオネ」


《メローペの言っていることは、満更嘘ではありません。あの娘の船は、人型に変形しますので……》


「…なっ…何だって……?」って、聞き返しているそばで、メローペが何かポーズを決めています。


[バトルシップ・メローペ、トランスフォームなのです!] …ズビシッ!……


 メローペの掛け声とともに、俺達の上空にまで下りてきた宇宙船が変形を開始しました。

 何か周りに吹き出しながら回ってますね……あれは、チャフみたいですが一応変形時の攻撃に対策はしているみたいですね。

 今は迷惑以外の何物にもなってませんね、ホント……。

 それにしても変形と言っていたのでガチャンガチャンと機械的な変形をするのかと思っていたら、なんと有機的にメタモルフォーゼしていくじゃ~ないですか。

 そして、完成したのが……100mオーバーのデッカいメイドさんですか……メイド服もリボンヒラヒラですよ、ありがとうございます。

 どうもケレスの防衛機構に使用されていた流体金属を参考にしたようです。

 船とは思えないようなリアルな造形の巨大メイドのメローペが完成して、キメポーズを決めてしまいました。


「メローペ……メイドさんで戦うのか?」


[当然です。メイド服は私達の戦闘服なのですよ。華麗に戦うメイドさんなのです! そして巨大化は、ロマンなのですよ♪]


 巨大ロボットはロマンだが、巨大化したら怪獣だろうと思うのは俺だけだろうか?

 駄目だ、こいつはドウニカしないと……。

 バトルシップ・メローペは、変形というより変身を完了すると、周囲に発現している重力変異現象に向けてピンポイントの抗生力場をぶつけて相殺し始めました。

 その動きはとても滑らかで、宇宙船が変身した姿にはとても見えません。

 華麗に舞い踊る様に動き回るあの霞んで見える手足は、相当の質量と加速度のはずですが良く千切れずに制御出来ていると感心させられます。

 宙返りやバク転、回し蹴りや正拳の連打、チラチラと見えるスカートの中まで忠実に再現されていて、ホント無駄に芸が細かいな、ついつい視線が上に向いちまうじゃないか、オイッ!

 マイアから送られてくる観測情報を映像化すると……大きなすり鉢の底で大立ち回りしてモグラ叩きをするメイドさん……って、絵面が酷いなこれ。

 メローペは、とても楽しそうだが……。

 バトルシップ・メローペの狂宴を他所に、穴掘りワークス達は仕事を再開していた。

 上空に打ち上げられたワークス達は、エレクトラとアステローペが回収してメンテナンス後に戦線に復帰させています。

 そして、それからも色々な手段で呼びかけながら待つこと2時間余り。


『昴、そろそろターゲットが露出するから気をつけて!』


「了解、光ってるね……」 


 もうクレーターとは呼べない深さ、光も差さない縦坑の底、中央部に仄かに光っているコアの先端が見えてますよ。

 ここまで掘り進んで回収できたコアは、わずか100個にも満たない数である。

 残りの殆どのコアを目の前に露出してきた大型コアが背に隠している状態でしょうか……。

 

「母さん、これまで呼びかけには答えてくれてないけど、ターゲットへ直接接触してコンタクトをとってみるからね」


『くれぐれも慎重に、イザと言う時はマスター権限で強制的に機能を停止させなさい。 重力場が止まっても大丈夫なように対策してきたんだから遠慮はいらないわ』


「了解、みんなもフォローをよろしくね」


[《《《《《はい》》分かりました》ラジャー》了解》お任せあれ~、アハハハハハ~]


 さあ、御対面と行きますか。

 何か光り方からして威嚇されてるみたいなんだけど、どうにかなるでしょう。

 ウ~ン、コアの上部3mほどが露出した状態になりました。

 全体像は35mの当時最大級のコアになりますね、何を動かしていたものやら。

 取り敢えずオーソドックスに触診からでしょうか?


「さあ、痛くしないよ~。怖くないからね~」 …ピトッ……バシッ!!……

 痛っ~~……触れた右手を弾かれました。

 あまりゆっくりもしていられません、ここは指輪で強制介入しちゃいましょう。

 左手を翳すとウンサンギガ頭首の指輪が点滅して、眼前にコアの操作パネルが空間投影されました。

 パネルを操作してコマンドを入力します。


「運斬技牙マスターリングの頭首権限発動! オールパスクリア~、リンクスタート!」


《マスターリング、承認サレマシタ、全情報ラインオープンカイシシマス》


 真空で有る筈の月面に、機械音声が響きました。




 コアとの接続と同時に、おれの意識は小さな郵便局の受付カウンターの様な空間に居た。

 カウンターの向こう側には、黒曜石にも見える黒い脊柱、モノリスが立っている。

 その後ろには、36個の宝石が控えるようにこちらを伺っているのが分かる。


[ここに人が訪れる事は、ついぞ無いと思っていました。我らがここに打ち捨てられて以来接触を試みる者も居なかったと記録していますが……。あなたは、我らにどういった御用でしょうか?]


「まずは名乗らせてもらうね、俺は天河昴、現在のウンサンギガ一族の頭首、49代目を継いだ若輩者(じゃくはい)だよ。君達を回収して俺に協力を御願いするために来た……って言うのは建前で、ここは地球の衛星で月と言われてる衛星なんだけど、どう見ても崩壊一歩手前にしか見えないんだよね。そもそもバクーンが君達をここに投棄したことが原因なんだけどね、こんな事になっている理由はね……」


[ええ、その認識で間違いは無いでしょう。我々が意識を失っている内に、誰かがどこだか分からないこんな何も無い所に放り出して行ったのです。そうですか~……バクーンの仕業でしたか……、御親切に教えて頂いて感謝いたします。しかし、我々がここを離れたら僅かばかり残された力で支えているこの星が壊れてしまうのではないでしょうか?]


「うん、その心配には及ばないよ。今この星は、俺たちが構築した重力場のネットで覆われているんだ。今、君達が力を抜いても星は壊れたりしないさ。外との情報ラインが開いているから外の様子も確認できるんじゃないかな?」


 俺の言葉を聞いたからなのか、床全てが外の様子を映し出し始めた。

 どうやらモグラ叩きは終了となったようだな、控えていたワーカー達も作業を再開したのが伺える。

 そしてルナベースの基底部が上空に見えている。


[あの巨大な建造物はなんですか?]


「あれは、君達が抜けた後この星を支える基地になる予定だよ。この規模だとかなり大きな地下都市になる予定だね」


[そうですか……、そこまで用意出来ているのですね。詳しい話も聞きたいところですが若様が直接お出でになっている事を考えますれば、相当お急ぎのご様子ですし、我々はサッサと回収して頂きましょう。後でバクーンを吊るし上げる時にはお手を煩わせるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします]


「うんうん、分かってる。この作業を開始した時から、バクーンには然るべき罰則を課しているからね、それを見て笑ってやってヨ!」


[ホホホ、それは楽しみです。はあ~これで長きに亘る牢獄から解放されるのですね……]


「ところで君がここでの代表者と受け取って良いんだよね? 説明したあとで悪いんだけど確認させてくれるかな?」


[これは御挨拶が遅れまして申し訳ありませんでした。私がここの中枢コントロールを務めさせて頂いております。名はありませんが、かつては銀河連合の中央コロニーでセントラルコアを務めさせて頂いておりました、通称セントラルです]


「へー、コロニーの管理してたんだ~……。これは、凄い助っ人が現れたかも……。それじゃ順次回収するからね、しばらく大人しく待っててくれるかな?」


[何時間でもお待ちいたしましょう、明けない夜はもう来ないのですから……]


「大丈夫、あと数時間の辛抱さ。ここから出たらもうのんびりとは、あ~させられないかもしれないけどね」


 こうして割と呆気なく交渉は進み、コア達は順次回収されることとなった。

 ゾクゾクと掘り出されてゆくコア達、一時的にルナベースの中に回収されたコア達は、人知れずケレスでメンテを受ける手筈となっている。

 どちらかと言えば、コア達の空いた穴にルナベースを据えた後の方が問題だろう。

 誰が管理すんの、こんな巨大施設……俺は嫌だぞ。

 絶対にゴタゴタが付いてくるのが分かりきってるもんね……。

 エッ、俺達が作ったんだから俺の……イヤイヤイヤイヤ……。

 チョッと待とうか、ここまでヤッたんだから確かに権利は主張できるだろうけども……、何だって……アメリカか国連に売りつけるって、代価に太陽系の自由開発を認めさせる……ウ~ン、そんな話に奴らが乗るかな~。

 この話は、しばらく後に世界の話題を掻っ攫い、スクープとなって荒れ狂う事となるんだけど、詳しくはその時までとっておこう。



 セントラル達に現状の理解を促がし当面の協力を取り付け、この更に下に埋まっている生き残りのコアを回収して、月の修復作業を開始する。

 月の修復にはかなりの時間を掛けて取り組む事になりそうだ。

 アルキオネと共に下りてきたルナベースは、掘り返した縦坑の深さ350km地点に腰を据える事になり、月の崩壊を支えながら深いところに喰い込んだコアの回収を今後も継続する事になった。

 ルナベースの専任が決まるまでしばらくは、アルキオネが指揮してこの後のルナベースの建設とコアの回収を継続する。


 現状のルナベースは、月を支える為の力場コントローラーと間に合わせの簡易ジェネレーターしか装備していない、言ってみれば張りぼてだ。

 強度はあるが骨組みが剥き出しで此れではベースの名の通り基礎むき出しである。

 早く気密区画を設置して基地としての体裁を整えて、月でゆっくりしたいと思うのはおれだけでは無かったようで、気の早い連中・キャプテン他の事情を知る宇宙関係者からいつ頃に成れば、月で暮らせるようになるのかと矢の催促が来る始末。

 オマエラは、少し落ち着け!

 そのうち馬車馬のように扱き使ってやるからな覚えてろよ。

 そんな言葉を叩きつけたら嫌がるどころか喜び勇んで駆けつけて来そうな未来しか想像できないのは、俺の気のせいだろうか……。



 こうしてバクーンの暴露から始まった月崩壊の騒動は、夏休み最終日を残して終息へと向かう事となった。

 俺の夏休みを返せと怒鳴りたいところだが、銀河たちから言わせると得難い経験が沢山出来た凄い夏休みになるらしい。

 物は言いようだと感心するばかりだ、君たち人間が出来てるね。

 そこでニマニマと俺達のやり取りを眺めていた母さんが言うには、月に独立国家でも作ってたくさん嫁を貰って早く孫の顔を見せて欲しいとか……。

 可笑しな事を銀河達に吹き込まないでほしいな。

 ……みっ、みんな、そんな話を真に受けちゃ駄目だ!

 俺をそんな目で見るんじゃない、そんなプレッシャーを掛けても独立なんでしないからな……。






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