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第4期 エピローグ

1165文字







 結婚披露宴では嫌な奴に絡まれもしたが、ウンサンギガ帝国の建国は成り、俺も所帯を持つに至った。

 これで晴れて、一国一城、いやいや一国一星(いっこくいちじょう)の主となったわけであるが心配事は後を絶たない。


 披露宴の招待客を無事に返した後、俺達はシン・ニビルに新居を移した。

 この後一休みしたら、ハコに乗ってハネムーンに旅立つ予定である。


 ま~早い話が身に迫る現実から逃げ出すのだ。

 建国早々だから余計に周りが煩いと言うのも有るだろう。

 自分で仕出かしたことだが、物凄いことになっている。

 煩わしい事は、ハコ達管制AIが処理してくれるとは言え、本当に重要な決定事項には俺が決済することに変わりがないわけですよ。


 既に気の早い移住希望者からの移住申請や関係各所から問い合わせが殺到している。

 居住区の区割りや退屈しないような仕事の割り振り等にセントラルγ(ガンマ)が大忙しで励んでいる。

 事前に声を掛けていた御老人に障害者や孤児など、一気に人口が増えている。

 最初はバクーンも月からこっちに引っ越して来たかったらしいが、シン・ニビルの管制AIが月と同じセントラルと聞いて、今はどっちにするか迷っているみたいだ。

 おやっさんやシゲさん達技術者達は、当然のようにこっちに移ってきた。

 村の人間はおよそ半分が残り、もう地球ではやることがないっていう人間だけが移ってきている。

 ある意味で何時でも移住出来る人達なのでそんなに慌てることもないだろう。


 シャシ、ラクシュ、リリアナの正式な輿入れに伴って、それぞれの種族からの移住者も多数引っ越してきている。

 住環境に不足は無いはずだし、引っ越しが落ち着く頃に俺達も帰って来ればいいだろう。

 一寸の間、帝国とシン・ニビルの事を父さん母さんに任せて、俺達はここを逃げ出す気満々である。

 親連れてハネムーンも無いだろうし、母さんは既に8ヶ月を過ぎている。

 後1・2ヶ月で兄弟も生まれて来るのだ。

 俺達は、それまでには帰って来なければならない。

 なんせ出産は、ハコの中に嫁達が整備した聖地でする予定だからである。


 それにしても、およそ4・50日はユックリとしたいものである。

 な~んて思いながらみんなで行き先を決めていた。




「みんな~、どっか行きたい所は有るか~?」


「昴に任せるよ」 <銀河


「一緒なら何処でもいいよ~」 <双葉


「旦那に一任!」 <裕美


「信頼していますから……」 <聖


「お任せします」 <ラクシュ


「楽しければ何処でも構わぬぞ」 <シャシ


「私達は共について行くだけだ」 <ジェニー


「ケセランパサラン」 <リリアナ


[では、最大限の遠距離ジャンプを希望いたします] <ハコ


 行き先の目標も何も無しかよ……。

 それじゃ~とりあえず、気の向くままに長距離ジャンプで跳んでみようか。

 後は、寄り道しながら帰ってくるってことで・・・。





 この後の昴達の消息を知るものは、…まだいない…。





しばらく休載します。

他を埋めて来ますね!

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