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転生魂シリーズ

自殺した学校のイジラレ役はもう一回自分の人生を始めて無双しまくる。

作者: ミトシマ

この八広さんの魂が転生しまくるきっかけになった原因が書かれたものです。

ここで死んでから世界が分岐していきます。

俺は八広青砥(やひろあおと)。情けない高校1年生。中学校で壮絶ないじめにあったことがある。しかしそれでも頑張って登校し続け、高校でいじめられないことを願いながら志望校である立石高校を受験。合格できた。

しかし、その高校でもいじめに遭った。高校で入った部活でその部活の顧問である先生に暴言を吐かれ、さらにそれに加担するかのようにほかの生徒数名も俺のことをいじめ始め、最終的にはこの部活動に入っているメンバー全員から暴言を吐かれた。そしてそのいじめに耐え切れずに今、自分の住んでるマンションの屋上(地上18階、高さにして約50ⅿ)から飛び降り自殺を図っている。自分の部屋に遺書も残してきた。

 さぁ、飛び降りるぞ!今まで皆さん、そして俺の命!今日までありがとう!サヨナラ…俺の人生…


青砥(あおと)は勢いよく飛び降りた。


 その後日、当人は遺体となって発見されたそうだ。


 目を覚ますと、病室の天井が見えた。

あぁ、自殺に失敗したのか…と思って手を見てみると、赤ちゃんサイズになっているではないか!

!?!?!?!?

いったいどうなっているんだ!?

おまけに誰かに抱かれている?

いったい誰に抱かれているのかと思って上を見てみると、母の若き日の顔が見えた。

!?これ自分のお母さんじゃん!ん?待てよ…これまさか…

自分の人生のやり直し!?ということは…    

これって、逆行転生!?

でもやり直しってことは…これから起こることすべてわかるってことじゃん!

すげー!やったぜ!人生イージーモードだ!ひゃっほうぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・

こうして、俺の人生はコンティニューされ、第二の人生ガチが始まった。

 あれから数年後・・・

 小学校に入学して5年、俺はごくごく普通のふるまいをすることによって、小学校で起きたいじめを回避することに成功した。まぁ、中学校であったいじめも小学校のやつが尾を引いて起きたやつなんだけど。ま、そんなこんなで無難なスクールライフを送っている。

 さらに2年後・・・

 中学校で合流してきたほかの小学校の生徒がいじめ出すのを防ぐため、俺は某超難関校を受験、見事合格した。といっても、記憶は死んだ当時そのまま(いじめられたことは除く)だから、受験問題がものすごく簡単だっただけなんだけど。

 ただ、ここで予想外の問題が起きてしまう。それは、頭が良すぎるために成績が下のやつから妬まれ、LINEのクラスグループで悪口を言われ始めたのである!

 まじか・・・予想外すぎて頭がついていけないよぉ・・・

というのは大嘘で、すぐに先生に相談、そいつらはすぐその中学校から追放された。

・・・

あいつら、どこ行くんだろ。

 淡々とした生活を送っていると、もう中学2年の2月になっていた。

これは・・・やばい。もう今から勉強を始めないと志望している某超難関校に入れないではないか!

慌てて今までの総復習を始める。今までそういう中学校にいたせいか、頭の処理速度が以前(前の人生)の数倍(大体3~4倍くらい)に上がっているではないか!

いや~こんなメリットがあるとは、まったくもって知らなかった。こんな形で周りの人からの刺激を受けるとは、ウレシイ予想外の事態である。

そこから1年後、俺は都立の難関校を受験、合格した。まぁ、高校1年生だったか(ry

しかし、その無双ターンが高校在学中の時に終わってしまうかもしれないという危機が到来した。

 それはもちろんだ。何せ、高校1年で自殺してるからね。ここ以降の記憶は一切ないんだもの。仕方ない。

と、あきらめてはいけない。前よりも超がつくほどの充実した生活を送っているんだもの。ここであきらめてしまったら、その時点で即、エリート街道からそれてしまうからね。いや~怖い、怖い。

 そんな感じで不安げに思っていた俺だが、中学校からずっと続いている無双ターンは留まるところを知らず、そのまま高校でも持続することになる。マジか!


 高校2年のある日、彼女ができた。その子、どうやら前の中学でも一緒だったみたいで、その時からずっと俺に好意を寄せてたみたい。「成績優秀なあなたに惚れて、どうしようかと迷ってたら高校受験する年になってて、本当はほかのところを受験しようと思っていたんですけど、やっぱりあきらめきれなくて、慌てて猛勉強してあなたの後をついてきました」だって。マジかわいい。

かわいいよ、俺の彼女。なんてセリフも言える立場になったんだねぇ。あぁ、俺、無双しまくってる!今が絶頂じゃー!わーい!

しかし、その無双ターンもいよいよ大学の時に終わることとなる。

 それは、大学のテストの時だった。

あ、ちなみに大学は東京大学を受験して合格したよー!だって、俺は頭い(ry

ということで、東京大学(以下東大と呼称)にて、2回生になった俺は彼女とともにキャンパスライフを満喫していた。

 ただ、その次に訪れたテストで赤点を取ってしまい、彼女に見限られてしまったのだ。

あぁ、自殺しようかな・・・って、何人生オワタ\(^o^)/みたいになってんだよ!無双しまくるんじゃなかったのか!俺!

こうして大学のテストで心を入れ替えなおした俺は本気で勉強した・・・!

 そして2年後、見事就職に成功。悠々自適とまでとはいかないものの、一人暮らしを満喫している。

 そして数十年経ち、俺は仕事から引退し、終活とやらを始めた。そう、この前の人生(高1で自殺したあれ)とは違い、結婚し、子供も生まれた俺だが、1か月前にがん(ステージ4)であることが発覚。こうして人生最後の仕事をしていた。


 そんな男のとある人生は、この一つ前の文章が書かれた後の一か月後に終わりを迎えた。

 さて、次は誰にしようかな・・・

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