ロリコンのデート、再び
リルカちゃんのネコミミパーカーって?
リルカ「灰色のもふもふパーカーだよ!フードにネコミミと猫の顔、専用のふわもこハイソックス付きだよ!かわいいでしょ?」
篠町家のあたしの部屋。
あたしは趣味のコスプレをしている。
今日はスク水にニーソックスのコスプレだ。
「このコスプレ、フェチな男の子ならみんな釘付けだね」
あたしはにんまりする。そして、その姿でエリオの部屋に向かう。
「エ〜リオ♡」
「うわっ!なに?お姉ちゃん」
スマホをいじっているエリオは振り向く。
「…というか、そろそろ冬なのにそのコスプレ?」
「ねえねえ、あたしだけを見てよ…」
あたしは両腕を上げ、セクシーな腋を見せびらかす。
「……………」
「あたしのふとももすりすりしていいんだよ?」
「僕、友達から誘われたので外出します」
あたしのスク水姿に目もくれず出かけるエリオ。
「なによもう!セクシーなあたしに見とれないで!」
あたしは頭に来る。
一旦部屋に戻り、私服に着替える。
水色の長袖の服に白くて丈の長い上着、ショートパンツに白ニーソだ。
「怪しい…エリオの友達…」
あたしも外出し、エリオを尾行する。
エリオは駅前で待ち合わせをしてるようだ。
「エリオきゅ〜ん♡」
あ、このロリな声は…
「ルララちゃん!」
やっぱり露莉宮ルララちゃんだ!小学3年生の、ふんわりぷりてぃーな幼女だ。
「えへ♡待った?」
「僕も来たばかりですよ!」
ルララちゃんの笑みに、キュンキュン状態のエリオ。
あたしはスマホを取り出し、電話をかける。
『雪乃だけど』
「ねえねえ雪乃!すぐ駅前に来てよ!面白いものが見られるよ!」
『何よ、面白いものって…まあ、今から行くわ』
それから数分して、雪乃が来る。
「何よ?」
「アレを見て」
あたしはエリオとルララちゃんの方向に指を指す。
「エリオくんにルララちゃんじゃない」
「これからあのロリコンがいちゃいちゃするんだよ」
あたしと雪乃は隠れながら様子を見る。
「ねえねえ!あたし、めるてぃに行きたいの!」
(お姉ちゃん…今日はバイト休みの日だよね…それなら大丈夫かな…)
エリオは冷静に考え、決心した。
「はい!行きましょう!ルララちゃん!」
エリオとルララちゃんはメルティに駆け込む。
「雪乃、お願いなんだけど…」
「…ええっ!?」
メルティの店内。
「お帰りなさいませ、ご主人様♡」
「うわぁ!!」
メイド姿のあたしに驚くエリオ。
「お姉ちゃん!今日はバイト休みじゃなかったの!?」
「今日はあたしがいないと手に負えないらしくてね、あと助っ人もいるから」
あたしは「来て」と、合図を送る。
「お帰りなさいませ…ご主人様…」
「ほら、雪乃、笑顔笑顔」
「ゆ、雪乃先輩!?」
メイド姿の雪乃に驚くエリオ。雪乃のメイド服は青いメイド服だ。
「なんで雪乃先輩が…」
「まあ…体験というものよ…(無理やりリルカに誘われたけど…)」
とりあえず席に着くエリオとルララちゃん。
「今日は何になさいますの?ご主人様♡」
「は…はやくしなさいよ…」
あたしはにこにこと、雪乃は恥ずかしそうに注文を聞く。
「あたし、このパフェがいいなあ、エリオきゅんもお揃いでお願い」
「えと、こっちのパフェで…」
エリオはルララちゃんとは違うパフェを頼もうとする。
「ふえぇ…エリオきゅん…お揃いにしてよ…」
「やっぱりお揃いで!」
ルララちゃんに涙目で頼まれ、お揃いのパフェを頼む。
それから数分後。
「私が作ったんだから…ありがたく食べなさいよね…」
恥ずかしそうにツンデレな対応をする雪乃。
ルララちゃんは一口食べてみる。
「はむっ…おいし〜い♡」
ルララちゃんはほっぺたを桜色に染めてにこにこする。
「雪乃先輩って、料理上手なんですね」
「ええ、私、いつも料理の手伝いしてるから」
エリオも一口頬張った。
「今回はあたしも作ってみたんだよ♪」
「うっ…!?」
エリオはあたしの一言に固まる。
「そ…そう言われると…ゲホッ!うぅーん…」
エリオがあたしのパフェの不味さに机に突っ伏した。
それから数分後。
エリオが立てるようになり、メルティを出る。
「エリオきゅん♪次はどこに行きましょうか」
「そうですね…えっと…あれ?」
エリオは何かに気付く。
そこにはエリオのクラスメイト、双葉まなみちゃんたちが。その隣の隣の女の子が手にするソフトクリームをぺちゃっ。と落とす。
「あの…これは…」
「ヤバ…エリオがまた幼女とデートしてる…」
「エリオくん…そういう趣味の人なんですね…」
まなみちゃんたちはドン引きする。
「いや…これには訳がありまして…」
「うわ!ロリコンが近寄ってきた!馬鹿がうつる!逃げるわよ!」
「あ、あの…!」
「「「来るな〜!!」」」
まなみちゃんたちは逃げだした。さらに…
「お・に・い・さ・ま〜」
ルルカがそこにいた。
「え…あの…」
ぺちぃ!!
ビンタの音が辺りに響いた。
その夜。
「エ〜リオ♡」
あたしはさっきのスク水ニーソ姿でエリオに近寄る。
「うわっ!またその格好で!」
「ねえねえ、ふとももすりすりしてもいいんだよ?」
「しません」
「エリオがルララちゃんとデートしたことを学園中にばらまいちゃうぞ♡」
「はわ!わかったよ!ふとももすりすりするから許して!!」
エリオはあたしのふとももに擦り寄ってきた。
「幼女のふともものほうがよかったけど…お姉ちゃんのふとももも…割と気持ちいい…」
「エリオ、あたしがひざまくらしてあげてもいいんだよ?」
それからエリオはスク水姿のあたしと絡み続けた。
翌日。
「エリオきゅ〜ん♡」
「ルララちゃん!」
今日も今日とてルララちゃんとイチャイチャするエリオだった。
「エリオはあたしだけ見てほしかったな〜」
「うふふ…お兄様…」
To becontinued...
次回、ありえない番外編を書くかも?




