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スーパー美少女リルカちゃんPretty  作者: 腹黒いアリス先輩
18/33

ソライユの学園長

リルカ「暑くなってきたね、熱中症には注意してね。あたしも暑すぎておへそチラ見えのキャミソールにパンツ姿でないと夏を過ごせないよ…」

ソライユ学園は今日も穏やか。

ノースリーブセーラー服姿のあたしは今日もはしゃいでいた。


「購買に急がないと!あたしのお気に入りのスイーツが待ってるよ!」


あたしは走る。

とにかく走る。

購買まで走る。


「こら篠町!」


誰かに呼び止められた。振り向くと、外見年齢14歳の水色ツインテ少女が。


「何?あたし急いでるの!」

「学園でどえらい人に対してその話し方はなんだ!」


ああそうだ、ソライユ学園の学園長だ。


「って、誰かと思えば霧華ちゃんだ!」

「霧華ちゃんゆうな!」


そう、このロリな学園長が空癒霧華そらいゆきりかちゃんだ。学園長でありながら、外見年齢14歳を保ってるロリ学園長だ。


「それよりあたし、早く購買のスイーツを買わないと!」

「そんなに急いでも何も変わらない、物事はゆっくりとやればいい、篠町、それを覚えておくんだ」


そう言って、霧華ちゃんは学園の見回りに戻った。

あたしは改めて、スイーツを買いに向かった。


それからお昼の時間。

あたし、雪乃、琴子、陽奈子ちゃん、志穂ちゃんとお昼ごはん。


「ねえねえ雪乃、霧華ちゃんってかわいいよね」

「リルカ…あの人はああ見えてもソライユ学園の学園長よ」

「見た目は中学生だけどね」


琴子はくすくす笑う。


「そう言えば、学園長は全校集会の時もちょくちょくお話しますよね」

「そうなのよね」

「あの…学園長からのお話の時、キャーキャー歓声があがりませんか?」


そういや志穂ちゃんの言う通り、学園長の話の時に毎回歓声があがったよね。


「そうよね志穂、まあ毎回「静まれ愚民ども!!」で止められるのがお約束だけどね」

「雪乃も歓声あげてたりするでしょ?」

「毎度歓声あげてるリルカに言われたくないわよ」

「てへぺろっ☆」


それから学園長に関する話はしばらく続いた。


それから学園が休みの土曜日。

あたしはメイドカフェ、メルティでバイト。


「ねえねえ唯ちゃん!あたしの学園の学園長って、かわいいんだよ!」

「そうなの!?どんな感じにかわいい?私も見てみたいな!」


唯ちゃんも興味津々だ。

とその時、カフェの扉が開き、入店したのは…


「あ!ウワサをすれば!」

「え!?あの人なの!?」


あたしは急いで霧華ちゃんの接客に向かう。


「おかえりなさいませ、お嬢様♡」

「誰かと思えば篠町!ここでバイトしてるのか!?」

「ええ、そうですわ♡」


あたしはお嬢様口調メイドさんモードで霧華ちゃんに接する。


「いつもと雰囲気違うな、何故普段からそう接さないのやら…」


ちょっぴり呆れる霧華ちゃんだが、ちょっぴり嬉しそう?だ。


「まあよい、オムライスを頼む」

「かしこまりましたわ」


あたしはオムライスを取りに行くついでに、唯ちゃんを呼び出す。


「ほらほら、こっちだよ!」

「ウソウソ!?あの人なの!?」


唯ちゃんも急いで霧華ちゃんのもとに向かう。


「お待たせいたいましたわ、お嬢様♡もっと美味しくなるようにおまじないをかけますね♪」


今回はダブルでおまじないだ。


「「美味しくな〜れ♡萌え萌えきゅーん♡」」


おまじないをかけ、霧華ちゃんがオムライスを食べ始めたところで、唯ちゃんが声をかける。


「あの、ソライユ学園の学園長さんですよね!?」

「あ、ああ、いかにも私がソライユ学園の学園長だ!」

「話は同僚から聞きました!あなたって、かわいいですね!」

「かわいいとはなんだ!綺麗と言わんか!まあ、よく言われるけどな…」


それから唯ちゃんと霧華ちゃんの話は続き、オムライスを食べ終えたところで、霧華ちゃんはカフェを出る。


「篠町をよろしくたのむ、では、私はこれにて」

「行ってらっしゃいませ、お嬢様♡」


それからバイトを終わらせ、家に帰ってだらだらが続いた。


それから次の月曜日。


「うわー久々の遅刻遅刻!」


あたしは急いで学園に向かう。


「やばいよ!かなり時間過ぎちゃったよ!」


学園に入り、急いで2年C組教室に向かう。


「止まらんか篠町!」


霧華ちゃんに呼び止められるが、あたしは振り向く暇もなく教室に入る。


「誰もいない…」


教室はあたし以外1人もいなかった。


「だから言っただろう、今日は祝日だ」

「ふえぇー!?とんだ無駄骨だよぉー!?ふえぇぇー!!」


あたしはその場で女の子座りして、涙を滝のように流して泣いた。


「それくらいで泣くでない、とにかく学園を出て、休日を満喫するがいい…」


あたしは学園を出て、レイナちゃんの豪邸で慰めてもらい、ティータイムすることにした。

祝日に学園生活を送ろうとする苦い思い出になったが、これからも楽しい学園生活を送りたい。


「ん?私が何故祝日に学園にいるかって?私は休日出勤だ。学園長は休日出勤があることが当然だ」


To be continued...

おまけ


リルカ「霧華ちゃんって何歳なの?」

霧華「霧華ちゃんゆうな!これはトップシークレットだ(1回言ってみたかった)」

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