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スーパー美少女リルカちゃんPretty  作者: 腹黒いアリス先輩
15/33

天野原家でお泊まり勉強会!

令和初投稿です。

令和でもよろしくお願いします。

夏休みのソライユ学園。

ノースリーブセーラー服姿のあたしは雪乃たちと話していた。


「あう〜…夏休み終了後にまた試験だよぉ…」


あたしは泣きそうな顔をする。すると雪乃が思いついた。


「そうだわ!私の家でお泊まり勉強会しない?」

「お泊まりもしていいの?雪乃」

「うん、琴子は大歓迎よ」

「私も是非参加したいです〜」


陽奈子ちゃんも参加しようとする。


「いいわよ陽奈子」

「あたしも参加させて!」


あたしも参加させてもらうよう雪乃に声をかける。


「もう!リルカはまた丸写ししたり食べたりでしょ?なら条件付きね」

「ふぇ?」


あたしは条件付きの言葉に首を傾げる。


「白藤先輩を誘うわ、その人に勉強を教わりなさい」

「むぅ〜、なんで夢実ちゃんが…」


まさかの風紀委員長付きのお泊まり勉強会をすることになった。


お泊まり勉強会当日。


「やほ〜!雪乃!」

「こら篠町リルカ!遅いじゃない!」


雪乃の代わりに、夢実ちゃんが出迎えた。


「うわぁ!夢実ちゃん!」

「リルカ、とにかく上がりなさい」


雪乃も出迎えた。

あたしたちは雪乃の部屋に向かって勉強会を始める。


「ねえ雪乃、この数式は…」

「琴子、そこはこれを足すのよ」


勉強に夢中な琴子に、あたしはこっそり後ろに回る。そして、琴子の髪の毛をいじる。


(琴子の髪は短いなぁ…ツインテにしづらいよ)


とりあえず琴子の髪をちょこんと結んだ。次は雪乃の後ろに回り…


(雪乃の髪はあたしくらい長いね…こうして…)

「こら!人の髪の毛で遊ばない!」


夢実ちゃんに見つかり、髪を結う手が止まった。


「篠町リルカ、あなたは勉強会に来たでしょう!?」

「雪乃〜!お腹空いた〜!」

「人の話を聞きなさい!」


夢実ちゃんの話を聞かず、雪乃に食糧を求めるあたし。


「リルカちゃん、マドレーヌがありますけど、食べます?」


陽奈子ちゃんがマドレーヌを取り出し、あたしに渡した!


「わあ!ありがとう陽奈子ちゃん!」


あたしは喜んで食べ始める。


「あ〜ん、美味〜♡」

「お喜びいただけて嬉しいです♡」


あたしの笑顔に、陽奈子ちゃんも笑顔を返す。


「よし!雪乃!ここを写させ…じゃなかった、夢実ちゃん!ここ教えて!」

「いいわ、私に任せなさい」


マドレーヌを食べてやる気のあたしは真面目に勉強に取り組んだ。


「篠町リルカ、意外と真面目にできるじゃない」

「あたしはやる時はやるもん」


それからしばらく経ち…


「雪乃〜、お腹空いた〜…」

「はいはい、クッキーを持ってくるから、待ってなさい」


雪乃が部屋から出て、少ししてクッキー入りの皿を持って戻ってくる。


「わーい!はむはむ…!」


あたしは一心不乱にクッキーを食べ始めた。


「こら!待ちなさい!」

「ふぇ!」


夢実ちゃんがクッキーを一心不乱に取るあたしの腕をはたいた。


「これはみんなの分よ!ちゃんとみんなの分を残しなさい!」

「はーい…」


結局、みんなの分を残すことにした。

それから勉強は続き、19時。


「みんな、お疲れ様、ご飯にしましょうか」


勉強が終わって、晩ごはんの時間。

あたしたちは台所の長机に集まる。


「おおー!冷やし中華だ!これ雪乃が作ったの!?」

「ええ、私、料理はできるのよ」


雪乃がどことなく自信満々に見えた。


「いただきま〜す!はむはむ…」

「篠町リルカ!落ち着いてゆっくり食べなさい!」


やはりここでも夢実ちゃんに指導される。風紀だけでなくマナーにもうるさいようだ。


「リルカったら、ほとんど噛まずに食べてるわ…」

「女子高校の麗花ちゃんを見習ってほしいね…」

「よく食べるリルカちゃんは、かわいいですね」


呆れる雪乃と琴子、そして惚れる陽奈子ちゃん。

早くも食べ終わったあたしは、お約束の…


「雪乃、スイーツ」

「もう、スイーツなら後回しよ!」

「むぅ〜…」


少しふくれるが、みんなが食べ終わるのを待つ。


晩ごはんが終わって、再び雪乃の部屋。

あたしたちは寝間着に着替える。


「やっぱり暑い夏はセクシーなこの格好だよね♡」


おへそチラ見えのキャミソールにパンツ、フリル付きハイソックス姿のあたしはその格好の気持ちよさに笑みを浮かべる。


「篠町リルカ!その格好ははしたないわ!」

「破廉恥」

「リルカちゃん、恥を知らないんだね…」


夢実ちゃん、雪乃、琴子は嫌そうに目のやり場に困る。


「あらあら、かわいい寝間着ですね」

「陽奈子!?」


陽奈子ちゃんだけは気に入ってるが…


「それよりスイーツ!早く!お願い!」

「しつこいわね…今持ってくるから待ってなさい」


呆れ顔の雪乃はスイーツを取ってきた。


「はいスイーツ、ショートケーキにチョコケーキにティラミスがあるわ」


いろんな種類のケーキが1つずつ。


「あたし、これがいい!」

「もう、リルカはスイーツのことになるとこうね…」


みんながスイーツを1つずつ取る。


「はむっ…あ〜ん、美味〜♡少しずつ味わってこそ美少女のスイーツの食べ方だよね〜♡」

「篠町リルカ…スイーツだけは上品な食べ方するのね…」


夢実ちゃんは意外そうにあたしを見つめた。

それからみんなスイーツを食べ終わり、天野原家で一晩を過ごした。


そして、夏休み終了後の試験当日。

あたしは勉強会の成果を見せる。

夢実ちゃんの指導で、サラサラサラとシャープペンを進ませる。


それから試験結果発表の日。


「雪乃…どうしよ…」

「何よリルカ、あれだけ勉強して赤点だったの?」

「初めて100点取っちゃった…」


あたしの手元には、100点の答案用紙が1枚チラッと見えた。


「リルカ!やったじゃない!白藤先輩を誘ったことが功を奏したわ!!」

「ドヤァ、あたしは成績優秀な天才美少女だよ!」


あたしは胸を張った。


「こ〜ら、好成績を出したからって調子に乗らないの」

「夢実ちゃん!」

「でも…すごいじゃない…平均85点は取れてるわね…」


夢実ちゃんもこれには認めたようだ。


「さあ!新しくなったあたしの新学期の始まりだよ!」


優秀な成績が取れて、学校生活も新たな変化が起きそうだ。2学期も超人気な美少女として楽しみたい。


「で、その回答の絵はなんなの?」

「わからないからネコミミちゃんを描いたの…てへぺろっ☆」


To be continued...

おまけ


祐天寺家のメイドさん「これがメイドカフェのメイド服ですか」

リルカ「そうです、かわいいですよね?」

祐天寺家のメイドさん「スカートが短いですね…それに靴下もニーソックス…よくあるメイドらしくありません」

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