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スーパー美少女リルカちゃんPretty  作者: 腹黒いアリス先輩
11/33

勉強会!

リルカちゃんに質問


ツインテについてるリボンが変わってるのですが?

リルカ「夏はね、ツインテにお花をつけるの♪」

試験が近い日。

あたしは構わずだらけてばかりいた。

お昼の2年A組教室では、いつものメンバーで話し合っていた。


「ねえ琴子、私の家で勉強会しない?」

「勉強会か…うん!試験も近いからね!」


試験に向けての勉強会か。


「そうだ!部員の陸人くんも誘うけど、いい?」

「いいわ」


そう言えば最近ダメダメな成績だし、ここは見返すために参加しようかな?


「あたしも勉強会に参加したいんだけど…」

「ちょっと待ちなさい!あなたの場合回答丸写しするだけでしょ!?」


なんで前の勉強会のことでこうなるのかな?


「まったく、しょうがないわね…」

「ねえねえ!先輩誘えば心強いと思うよ!」


あたしなりの名案を思いついた。


「先輩?もしかして白藤…」

「まいちゃん部長だよ?」


そう、あたしの憧れの先輩、まいちゃん部長なら勉強会にも心強そうだ。


「それじゃあ、明日の1時に私の家に来なさい。特にリルカ!いいわね?」

「なんであたしだけ…」

「リルカは遅刻癖が酷すぎるからよ」


次の日。


「雪乃、来たよ〜!」

「雪乃さん、お邪魔します」

「はーい、上がって」


雪乃の家に上がる琴子と月島くん。雪乃の部屋に向かう。


「それにしても、リルカ遅いわね…こんな昼にまだ寝てるのかしら…」

「それはないと思うよ」


呼び鈴が鳴る。


「やほやほ!」

「リルカ遅いじゃない!」

「学園でまいちゃん部長と待ち合わせしてて…」

「あら雪乃くん、久しぶりね」

「は…はあ…お久しぶりです…」


これでメンバー全員揃った。

あたしたちは雪乃の部屋に向かう。

みんなは教科書とノートを開いて勉強を始める。


「琴子、そこはこれを足して…」

「うん、えっと…ここは?」

「琴子くん、それはこうして…」


琴子が月島くんやまいちゃん部長から教わる中。


「雪乃〜、ここ写させて」

「リルカ、自分で考えて勉強しなきゃ好成績は取れないわよ」

「雪乃〜!お腹空いた〜はやく食べたい!」

「リルカ!勉強とは関係ないわ!大体なんで食べることばかりなのよ!」


雪乃は呆れたようにため息をついた。


「あっちは少しグダグダになってるみたいだね…」

「というかリルカちゃん、雪乃さんの回答丸写しするんだ…」

「ここは私が一肌脱ぐべきね」


部長があたしに近づく。


「リルカくん、私を誘ったからには少し頼って頂戴」

「部長がそこまで言うなら…あたし、この方程式がわからないのですが」


部長は方程式の問題をしっかりと確認する。


「そこはこれを足して…」


しばらく部長の教えは続き…


「なるほど、そうなんだね」


部長のおかげで、試験も上手くいくようになった…気がした。


「ふぅ…大宮先輩を誘って間違いなかったわね」


雪乃は丸写しを逃れたからか、ホッとした。


「それよりお腹空いた〜はやく食べたい!」

「もう…ちょっと待ってなさい」


そう言うと、雪乃は部屋から出る。それからしばらく経ち…


「ほら、これでどう?」


雪乃がいっぱいのお菓子入りの皿を持ってきた。


「おおー!早速、はむはむ!!」


あたしは素早く食べ始める。


「リルカ!これはみんなの分よ!」

「落ち着いてリルカちゃん!」


雪乃や琴子に止められても、なお食べ続けるあたし。


「これでも飲んでなさい」


雪乃はぶどうジュース入りのワイングラスを差し出した。

あたしはお菓子を食べる手を止め、ワイングラスを手に、飲み始める。


「リルカちゃんが落ち着いた」

「リルカちゃんはぶどうジュースで釣れるんだね」


ぶどうジュースを飲み終えたあたしは再びノートに手を出す。


「よーし!勉強再開だよ!部長!お願いします!」

「随分とやる気に満ち溢れたわね、リルカくん」


それからみんなも勉強を再開し、試験に向けた。

試験当日、あたしは随分熱心に回答を埋める。

わからないところはネコミミちゃんのイラストで埋めちゃうが…


そして、試験の結果は…


「雪乃〜!!」

「なに?リルカ」

「全教科赤点を上回ったよ!!」

「よかったじゃない!勉強会やって間違いなかったわ!」


追試を免れ、あたしはドヤ顔を決めた。

試験は嫌なシーズンだが、乗り越えた喜びは大きい。これからも残りの試験を乗り越えたい。


To be continued...

おまけ

リルカちゃんが勉強会に参加しなかったら


雪乃「リルカ、どうだった?」

リルカ「クラスで1人追試だそうです…」

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