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本当にありそうでなかった怖い話  作者: 久悠ふみ
さぁお立合いお立合い、真夜中の訪問者の続編があらわれたよ♪
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お盆の怪奇

後から確認してみると更新後の文字数が44444文字になっていたので、修正と共に文字数を増やしましたw

なんとなく怖かったのでw

こんにちわ。それともこんばんわですか?

どうも、セリカです。


毎年やって来るお盆の日。

他の地域もなのかは分かりませんが、わたしの住んでいる地域にはお盆になるとご先祖様が帰ってきて、夜中に我が家を巡回パトロールしてくれるというお話があります。

残念なことにわたし自身に霊感は無いのですけれど、わたしの今は亡き父や、親戚には霊感のある人がいます。

わたしのお盆体験の前菜に、彼らの体験したお話をご紹介したいと思います。


☆父の話☆

父が学生だった頃のお盆の初日、日が変わった3時くらいにそれは起こったのです。

我が家ではならわしとして、当主が母屋で寝て子息が2階。

当主以外の家族は母屋とは別の、敷地内にある建物で寝ているので、父のお父さん(祖父)が一階にいつもならいるのですが、この時は旅行にいっていて、なぜかいなかったらしいです。

その日はかなり寝苦しくてなかなか寝付けず、布団にこもっていたらしいです。

真っ暗で物音のない、静寂が支配するなかで布団にこもっていた父の耳に、なにやら階段を昇ってくるような音が聞こえてきたのだそうな…。


トン、トン、トン。


音はゆっくりと、しかし確実に階段を一段、また一段と上がっています。

(旅先で何か思い出して祖父(お父さん)が帰ってきたのかな? )

そう思ったのだそうですが、時刻はすでに日が変わった3時。

いくらなんでもそんな真っ暗ななか帰ってくるなんて考えられません。

うちの階段はまるで梯子のような段差で、窓もないようなとこに階段があるため、灯りがないと昇ることはかなり困難なのですが、この足音の主は電気をつけずに昇ってきているようです。

ギィィィ…。ずっずっず。

扉がそっと開く音がしたかと思うと、獲物を見つけたとでもいうかのように力強く畳を踏む足音が聞こえます。

その音はまっすぐに父の部屋へと向かってきて、今にもすぐそこの扉を開いて入ってきそうです。


…。


なにも入ってきません。

父の寝室の入り口は、階段から右にある部屋から来れる小さな扉と、階段からまっすぐの2つの入り口があるのですが、そのどちらからも扉の開く気配がしません。

いえ、扉が開く気配どころか人の気配すら消えています。


(一体なんだったのだろうか?)


どうにも好奇心にかられた父は思いきって扉を開いて見ました。

しかし何もいません。


(階段を降りたのかな?)


階段を降りた音はしなかったのですが、父はなぜか足音の正体が異様に気になって調べたくなったのだそうです。

階段を覗いてみますが、前述したとおり灯りがないと何も見えません。

パチン。

灯りをつけ階下へと降りていきます。


ぎい、ぎい、ぎい…。

階段を踏みしめてみると、おかしなことに気づきました。

消えた足音の主が階段を昇ったときと音がちがうのです。

そう、先程のはまるで小さな子が昇ったときのような…。


階下へと降り、階段の電気を消して各部屋を見回ってみるもなにもいません。

あきらめて部屋へと戻るために階段を昇ろうと電気をつけると、目の前に人影が現れました。

ビックリして見上げてみると、階段を昇りきった所には幼き頃に祖父と別れたはずの祖母(父の母親)がいました。しかも彼女は今にも階段を転がり落ちようとしています。

なんとか助けようとするも、祖母は父の腕をすり抜け落ちていき…。

振り向いた先にはなにもいなかったのだそうです。


父はこのときのことをこう語りました。

「祖母は確かにあのとき笑っていた。笑ってこっちにおちてきて、そして消えたんだ。眠るとき、布団に潜ったオレの耳に『もう大丈夫。』と昔に亡くなった姉の声が聞こえたんだ。きっと、彼女がオレを守ってくれたのだろう…。」



後から分かったことなのですが、父の母親はお盆の数日前にお亡くなりになっており、父の顔を見るために現れたのではないかとのことでした。

余談なのですが、この階段には(いわ)くがあって、ここで転がり落ちた人は例外なく我が家から出ていっています。

転がりおちた人は女の方ばかりで、男の人は誰も落ちたことがありません。

わたしの叔母も落ちかけ、1度外へと出ていったのですが、落ちきっていなかったのが幸いしたのかまた我が家へと帰ってきてくれました。

その時に、なぜ出たのか聞いたのですが、叔母はいまだに教えてくれません。

なにかを見たのだと言うことは、怯えたように出ていった他の女性の反応からして確かなのですが…。




☆親戚の話☆


お盆の二日目のこと、ぐっすりと寝入っていた親戚はなぜか日が変わった3時半に目が覚めたのだそうです。

それまでによく眠っていたからか全然眠気がわいてきません。

仕方がないからと読書をしていると、ふいに台所の方からカシャン…っと金属音がしたのだそうです。

それはまるで、食器棚にあるスプーンやフォークの中に、洗ったスプーンを入れたときのような音だったとか。

不思議に思うも、まぁそんなこともあるだろうと、親戚は見に行くようなこともしませんでした。

すると、なぜか急にトイレに行きたくなったらしく、屋外にあるトイレの中へと入ったのです。


しばらくして、さあ出ようかと思ってふと窓を見ると…。

そこに見知らぬ男の人が立ってじーーっとこちらを見ていたのだそうな。


(不審者だ! )


あまりにもリアルな人が立っていたので目の前にある窓の網戸を開け男に殴りかかろうとしますが、すーーっと男は離れていきます。

「待て!!!」

親戚は夜中にも関わらず声をあげ、トイレからでて男を追いましたが見失ってしまいました。

どこにいったかと思って消えた方を見ると、そこには隠居している前当主の寝ている離れがありました。


(まさか…ね。)


先程の男がいるはずないと思って離れの扉に手を掛けると、


うぅ、うぅー…。

っとなにやら苦しげな呻き声が聞こえてくるではありませんか!

慌ててガラッと扉を開けると、そこではご隠居が首をおさえてもがいています。

119番に急いで連絡して、病院へと運ばれて行くご隠居を見ながらその親戚はこう思ったのだそうです。


(もしあのときの男を、僕が追いかけなかったらご隠居はどうなっていたのだろうか?)


後日、その男の特徴をご隠居に話してみると「お盆はご先祖様が帰ってきてくれるから、きっとご先祖様だったのだろうな。」とそう話してくださったのだそうです。



そして、2018年。

今年もお盆を迎えました。

わたしは9連休を謳歌しているところで、毎日食べては寝て食べては寝てを繰り返していました。


わたし一家は、お盆の日を迎えると親戚たちがみんな帰ってきて、ご詠歌というのを唱えるのですが、そのご詠歌の最中になにやら風鈴のような鈴の音がしました。しかし、聞いたのはわたしの叔母とわたしだけ…。

他の人たちに聞いてみても、「怖いこと言うなよ。」やら「なにかと間違えたんじゃないの?」と取り合ってくれません。

ご詠歌の最中はエアコンが入っていたので、確かに風鈴があれば音はなりそうなのですが、肝心のその風鈴がうちにはありません。

夜のこと、知らないうちに熟睡していたわたしは不意に目が覚めました。

父から夜になるとご先祖が家の中を歩き回ると聞かされているので、毎年夜中(日が変わった3時頃)に起きないように12時くらいに寝ているのですが、今年は起きてしまったのです。3時40分のことでした。


ガタガタガタ…。


なにやら急に玄関の扉が音を立て、誰か起きて帰ってきたのかと思い玄関を見てみるも、扉は閉まっていました。

怖くなったわたしはヘッドホンをしてスマホのサバイバルゲームのアプリをしていました。

今にして思えば集中してしまうサバイバルゲームは選択ミスだったと痛感しているのですが、なにかに集中したい気分だったのです。

スマホゲームに意識を向けているとなにやらモゾモゾと何かが這い上がってくる気がして、手で払ってみると、そこにいたのは1匹のクモでした。

お盆に殺生するわけにもいかないのでティッシュにくるんでいると、今度は緑色のカメムシ…。

なかよくティッシュにくるんでいると、今度は仏間の方から、


カチ、カチン!


となにやら音がします。

ただでさえ夜中の3時は怖いのに、普段ないようなことが続いたのでビクビクしながら仏間をのぞくと、消してあったはずの仏壇の灯りが点いており、そこにカナブンが群がっていました。

え?

だからどうしたって?

ええ、ええ、何でもないことかもしれません。

ただ怖かったので書いただけです。


お盆二日目の夜。


2時になったとたん、どこからともなくカマキリが飛んできました…。

こわいのでとなりの部屋に逃げ、現在2時10分。

壁掛けの前から不安定だった扇風機が落ちてきました…。

実はこの壁掛けの扇風機、生前に父が「枕木だから絶対に穴を開けるな!」と毎日雑巾かけをしたり大事にしていた柱だったのですが、今年は祖父が扇風機を乗せる金具を固定したいということでこの枕木にわたしがボルトをさし(穴を開け)てしまったのです。

きっと父が怒っていたのでしょうね。

落ちる直前まで、閉めた扉を開けようと扇風機がきぃ…きぃと動いていました。

まるでとなりの部屋のカマキリをこちらに入れようと言わんばかりに…。


そして2時50分、なぜかエアコンの人感センサーが反応して誰もいないとこにエアコンの風が流れ始めました。

だれか、そこにいるのでしょうか?

そもそもエアコンの電源はOFFにしてあったのですけれど…ね?

幸い、そのエアコンのおかげなのか眠ることができたわたしはそのまま朝まで起きることはありませんでした。


みなさんのお盆はどのような感じでしたか?

貴方のもとへも、ご先祖様がやって来るかもしれませんね♪




実話です。

親戚のあたり、もっと上手い表現があったような気もしますが、変に凝るよりその方がいいかと直しませんでした笑


そういえば最近は心霊の特番が減ったような気がします。

奈良テレビでは明日の夜に特番があるのですが、明日の夜もまた、怖い夜になりそうです。笑


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地震からめざめると男性だけの異世界でした!

田舎の怪盗夫婦。消えた財布はどこへいった!

上記連載の2作品も、どうぞよろしくお願いいたします♪

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