見られてる。☆ミ
あれは、2年前に実際にわたしに起こった出来事です。
とある年の7月8日、だんだんと暑くなってきたので、思いきって髪をざっくりと切りにいきました。
その日はただひたすらに暑くて、午後からの友人とのお出掛けの時間まではずっとバテていて、自転車でコキコキと約束の場所までいった後、友人と合流してから食べに行った先でも2時間待ちと大変グタグタしている日でした。
問題があったのはその友人と別れた後のことです。
わたしの家まで帰る道には何パターンかあるのですが、ひとつは大きな坂道を登って帰る比較的に早く帰れる道。
もうひとつは、坂道を登らなくていい代わりに道中にある墓地を通って迂回しなくてはいけない道です。
わたしは坂道を登りたくなくて、あとスマホのアプリのゲームの都合で迂回路を選んだのです。
曲がってすぐ、まず見えてくるのは母校である中学校。
そして小さな墓地を挟んでこれまた母校である高校。
そして、この高校の敷地に沿って曲がって踏み切りを越えて住宅街を越え農道路に入ったのですが、このときなぜか妙に明かりがなくて真っ暗だったのです。
(なんだか冷えてきたかな? 暗いしちょっと急ごう。)
そう思ったわたしは自転車をこぐスピードをあげて、次の村に差し掛かりました。
すると、その村の入り口で誰かがこちらへ手を振っているのが見えました。
わたしは昔からの癖で、「こんばんわ!」とすこし離れたところから元気よく挨拶したのです、いくら手を振っているから見えているだろうとはいえ、こちらは車両。当たると面倒なので声かけは欠かせません。しかし、なにぶん暗い夜のことですのでなにかとみまちがったのでしょうか…。その場所はとある民家の玄関前だったのですが、そこに差し掛かったときそこには…。
誰もいませんでした。
あれ?
揺れている背の高い草とでも見間違えたのかと思ったのですが、そこから先は民家が続いているのでそんな空き地なんてありません。不審に思いながらも、
(まぁ暗いから見間違えたのかな?)
そう思うことにして帰路についたのです。
そうして、晩ご飯を食べて就寝して、日が変わってすぐの1時前のこと、寝苦しくてモゾリと起きたわたしはトイレに行くことにしました。
わたしの家は田舎によくあるトイレが外にある家なので、行くためには1度外へでなくてはいけません。なので玄関から一歩外へ踏み出したのですが、昼間の暑さはどこへ行ったのやら突然にかなりの寒気を感じ始めました。
(あー、やっぱり突然にバッサリと切っちゃったからそのせいかなー。)
そんなことを思いながらトイレに入ったのですが…。
その瞬間に、ゾゾゾゾっと全身に鳥肌がたちました。
うまく伝えられないのですが、なにかこう…見られているのです。
誰かが見えるわけではありませんが、誰かがいる気配を、わたしは感じたのです。
ヤバイ!!
なぜか突然そう思ったわたしは慌ててトイレにある2つの窓を閉めました。
(窓を閉めるときに誰かの顔とかが見えなくてよかったぁ!)
そう思いつつもいまだに視線を感じます。
壁を背にして洋式便器に座っているのですが、とにかく後ろが気になるのです。
壁から手がニョッキリとはえてくるのではないかとそんな可能性も考えて後ろもキョロキョロとかなり挙動不審になっていました。
そうして、トイレで数分たったとき、ふっとそれまでの寒気が嘘のように引き、鳥肌もなおりました。
(よかったぁ…、なにも見えなくてほんとによかった…!)
おもわず霊感とかが目覚めてしまったのかとか思っていただけに異様にホッとしてしまいました。
それがよくなかったのでしょうか。
振り返ったそこに…。
…。
まぁなにもあるわけもなく、わたしは玄関から部屋へと戻りました。
部屋にはいったわたしは、友達にいま起こったことを笑い話にしてほしくて、テレビ電話をしました。
ガチャ。
「あ、A! 今日はありがとうね♪」
「え? あー、うん。」
妙に歯切れの悪い友達。
「どしたの??」
「いや、こんな時間に電話してきたから何かあったのかと思ったんだけど、、。」
「いや、それがね! A、ちょっと聞いてよ! いま不思議な体験してさぁ。」
「誰かに見つめられてるの?」
「そう! そうなの! …ってなんでわかったの?」
「…。」
「ね、ねぇ? どうしたの?」
「あなた、いまひとり?」
「なにおかしなこといってるの? ひとりに決まってるじゃない! なに? 寂しい子っていいたいの??」
「や、そうじゃなくて…。」
「じゃあなんなの?! はっきり言ってよ!」
「あなたの後ろから、髪の長い女がこっちを見て笑ってるのよ。」
7月9日、朝のこと。
とある民家で少女の遺体が発見されました。
なんでもそれは死んでいると言うのに微笑んでいたのだそうです。
髪の長い女性で、ご家族のかたも身内の子だと確認されたのだそうです。
自殺でもなく、他殺でもない。
あまりにもあっけなく、ひとつの命が亡くなりました。
これね、ラストは違いますけどほぼ実話なんですよね(´・ω・`)
ついさっきの出来事で、あまりに怖いのでつい書いちゃいましたw
あ、評価・ご感想おまちしてまーす♪
セリカでーした♪




