詩集 自灯明 作者: しのぶ 掲載日:2018/01/17 天の下せる網の目は 通り難しと知るならば ただ授かりし心根に つかざるべきやこの上は 蒼天下す災いは 避くべからずと知るならば 授かり受けし心根を 避けうるべきやこの上は ただ理(ことわり)と己とを 灯(ともしび)として行かんかな 通り行くのも我が身では 他の何ごとに依るべきや かつて覚者の言いおきし 理(ことわり)などか捨つべきや 苦しみ負うも我が身では 代わりに誰(たれ)か行くべきや 林を進む象のごと 一つの角のごとくにて 踏みゆく己(おの)が道ならば 二心(ふたごころ)もて行くべきや