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1:晴海ー8

前回のあらすじ:


ブラジャーが透けていた飛鳥と朝から出会う。


そこに幼馴染なだけな祐が話し掛けて来る。

そして、イベントをおこそうぜともちかけてきて・・・・。


無視してそのまま学校の自分の教室に


但馬がチャイムが鳴る数分前にやってくる

昼休憩の始まりのチャイムが鳴り、クラスの皆が個々に動き出す。


急いで購買にパンを買いに行く人はすかさず、我先にと教室を飛び出す。

但馬もこの部類に入る。

但馬は休憩のチャイムが鳴る数秒前に立ち上がっていたので、フライングだと思う。


「晴美ちゃん、一緒に食べよぉ~♪」

「どうぞ。」


飛鳥はピンクの弁当袋を片手に持ち、私の席に寄ってきた。

私は空いている私の前の席の椅子を、飛鳥に差し出した。


その席の持ち主は、空いている男子の椅子を使用し、女子4人で私達から離れてご飯を食べているので問題ない。


「よいしょ~。」

「飛鳥、その年でおばさん臭い掛け声はどうなんかと思うよ。」

「え、おばさんくさい?わ、私、家でしょっちゅう使ってて癖になってるかも。」


ははーん、さてはその胸が重いんですね。

それで掛け声を出さないと・・・。


私は、じぃ~と飛鳥の胸をがんみする。


「晴海ちゃん、な、なんか視線が怖いんだけど。」

「あ、気にしないで。私もそのうち・・大きくなるから。」


私は希望的観測を述べ、飛鳥の胸から視線を外す。


「それより、早く食べよ~♪」


飛鳥は待ってましたというような感じで楽しそうに弁当の包装を解いていき、中かなピンク色の弁当箱が出現する。・・・・、どれだけピンク好きなんだか・・・。


「晴海ちゃんのも早く開けてよ。見せて見せて。」

「そんな期待するようなものじゃないし・・・。」


私も机の中から黄色い布で包まれた弁当箱を取り出し、包装を解く。


「あ、今日は飛行機の弁当箱だね。」

「・・・・。」


お母さん・・・これ、お兄ちゃんの昔の弁当箱だよ。

私は男物の弁当箱に少し恥かしさを感じ、弁当箱の蓋を外し、絵が描かれている蓋を逆向きにして机に置く。


「ああ~!!美味しそうなから揚げだね~♪」

「から揚げなんてどこも美味しいでしょ。というかこれきっと冷凍食品だから。」

「私のも見て見て~♪ジャジャジャ~ン♪」


飛鳥は自分の弁当箱の蓋を開くと、そこには色んな食材が小さく詰め詰めに入っていた。

小さな重箱みたいな感じ。

飛鳥の弁当箱は2段になっており、1段目はおかず、2段目はおにぎりになっていた。

凄く手がこっているのは見て分かるレベルであった。


「フフ~ン♪この弁当のおかず・・・実は私が作ったのぉ♪」

「ま、マジ?」

「へへ~ん♪どう?私の女子力。」

「飛鳥凄いね。じゃあちょっと味見を・・・。」


私は飛鳥の弁当箱の卵焼きらしきものを摘み、口へと運ぶ。


その時、私の卵焼きを奪うように、但馬が私の摘んでいた卵焼きを私の手ごと口の中に入れてきた。


「ぎゃあああああああああああ。」

「ひゃああああああああ~!」

「う、うむ。中々おいしいじゃんか。」


「お、おまえぇ~!」


但馬は悪そびれる感じもなく、購買で買ってきたであろう焼きそばパンを片手に持ちながら口を動かしていた。

私は但馬の口から左手を救出し、わなわなと奮わせる。


「なに、赤い顔してるんだ、凶暴猿。」

「自分の胸にきけぇ!!」


私は但馬の腹にヤクザキックをし、但馬を後ろの机まで後退させる。


「痛ぇ・・・いきなり何するんだ?」

「あんたこそ、いきなり何してくれるのよ!?どうするの、これ?」


私は唾まみれの左手を、但馬に向ける。


「そんなものハンカチで拭けばいいだろ。」

「なんで但馬の唾を私のハンカチで拭かなきゃいけないのよぉ~。」


私と但馬がぎゃあぎゃあ言ってる間に、飛鳥は私の弁当を摘んでいく。


「もぐもぐ。」

「あっ!飛鳥なんで私の弁当食べてるのぉ。」

「美味しそうだったから。えへへへ。あっ、私、ウェットテッシュ持ってるから使って。」


飛鳥からウェットティッシュを1枚貰って、私は左手を拭いていく。


「本当にお前等の弁当美味そうだな。」

「あげないからね。」

「・・・・。」


私は但馬の目線から弁当を護り、飛鳥は恥かしそうに無言でもぐもぐと口だけを動かしていた。


「それなら、但馬も弁当にしたらいいんじゃない?」

「なら作ってくれるか?」

「はぁ!?私がぁ?な、なんであんたに弁当を・・・。」

「声が小さくなっていて聞こえづらいんだけど。」


私は自分の弁当のおにぎりを右手に持ち、但馬の方向に顔を向け、イーという顔をする。

その時、


「美味しそうだな。」

「えっ。」


私の持っていたおにぎりが、また、私の手ごと誰かの口の中に・・・・


「か、加賀先輩。」


但馬が驚いた顔をして、私の右手を口に頬張っている人を見ていた。


「な、なにしてるんですか・・・先輩。」

「いやぁ~、もぐもぐ。美味しそうなおにぎりだったんで、つい。」


うちのサッカー部はこういう連中ばかりなのか。

私は使用済みのウェットティッシュで右手を拭きながら、そう思った。




あらすじを書いていると・・・


少し切なく感じてしまう私。


内容うすっぺらいなっと・・・w

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