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異世界への準備2

次の画面はよく分からなかった。

残りポイント30000の表示は分かる。

最高職業は消費ポイント一万だったし、上位職業は消費ポイント五千だったからポイントはわかる。

問題は下に書いてある文章だ。

とりあえず色々なものが書いてあった。

ドラゴンを討伐した者とか魔王を打ち倒した者だとか精霊の加護を受けし者だとか

画面を下に移動させてもまだ似たような感じのやつが表示されていた。


(何だろうこれ、よくわかんないな、なんか意味あるのかな?どうしよう、職業で半分以上ポイント使ったしこの後のステータス画面で運にポイント振り分けないといけないだろうからポイントあんまり使いたく無いしな)


更に下に画面を移動させる。そこに選択欄が3つあり2つは斜線が引いてあった。


(う~ん、最大で3個取れるみたいだけど、どうしようかな、取り敢えず試しに一個解放してみようかな?)


斜線が引いてあった選択欄をクリックしてみる。

ウィンドウが新しく表示されてメッセージは解放しますかの文字だけ。はい、いいえの下の消費ポイントは2000だった。


(安いしいいのかな?でも安いのに使うよりは、まだ後にまとめて使うほうがいいのかな?職業はいい感じになったと思うしな~、でも選択欄の解放はしたほうがいいような、でも勿体ないような、)


結局コイントスをすることにした。表だった。

解放だけすることにした。全部で5000ポイント使った。

選択欄の解放は増やす毎につれてどんどん消費するポイントが増えるみたいだった。職業欄の時も同じだったので今後も同じだろう。

因みに適当に光の加護を受けし者を選択してみると一万ポイント要求されたのでこの項目は解放するだけで終わってしまった。


実行をクリック。


次の画面に移ると画像が沢山表示され始めた。

残ってるポイントは25000だここからはあまり使いたく無いな。

画像を見ていくと売却済みの文字が書いてあるものと無いものに別れていた。

画像を更に見ていくとどうやら武器の項目なのだなと言うことがわかった。

剣や槍、刀、弓、グローブ、杖、短剣、ハンマー、双剣、笛、色々な武器の画像の下に消費ポイントが書いてあった。


「おはよー!」

「やあ、おはよう」


Xが朝食を持ってきた毎回壁から出てくるので少し心臓に悪かった。


「おや、ようやく武器の項目かな?これは今日中に間に合わないかも?」

「それはないと思うよ?後どれぐらい項目があるか解らないけど、だいぶポイント使ったから、残りと相談しながら。諦めないといけないのが入ってくると思うし」

「う~ん、まあ早めにしたほうがいいと思うよ?」

「分かったよ」

「さて朝のうちに出ていく人も沢山いたから後残ってる人は1/4くらいかな?」

「皆さんお早い事で」

「一日で終わる人のほうが多いと思うよ?途中から適当になるしね」

「成る程ね、職業の所ぐらいから適当になるのか」

「そうなんだよね、まあみんなトイレ部屋にしないからポイントも少ないしね」

「成る程」

「それじゃまたお昼にね~!」


朝食を食べながらパソコンを操作して、武器を選ぶ事にした。


ポイントの高い武器や低い武器は基本的に全部売却済みになっていた。どうやら選択出来るのは中途半端なポイントの武器ばかりだった。


(これなら武器は買わずに防具を探したほうがいいかも。只気になるのはどの種類の武器も一定の値段より低いのは買われていること。もしかして防具も似たような事になっているんじゃ)


なにも買わずに実行をクリック


次は防具だった。

防具も武器と同じような状況だった。ある一定の値段までどの種類の防具も売却済みだった。しかも男性用と女性用関係なくだ。


(う~ん、これって誰かが買い占めたのかな?だとすると何の為だろう安いものを買うのはなんの為だろうな)


暫く考えて一つだけ思いついた事がある。


(これってもしかして資金作り?確かに僕たちは次の世界のお金を持ってない。だから装備品の安い物をある程度買って売るようにしたのかな?それならばわかる事も幾つかある。つまり資金作りの為に買っていたのは一人でなく複数いれば、これだけ種類のある装備品をある程度の値段まで買いしめる事は可能だろう。これがXの言っていた先に出るものが得をするという事なのだろう。)


となるとこれから僕はこのあとにあるだろう道具等の購入も中途半端な効果のものしかないと言うことになる。まあ回復する道具とかはいいと思うが。


(これは困ったね、防具を揃えようとしたらポイントが無くなるよね。防具も無しにする?それは無謀だと思うな。かといって高いのは当然売却済みになってるし。う~ん)


またコイントスをすることにした。裏がでた。

僕はため息を一つ吐いて何も買わずに実行をクリックした。


次の画面は道具や服、アクセサリー、と様々なアイテムが表示された。

やはり安い物は買い占められていて参っていた。


(取り敢えず服とか買わないと向こうの世界で裸でスタートは嫌だし。少し高くなるけど仕方ないか。)


服は出来るだけ安い物を買って取り敢えず裸でスタートは無くなった。


他に必要そうな物を探してみる、しかし欲しいかなと思った物はすでに買われているものばかりだった。だけど靴だけは買っておいた。少し高かったけど。


(皆欲しい物は一緒みたいだね、だけど服だけではね~、何か無いかな?鞄とかリュックとか袋とかは全部売却済みになってるし)


あれやこれや探していると何かのカードが売ってあった。しかもある程度高いと思う。なぜなら服や靴を全部合わせてもこのカードのポイントにはと届かなかったからだ。何となく買っておいた。

他には特に見付からなかったのでこの項目は終わりにしようと思い画面を下に移動させる。


実行をクリックして次の画面へ


残りポイント13570


結局10000以上も道具にかかってしまった。仕方ないよな、服と靴とカードしか買ってないもんな。

カードを買った事を後悔した。


「ヤッホー!お昼だよ!」

「ありがと」


Xがお昼を届けてくれた。


「さてさて残りは後3人くらいかな?おや?ずいぶんと進んだね。武器や防具に時間かけなかったのかな?」


Xはパソコンの画面を覗くと少し驚いていた。


「先に行った人に買われてて、何も買えなかったよ」

「そうなの?まあ僕は忠告はしてたから僕をうらまないでよ?」

「分かってるよ、あとどれぐらいあるんだろう?ポイント足りるかな?」

「そこは頑張ってね!」

「まあいいや、上手くいかなくても今のところ楽しいし」

「うんうん、僕は、まだ次の世界に行ってもないのにつまらないなんて言われたくないよ?」


X言い終わるとまた壁の中に潜って行った。

さて昼御飯を食べながらパソコンの画面をみる。

今度は首から下の体のマネキンの画像が表示された。

また何か読み込んでいるようだ。

読み込みが終わると男の裸体が表示された。


(こんなの見てもどうすればいいのやら、ん?)


画像の中に幾つか数字が入力されていた。


画像の下には消費ポイント0と書かれていた。


(何だろうこれ。数値もバラバラだし。体型や身体能力の数値かな?)


色々操作してみたが数値を変更すると、消費ポイントが増えたり減ったりしたので、何かに影響しているのは間違い無いのだが。


(職業にポイント使いすぎたかな?残りのポイントでは今一わかんないな。)


数値を全て元の状態に戻して実行をクリック。


次も似たような画像だったが、違いがあった。皮膚の部分がなく筋肉や内臓が見えていた。

まあ人体模型と思えば。なんとか耐えれる。

画像が動いている気がするが気にしない。


(多分筋力とかのステータスだろうな~)


ただ、一つ数値だけは0だった。

数値が示しているのは心臓の部分だったので何もポイントを振らないというのは怖かった。


(何の数値だろう、心臓で0とかどうすればいいのやら、でも他の内臓やらには一切数値が記入出来ないのに心臓だけは記入出来るのか、どういうことだろう)


取り敢えず上限はかなり高いらしく今所持しているポイント全てを入力しても上限には届かなかった。


他の数値は500前後なのでどうしようか迷ったが、1570と入力して実行をクリック。


(端数処理と1000入れておけば大丈夫でしょ)


次の画面に移ると画像が2つ表示された。

左には僕よりイケメンな顔の道具の項目で買った服と靴を着ていた人物、右はステータス画面になっていた。


(そろそろ終わりかな?でもステータスがまだ表示されないな、何か読み込んでいるみたいだけど)


今回は読み込みにかなり時間がかかった。

ずっと画面を見ていたが一向に読み込みが終わらない。


暫くして睡魔が襲ってきた。僕は何の抵抗もなく深い眠りについた。


目が覚めるとステータス画面に数値が入力されていた。寝ている間に読み込みが終わっていたらしい。


ステータスをみるとこんな感じだった。


HP 11

MP 24

攻撃力 5

守備力 4

魔力 12

加護 3

素早さ 4

運 0


(弱いな~、なんか魔法使いのステータスまんまになっちゃったな。経験値かせげるかな?加護って何だろうな?魔法防御かな?)


取り敢えず運にポイントを振る。上限はないらしい。


(どうしようかな。残りポイントの内、使えるのが2000だろ?運に1000使うとして他に振る?でもこのステータスがどこまで通用するのか分からないし、)


暫く悩んでいたが、このステータスではある程度はステータスに振らないと、すぐに死んでしまう気がするので運意外にそれぞれ100ポイント使い残りポイント1300を運に使う事にした。


実行をクリックする。


次の画面は名前が入力されていた。


カガミ・カズマ


それがこの世界の僕の名前だった。

でも、この名前変えるのもポイント使うらしく結局名前は変える事はできなかった。次の世界でもこの名前を使う事になるらしい。


実行をクリック。


すると次の画面は選択や入力する場所がなかった。

その代わりに構築中、、、と表示されていた。


何を構築しているのか疑問が出てきたがパソコンが操作出来ない事が分かり暫く待つことにした。


しかしさすがにトイレだけの空間で1日ちょっと過ごしていたので異臭が酷い事になっていた。


(そろそろ次の世界に行きたいな、もう匂いがヤバい)


「おや?まだ終わっていないのかい?」

「この画面になって操作不能なんだよ」


Xが壁から上半身だけ出していた。


「他の人はもう皆次の世界に行ったよ?」

「そうか、最後になったんだ」

「でも、もうそろそろ終わりかな?」

「そうなの?」

「構築が終わったみたいだしね!」


足下からサークルみたいなのが現れて足から頭まで移動してきた。

すると今まで着ていた学生服が購入していた服に変わった。

僕はパソコンの画面を見て構築終了と表示されているのを確認した。


「面白い魔法だね?」

「これは魔法じゃなくて技術の結晶だよ?」

「まあいいや」


どんな技術なのかはさっぱりわからないので、僕は再びパソコンを操作する。


実行をクリック。


するとお疲れ様でした。新世界ではよき人生をと表示されていた。


「これで準備は終わり?」

「うん!それじゃあ次の世界に送ってあげるね!」

「ちょっと待って!」

「ん?どうしたの?」


Xは不思議そうに首を傾げてしたが、僕は無視して最後のコイントスをする。表が出る。


「いいよ。送って」

「何かのおまじない?」

「そんなのじゃないよ、これは呪いだよ」

「そうなんだ、まあいいや。ちょっと失礼するよ?」


Xはそう言うと僕の額に手を当てた。

すると急に強烈な睡魔に襲われて意識を奪われる。



「次は良き人生を、」


そんな言葉を聞きながら僕は眠りについた。



――――



僕は学校に登校して、クラスの朝礼が始まったら放送で生徒指導室に呼び出された。


生徒指導室の引き戸をノックして入ってみると学生服を着た人達が20人くらいいた。


1度僕に視線が集まるがすぐに皆は視線を外した。


僕は一人ずつ顔を見ていくが何人か有名な人がいた。

その人達はテレビで取り上げられるような活躍をしている人達だった。

例えばスポーツで記録を残していたり、人命救助だったり、珍しい植物を発見していたりしていた。


でも彼らは僕とは同じ高校ではなく、なぜここにいるのか僕にはさっぱりだった。


すると教室の中で声が響いた。


「やっとみんな揃ったみたいだね」


僕を含め全員が周囲を見渡すが誰が発言したのかわからなかった。


「こっちだよ!」


壁の中から眼鏡をかけた少年が出てきた。

皆は驚いていたが、特に声を発する人はいなかった。


「おや?今回は随分と優秀だね。大体のパターンは何かしらのアクションを起こす人が何人かいるんだけど」


少年は笑いながら教室の中央まで歩いて行くと


「さて、本題に入ろうか?先ずは自己紹介からかな、僕は神と呼ばれたり、悪魔と呼ばれたり、ゲームマスターと呼ばれたり、観測者と呼ばれたりしてるんだけど名前は無いから好きなやつでよんでね!

で君たちをこの教室に呼んだのは僕なんだけど、何か聞きたい事が、ありそうな顔してる人がいるみたいだから、好きに質問していいよ?質問に答えながら説明していくから。」


「では神様でいいのかな?まずはこの教室に呼んだ理由を教えてもらえるかな?」


生徒達の中の一人が質問した。


「理由か、君達がこの世界をつまらないって思ってるみたいだからだよ」


少年は笑顔のまま答えた。

周りの人達の顔見ると何かしらの心当たりのある顔をしていた。まあ僕にも思い当たる節はあったりする。


「では次に僕たちを呼んだ目的を話してくれるかな?」


「うん、いいよ。さっきも言ったけど君達は全員この世界がつまらないと思ってるみたいだから、別の世界に送ってあげようと思ってね。」


少年は笑顔を崩さずにこたえる。

さすがに質問していた学生が黙った。


「えっと、何を言ってるのか分からないんだけど?」


他の女学生が質問する。


「だからね、君達はこの世界がつまらないって言うから僕が別の世界に送ってあげるって事だよ」


「どうやって?」


また別の学生が質問する


「それは後で説明してあげるね。取り敢えず君達には、これから別の世界に行くのか行かないのかを答えてほしいかな?

無理矢理連れて行こうとは思わないし、別の世界に行くよりこの世界に残りたいって人が、もしいるのなら出てきて欲しいな。

まあ大半の人はこの世界に残りたいって思わないだろうから、もし残りたい人がいるなら早く出てきた方がいいよ?」


僕を含めて誰も残りたいとは思っていないらしく、彼に語りかける学生はいなかった。


「次の世界に皆行きたいみたいだね。因みにこれから先はやっぱり帰りたいなんてのは、僕にも出来ないからね。話を聞いてからなんてのは出来ないよ?それでもいいんだね?」


彼は念をおして僕たちに語るが誰も彼に話しかける人はいなかった。


そこで彼は笑顔を初めて崩して淋しそうな顔をしながら


「わかったよ、」


と小さく呟くと彼はまた笑顔になって


「それではルールの説明をしようか」


僕は正直彼の言うことは話し半分にしか聞いていなかった、まあこんなつまらない世界に残ってつまらない日常を過ごすよりは、次の世界に行ってみてつまらないか判断して、つまらないならこの世界と同じように過ごせばいいと思った。


例え次の世界がどんな世界だろうと。

次の世界に行ってみて、すぐに死ぬような事があろうと、それはそれでいいと思った。

この世界では死ぬことすら難しい。

僕がこの世界で大切にしていた人はこの世界の理不尽な事故によって殺された。

僕はこの世界で生きたいとは思えず、何度も死のうとした。

しかし世界によって生かされた。

こんなつまらない世界に未練なんてなかった。

彼女と同じ所に行けないのなら別の世界にでも行った方がいい。

その世界で楽しく過ごせたら、きっと、それは僕にとって幸せなのだろう。

この世界では楽しく過ごす事は出来ない。

幸せになろうと考える事ができない。

彼女が存在していたこの世界では無理だ。

ならば僕は次の世界に行こう。

次の世界がどんな世界なのか分からないが、取り敢えず行ってみよう。

彼女の存在していない世界で僕は何をしよう。

今は思い付かない。

生きたいのか死にたいのかすら分からない。

でも次の世界に行けば分かるだろう。

もし分からなければコインで決めればいい。

この世界でこのコインは理不尽にも妹を殺し、僕を生かしたのだから。

次の世界でもコイン位は存在するだろう。

なければ作ればいい。




ああ、次の世界に行って何をしよう。


ようやく次から異世界に行けます。

最後は少し暗い感じになりましたけど。

今後は暗い話は余りない予定です。

というか書けない。


まあ今後も気長に待っていてください。


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