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称号なるモノを手に入れてた。

できた。

今回は桜のステータスとかを公開!

やっとである。

そして、LVは1である。


前話のあとがき・今日のGM・を追加しました~見てね♪

桜が防具を手に入れて5日後。

椿はゲームを放置していた。


「やれよ!」

「なんで?」

「え?いや、だから、その……ねえ?」

「毎日毎日ゲームをしてどうするんだ?」

「……すいません」

「夕香さんが凄い愚痴ってたぞ。息子が引き篭もってるって」

「……………一日、休まさせてもらいます」


現在、学校の体育館にて授業中。

ほとんど自習中である。

というわけで、コートの端からフリースロー勝負。

クラス男子全員対椿である。

結果、椿の勝利。


『どこの黒子だよ!?』


男子達の心からの叫びだった。




◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇




家事の手伝いも終わり、宿題も終了した椿。

折角暇なので、ゲームをすることにした。

ログインすると久しぶりのゲームの世界。

さっそく死神のもとへ向かう。

森に向かっている途中、プレイヤー達がチラチラと桜を見ていた。

が、桜はそれに気付かず森へと駆けて行った。

十数分後、死に戻ってきた桜。

お約束である。

そんな桜に近づく一人のプレイヤー。

初見の女性プレイヤーだ。

桜は知らないが、ジャンヌ・ダルクである。


「あの、少し良いですか?」

「はい?なんですか?」

「えっと、死神狂いさんでいいですか?」

「さぁ?死神となら何回も戦ってますけど」

「そうですか!じゃ、じゃあ、私を弟子にしてください!」


桜的には意味不明なことを言い始めた少女をよく観察する。

金髪碧眼、整ったプロポーション、可愛らしい顔立ち、綺麗な動作、間違いなく勉強も運動も完璧だろう。

ただし、性格に難有りと言ったところだろうか。

自身の観察結果から、桜は一言。


「無理」


家と家の間を三角跳びの要領で屋根に立ち、桜は去っていった。

ジャンヌは桜がいた場所を見つめながら、一分ほど停止していた。




◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇




現在、桜はラッテスを追いかけている。

何故追いかけているのか、それには理由がある。

ラッテスからのクエストである。

5分間鬼ごっこをしながら攻撃を5回当てるというものだ。

武器と魔法の使用は禁止である。

今のところは、3分で4回攻撃を当てたところだ。

本当なら、スピードの値が200以上でギリギリ何とかなるレベルの難易度である。

ちなみに、このゲームでのスピードは体感速度の変化である。

スピードが高ければ高いほど自分を含めた全体の動きが遅くなっていくのだ。

つまるところ、スロー再生の如く感じることができる。

スピード次第では、漫画や小説の様に紙一重で避けるという行動が普通の一般人でも可能なのだ。

ただし、パーティーを組んだときは一番スピードの低い者に合わせられるので注意だ。

簡単に言うと、ラッテスのスピードは200である。


「お前おかしいって!?」

「お前こそ、普通ならもう終わってる筈なんだけど」

「ギャァァァァァ!?今後ろにいたのに何で前にいるんだよ!?」


桜はラッテスの行動の先を読み、1秒毎に逃げられる空間を制限しつつ、何度も同じ姿勢同じ位置に立っている姿を10秒毎に見せることで、脳に錯覚を起こさして、このタイミングではそこにいるというのを覚えさせたのだ。

その結果、後ろにいた人物が何時の間にか目の前におり、逃げる為にバックステップをとると、特に移動していない本物に殴られる。

つまるところ、幻覚を見せて向かってきたラッテスを殴る。

抉り込むような右ストレートがラッテスの頬にめり込んだ。


「ガボッ!?」

「よし、5回目だな」

「……お前、ホントに人間か?」


普通の人間にはできないどころか、余程の変態でなければなしえない芸当をしてみせた桜は、特に何とも思っていない。

ラッテスが意外と出来る奴であると認識した程度だ。


「あ~クエストはこれでクリアだな。というわけで、お前に合いそうなアビリティー【不壊の極意】をプレゼントだ」

「なんだそれ?」

「まあ、簡単に言えば武器が壊れなくなる」

「おぉ~良さそうだな」

「まあ、普通は壊れるほど使う奴がいないもんだがな」


というわけで、特に役に立っていない速度上昇を外して【不壊の極意】をセットする。

現在の桜のステータスは、以下の通りだ。



◇◇◇



ステータス・桜

職業・初期職・旅人

称号・未設定

レベル・1

アタック・3

ガード・2

マジック・3

レジスト・1

スピード・2

ラック・5


☆装備☆

【練習シリーズ】クエストを受けてラッテスから受け取る

アタック+3

効果無し

【初心者シリーズ】ラッテスと仲良くなりラッテスから強奪

アタック+5

効果無し

【エリーゼの試作品】

アタック+7

効果無し

【一角】銃リボルバータイプ

アタック+17

敵・のけぞり・中

自分・ノックバック・中

【大鎌・孤独】鎌

アタック+31

部位破壊

【木漏れビ】弓

アタック+20

効果無し

【蒼穹】大太刀・初回限定イベントの報酬・必要レベル50・一次職以上前衛職限定

アタック+350

ガード-250

マジック+300

レジスト-250

風属性威力中上昇

竜種2倍ダメージ

【大海の王衣】軽服・必要レベル50・三次職以上全職業装備可能

ガード+2400

マジック+1200

レジスト+3500

打撃系半減

火属性半減

水属性無効

雷属性3倍ダメージ

火傷率半減

火傷回復速度大上昇

麻痺率3倍

水中呼吸


☆アビリティー☆

【2段ジャンプ】

2回ジャンプが可能。

ジャンプ力は【ハイジャンプ】(5メートル跳び)と同等。

【ソニックステップ】

10歩の距離を1歩で移動可能。

3秒足に力を溜めることで使用可能。

【眼力】

【武器適性・C】

【不壊の極意】

控え

【速度上昇LV5】

【強奪】

ラッテスから武器を奪ったときに何故か覚えた【盗む】の上位互換。

相手が抵抗しないか気付いていない場合、必ず成功する。



◇◇◇



この通りだ。

何故死神と戦えているのか運営陣にも分からない。

そして、アビリティーを変更しているときに桜はあることに気が付いた。

称号なる項目があることに。


「ラッテス、称号ってなんだ?」

「ん?称号か?それはな、まあ、なんというか、えっと、おまけみたいな感じか?有名どころだと【ドラゴンバスター】とか【ドラゴンキラー】とか【ドラゴンスレイヤー】だな。前から順に竜種を10匹、100匹、1000匹倒すと手に入れられるんだが、竜種に対して倍以上のダメージが与えられるようになったり、アタックが上がったりだな。ちょっと見てみろよ」


桜は言われた通り、称号の項目を選択。

すると以下の称号が出てきた。



◇◇◇



【死神に挑む者】死神に対して先制攻撃をした回数が10回以上

アタック+50

スピード+50

死神遭遇率中上昇

【?】死神に対して適正外レベルの無傷で一割以上のダメージを与えた。

条件を満たしていないので閲覧不可

ヒント・死神の装備の一つを手に入れろ。

【蒼穹に挑みし者】【蒼穹飛翔】初回クリア特典

全ステータス+15

風属性威力小上昇

風属性耐性小上昇

【大海への挑戦者】【大海の覇者・リヴァイアス】とのイベントバトルに勝利。

全ステータス+50

火属性耐性小上昇

水属性威力中上昇

水属性耐性中上昇

雷属性2倍ダメージ



◇◇◇



迷わず【死神に挑む者】を選択して装備する。

他の方がステータス的に良いモノだとしても、このゲームにおいては死神が最優先である。

それが、桜クオリティー。

【?】はそのうち使える様になる気がする桜であった。


「じゃあ、俺はこれで―――」

「待て」

「……な、なんでしょう?」


桜はすごくいい笑顔でラッテスに告げる。


「どのくらい変わったか、試させてくれない?」


それを聞いたラッテスは全力で逃げる。

笑顔のまま逃げるラッテスを追いかけて、いろいろ試す桜。

その日、おっさんの悲鳴が響き渡りネット怪談として有名になるのは別の御話。

今日のGM


「桜君が、ラッテスの謎ウエストを……クリアしたぁぁぁぁぁ!!!」

「よし落着け」

「うい」

「まず、ウエストじゃなくてクエストな」

「あい」

「次に、うるさい」

「ほい」

「あと、仕事しろ」

「えい」

「書類を投げるなぁ!!」

「いやだぁ!仕事なんかより桜君を見てたいんだよ!」

「わかる。確かにわかる。5日もログインしてなかったからな、心配だったのはわかる……だがな、もうすぐ大規模アップデートなんだ。新フィールド、新モンスター、新アビリティー、新NPC、新クエスト、新称号、新項目目白押しなんだ……は・た・ら・け」

「……サーイエッサー」

「たく……ステータスに新しい項目を設定するって言ってもな……努力値でも追加するか?」

(桜君がチート化しそうな項目だな~是非追加してほしい)

「いらねぇか」

(チッ……後で勝手に追加しとこ)

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