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クエストを受けてみた。

ちょっと長いかも?

自分的には。

ちょっとめんどくさい回かもしれない。

暇なら見てってね~

「椿~今日、クエスト一緒にやらね?」

「別にいいぞ」


と言うわけで、今日は友人とクエストをやることになった。

今回受けるクエストは、【蒼穹飛翔】と言うクエストだ。

内容は《王都付近を飛び回る【蒼穹の覇者・クラフィウス】の撃退》だ。

他にも、友人の入っているレギオン【Dead Or Die】のメンバーも一緒。


「ちなみに、なんで【Dead Or Die】?」

「レギオンマスターが、ちょっとな」

「?厨二病ってやつか?」

「知ってたのか?」


驚いてる友人を見ながら、とある男子を指差す。


「静まれ、俺の右腕よ!まだだ!まだ目覚めの時ではない!!」

「トイレットペーパー巻いて何してんのよ、厨二病」

「ちゅ、厨二病じゃねぇし!ちょっと演劇の練習を……」

「ロミオとジュリエットで、そんな痛々しい役は無いわ!それに、あんたは照明係でしょ!」

「イヤだぁ!!俺も舞台でなんかしたい!!俺の右手が光って唸るんだよぉ!!」

「なら、空でも飛んでろ!!」

「アイキャンフラーイ!!」


指差していた男子が窓から投げられ、飛んで行った。

二階だから、運が良ければ大丈夫。

多分。


「……アイツか。納得だ」

「んじゃ、帰ったら広場集合か?」

「頼むわ」

「ちなみに、英語の宿題は?」

「……頼むわ」




◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇




広場に行く前に、エリーゼの元に行く。

友人に王都まで連れて行ってもらうので、武器を作るのに必要な材料でも聞いておこうと思ったのだ。

ファンタジーならではの、仮想鉱石などがあるかもしれないからだ。

友人に聞けばいいことなのだが、折角知り合いができたのにソレを頼らないのはどうかと思ったのだ。

前回エリーゼがいた所に行くと、閑古鳥が鳴いていた。

つまり、客が誰もいない。


「エリーゼ」

「ふぁい!?あぁ、桜君か」

「これから友人と王都に行くんだが、何か欲しい物あるか?」

「ふぇ?」


キョトンとした顔で、桜を見詰めるエリーゼ。

数秒して言葉の意味を理解したのか、目を輝かせながら桜に詰め寄る。


「王都に行くの!?なら鉄を!鉄鉱石を持ってきて!あと、出来たらでいいから低級魔鉱石も!」


勢いに押されつつも、苦笑しながら頷く。

桜も鉄鉱石は知っているが、低級魔鉱石は知らない。

当然だろうが、仮想鉱石と見ていいだろう。

どんな形で色なのか、どんな特徴があるのか、ソレを聞いて広場に向かう。


「待ってるねぇ~!!」


ブンブンと勢い良く手を振るエリーゼに、苦笑しながら手を振り返す。

そして、広場に着くとざわざわしだす。

プレイヤー達が、桜のことを見ながら近くのプレイヤーと小声で話していた。


(おい、アレって……)

(間違いない。アレは、死神初心者だ!)

(うわ~噂通りのイケメンだなぁ~)

(私はいつでも見守っております!)

(イケメン……爆散しろ)


そんな謎の雰囲気の中、桜はフレンを見つけたので小走りに向かう。

桜は、なんとなく抱きついてみた。

桜を見ていた女プレイヤー達が、顔を真っ赤にしながら凝視する。


「……何のマネかな、これは?」

「ノリ?」

「とりあえず、離れようか」

「了解」


特に抱きつき続ける理由も無いので、普通に離れる。

歩きながら自己紹介をすることになった。

フレン達が、視線に耐えられなかったのだ。

ちなみにフレンを入れて五人で、桜も入れて六人のフルパーティーになる。

前回のメンバーではない。


「じゃあ、俺様から!ラハール様だ!アタックとマジック特化の剣士をやってる!将来的には、メテオイ○パクトが使いたい!」

「自分で伏字にしてまで言うなよ。俺はカイトだ。スピード特化のスカウトで、双剣士目指してる」

「ガードとレジスト特化の騎士見習のアリス。よろしく」

「ラック特化の遊び人♪は冗談として、アタックとスピード以外を上げてる神官見習いの花吹雪で~す♪死神さんよろ(笑)」


ラハールは、青髪赤眼のゴキブリみたいな触覚ヘアーの低身長の少年。

種族は悪魔。

カイトは、エメラルドグリーンの髪と青い瞳のいかにも冒険者といった格好をしている。

種族はヒューマン。

アリスは、特に弄った様子の無い黒髪黒目の日本人形の様な無表情美人。

種族はヒューマン。

花吹雪は、緑の髪と紫の眼をしていて、ニコニコした軽い雰囲気の女子。

種族は妖精族。

ちなみに、桜はラハールとカイトが何を言いたいのか理解していない。

というより、種族のことを知らない。

アタックとかスピードとかは、ステータスを見た時に知っていたので、フレンに聞くことも無かった。

ここで聞いていれば、レベルの話しになったかもしれないが、過ぎたことはどうしようもない。


「王都行くけど、どう行くよ?」

「戦闘面倒だし~飛んでく?」

「……すまん!金が無い!」

「お前歩きな」

「ひでぇ!?」


この時喋らなかったのは、桜とアリス。

そして、ここで問題発生。


「俺も金無いぞ?」

「おま、マジか?」

「じゃあ、歩いてく?」

「まあ、モンスターを全部無視すれば三十分ぐらいじゃないか?」

「俺ん時と、態度が違くね?」


一人泣いているが、敵を全部無視して王都まで走ることになった。

と言う訳で、三十分後。


「着いたぁ!!」

「クソ!あの牛野郎!何様だよ!!」

「あぶねぇ……残りHP3だよ……よく生きてたな、俺」

「……」

「あははははは!!カイト面白かった~カイト乙www」

「予想以上に疲れないんだな。汗も無いから、簡単に走れる」


少しテンションが上がった状態で、ギルドへ向かう六人。

王都のギルドでは、アイリと同等の人気があるアイビスが受付嬢をしている。

そして、王都のギルドは討伐系のクエストが多く、制限時間などが追加されていて難易度が意外と高いのだ。

そんな中でも、一次職以下の時でしか受けられない高難度のクエスト【蒼穹飛翔】。

限界レベルまで上げてからでないと厳しいと言われているクエストだ。

そんなクエストをやろうとしている理由は、初回クリア時にレアアイテムが手に入るからだ。

本来ならもう少しレベルを上げてからだろうが、今回は桜がいるので挑戦してみることにしたのだ。

ちなみに、フレンはレベル31、ラハールはレベル28、カイトはレベル27、アリスはレベル30、花吹雪はレベル28だ。

桜は言うに及ばずレベル1。

一次職ですらない。

フレン達が、クエストを探しに掲示版を見ているのをイスに座りながら眺めながらボーっとしていると、アリスが隣のイスに座ってきた。

特に何か話すわけでもなく、無言で座る二人。

片や無表情な美人。

片やパッと見美人のイケメン。

とても絵になり、とても目立っていた。


「……死神って、強い?」


無言の中、最初に喋ったのはアリス。

桜の方を見ず、表情に変化は無い。


「あぁ、めちゃくちゃ強いよ」

「そう」


会話は終わったが、アリスとの距離が少しだけ縮まった気がする桜だった。

ソレを見ていたフレン達は、驚愕していたりする。


「まさか、あの絶対守護の無感情を落とすとは!」

「彼女が自分から話し掛けるなんて、珍しいではないか!」

「凄いな~絶対不可侵の楯乙女があそこまで……羨ましくなんか無いんだからね!!」

「良いカップリングだねぇ~応援しちゃお~」


美人だからこそ人気のあるアリスだが、自分から話しかけることは事務的なことだけで、桜の様に自分から世間話的なことを話すのは珍しいのだ。

それはさて置き。

クエストを受けたので、早速王都の外へ向かう一行。

今回のようなクエストは、乱入や人海戦術が出来ないようになっていて、専用の特別フィールドやダンジョンに転移する。

転移ポータルという、広場に設置されたクリスタルからクエストを受けることによって、一時的にいけるようになるのだ。

クエストを受けていない時は、行った事のある町や村に転移できる。

ただし、クリスタルがあるのは王都等の城がある場所のみなので、一方通行だ。

今回のような場合は、クエストが終了すると自動で転移したクリスタルの所に戻される。

ここまで友人が説明した。

桜は、死神がいるのがあの森だけだと思っているので、ほとんど聞き流していた。

友人の説明だと専門用語が大量で、初心者の桜には理解が出来なかっただけだったりする。

今回転移した場所は、廃墟のダンジョン。

広さ的には、東京ドーム5つ分。

ボロボロの家々。

抉れたり、陥没したりしている道。

人の気配の無い世界。

このクエストでは倒すことが目的ではなく、一定ダメージを与えて撃退することだ。

続きのクエストは二次職がパーティーにいないと受けられないらしく、詳細は一切分かっていないようだ。

転移する前まで喋っていた四人が黙ったので、自然と静寂に包まれる。

風もなく、生き物の気配も無い。

ゆっくりと進んで行くと、大きめの教会に辿り着く。

友人曰く、初回特典のイベントらしい。

教会の中に入るり最初に目に入ったのは、ステンドグラスにこのゲームの女神であろう翼の生えた女性のが描かれ、太陽の光によってキラキラと輝いている。

そして、ステンドグラスから視線を下に向けると、神父がいた。

膝をつき、女神の像に祈りを捧げていた。

そのまま見ていると、ガラス窓が揺れ始める。

桜は、死神との戦いと似た雰囲気を感じる。


「そろそろ来るぞ……」

「準備は?」

「OK!」

「……キタァァァァァ!!」


友人の叫びの瞬間に、ステンドグラスを割ってソレは来た。

空の様な色合いをした美しい鱗。

雲の様に白く魅せる翼。

狂気に彩られた太陽の様な赤い瞳。

人間の十倍は軽く超えている身体。

ゲーマー風に言うなら、色違いバハ○ート。

神父は、いきなり登場してきた【蒼穹の覇者・クラフィウス】に踏み潰されてしまったようだ。

神父が踏み潰されて数秒後、砕かれた女神の像が光だす。


「コレが、クエストを最初に受けた奴の特権だ」

「イベントで、最初からダメージを受けた状態で戦闘出来るんだよ~クエスト内容が撃退だから凄い楽になるんだ~」

「なるほど……」


今の説明の通り、光がクラフィウスもとい蒼穹に巻きつき、蒼穹が苦悶の咆哮を上げる。

その大音量に、全員が耳を塞ぐ。


『グギャァァァァァ!!!』


その咆哮に理性は無く、ただ怒りのみが籠められている。

自己進化するAIを搭載されたモノだけが、表現できる感情。

友人達は楽しそうに、アリスは哀れむように、桜は無感情にその姿を見る。

桜は直感で、この竜が死神と同等かそれ以上の実力を持っていると理解した。

だが、今の竜からは死神ほどの脅威を感じない。

だから桜は、【大鎌・孤独】を蒼穹の喉元に切り上げる様に振るう。

この鎌は、桜がイベントクエストで手に入れたアイテムを元にエリーゼが作り上げた物だ。

この鎌の特殊アビリティーに、【部位破壊】がある。

特殊アビリティーは、特定の武器防具に付いているもので、役に立つものが多い。

それだけに高いのだが。

ちなみに、【部位破壊】は激レアと言っていいだろう。

攻撃した相手の部位を破壊できる、つまり手足を切り落として袋叩き!なんてこともしようと思えばできる。

ただし、効果は良いが、使っている素材が少なく、初期に手に入る素材を使っているので、部位破壊率が1パーセントと最低値だったりする。

まあ、プレイヤーに売れば100万Lは軽く超えるだろうレア度だ。

そして、偶然にも部位破壊が発動し、鎌が喉元に突き刺さる。

条件が合えば切り落とすことも出来たが、切り落とせなかったのはアタックの値が低すぎるからだ。

本来なら弾かれる攻撃が刺さるぐらいには、【部位破壊】の有用性が伺える。

ダメージにしたら、1ダメージが5ダメージになったぐらいだろう。

単純計算で五倍の威力。

激レアになるのも頷けるだろう。


「桜!いきなり行くなよ!ビビるだろ!!」

「悪いな!【死に逝く者の末路】!」


桜は、大鎌のオリジナルスキル【死に逝く者の末路】を発動する。

このスキルは、死神に首斬りキルをされ続けた桜が、何を思ったのか首特効のスキルにしたのだ。

オリジナルスキルの作り方にはいろいろあり、スロットと言う特定動作を決めると言うものがある。

今回のスロットは、首に当てるとダメージ倍増効果と首以外に当てるとダメージ激減効果のある【首斬り】というスロットとなっている。

オリジナルスキルは、自身がした行動を元にそのスロットを増やしていく。

【首斬り】のスロットは、ラッテスとの訓練(?)の際に手に入ったもので、スキル名もその時に思いついたものだったりする。

スキルが発動し、鎌に黒いオーラが纏わり付く。

すでに首に突き刺さっているるから、鎌が更に深く抉りこむ。

桜は鎌を手放し、武器としてではなくアイテムとして放置する。

これにより、他の武器を装備でき、傷があることで継続ダメージが蒼穹を蝕む。

本来であれば、ボスや生き物系の傷はすぐに塞がるものだが、その傷に鎌がアイテムとして刺さりっ放しなので、傷が塞がることなく継続ダメージを与える。


「■■■■■■■■■■!!」


首、それも喉元に鎌が突き刺さっているからか、蒼穹の咆哮が正しく伝わらない。

まだ蒼穹の首元にいる桜は、適当なハンマーを取り出して一回転しつつ、蒼穹の首に刺さった鎌にスキルを叩き込む。

【パワースイング】という初期スキルで、効果はダメージ10パーセント増加だ。

赤いオーラを纏ったハンマーが鎌に当たり、鎌をより深く突き刺す。

勢いをそのままに、ハンマーを手放して鎌の柄に飛び乗り、ジャンプする。

蒼穹の頭付近まで飛んだら、さらに空中で(・・・・・・)ジャンプする。

【ジャンプ】の派生アビリティーである【二段ジャンプ】だ。

間に【ハイジャンプ】と言うジャンプ力倍のアビリティーがあるが、訓練所で只管空中戦の為にジャンプし続けた結果、【二段ジャンプ】などというものを手に入れたのだ。

実際、【ハイジャンプ】ですら【ジャンプ】を1000回以上使わないと派生できないので、βテストの時に【二段ジャンプ】になった者はいない。

蒼穹の真上に着いた桜は、武器を槍へと変えて蒼穹の目に向かって投げる。

その際に万能型基礎スキルの【投擲】と発動する。

万能型スキルは、【パンチ】【キック】【殴り】【蹴り】といったものもある。

首から下へは【パンチ】や【キック】。

首から上へは【殴り】や【蹴り】。

と言う風に、当てる場所によって使うスキルは変わる。

まあ、この万能型スキルを使う者はいないといって良い。

桜の投げた槍が蒼穹の目を抉る。

蒼穹が動く前に、槍の石突きに踵落としをきめる。

石突きは攻撃判定があるので、桜の初期HPを6割削る。

落下ダメージ、槍の攻撃力、HPと防御力低さ、これらが合さった結果の合計ダメージだ。

代わりに、蒼穹へ防御無視のクリティカルダメージを与える。

クリティカルダメージは、クリティカルポイントに当てることで初めて与えられる。

クリティカルポイントはモンスターによって違い、基本共通なのが脳と心臓。

つまり、蒼穹の目に刺さった槍は脳にまで達している。

桜は蒼穹の眉間を足場に、フレン達のいる入り口付近へジャンプする。

フレン以外のメンバーは、呆然と桜のことを見ていたりする。

システムアシストと言う、スキルや武器を使った時に動きを補助してくれるシステムを、自分から使わないでアレだけの動きをして見せたのだ。

プレイヤーからしたら、出来る訳が無いと言う回答しか返ってこないだろう。

ちなみに、桜はシステムアシストの存在など知らない。


「死神とばっか戦ってるから強いだろうとは思ってたけど、強過ぎだろ……」

「そうか?コレぐらいなら、死ぬのを覚悟でやれば出来ると思うけど」

「あ~まあ、死神と戦うなら、あのぐらい出来なきゃダメか……てか、アレだけ出来るのに何で初期装備ばっかなんだ?」


のんびりと桜とフレンが会話している間も、蒼穹は痛みからのた打ち回っている。

教会内の柱がほとんど圧し折られ、そろそろ教会が崩れると分かる。

その際も、桜とフレン以外は喋らなかった。


「ホントはこの後、外で飛び回る蒼穹と戦わなきゃいけないんだが……終わるな」

「みたいだな」


全員が教会から出て、少し離れた所から見ていると教会が崩れだす。

少しして、瓦礫から出て来た蒼穹が空へと飛び上がり、何処かへ飛んで行った。

この瞬間、クエスト達成である。

蒼穹に刺さっていた武器は、勝手に回収される。

アイテムは、ポーションといった壊れる物でなければ、持ち主が一定範囲より離れると勝手に回収されるようになっているのだ。


「んじゃ、帰るか」

「そうだな」


こうして、初クエストを終えた桜は、新たな武器をクエストの報酬として手に入れる。

まあその前に、パーティーメンバーの質問攻めとゲームのアップデートで、気付くのは二日後のことだったりする。

ちなみに、撃退であって討伐ではないので、経験値は無しだ。

桜のレベルは、何時上がるのだろう。

気になるところである。

今日のGM


「初クエストキターーー!!」

「ソコうるせぇぞ!!」

「友人っぽい人ナイス!よく誘った!しかも自分の担当したクエスト、【蒼穹飛翔】じゃないっすか!」

「経験値入んねぇな。ダメじゃね?」

「分かってないっすね、主任。このクエストの報酬には、とある武器があるんですよ!」

「あぁ~アレな。使いこなせる奴イネェだろ!ってAIにすら言われた謎の武器な」

「その武器が、あの桜の手に!テンション上がってキタァァァァァ!!!」

「いい加減にしないとぶっ殺すぞ!!」

「早速戦闘してんな~あのパーティーメンバー、βテスターか。うっわ、何あの動き……化け物かよ……なんか、俺もテンション上がってきた!!」

「そうでしょそうでしょ!しかもですよ!桜君、システムアシスト無しなんですよ!!」

「な、なんだってぇ!!ソイツはすげぇ!!」

「オーケーオーケー。今行くから待ってろ」

「アップデート、やるしかないっすよね!ね!?」

「あぁ、やるしかないな!!」

「そうだな、()るしかないな」

「「……え?」」

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