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エデンプログラム~Eden Program~  作者: カピパラ
最初の鐘が鳴る時
1/12

設定~世界、種族、力について~

「ここでは、この物語の背景や用語等を解説していくぞ。因みに本編ではまだ出てなくてもいずれ出すというような感じだ。解説者は【六角天】総首領にして、【八席】第零席の吉田 守霧と。」


「首領補佐兼、【二十六文字】三文字目の成城 藍がお送りいたします。」


_____世界について


「まずこの世界についてだが、簡単に言うと球状の形をしていて、外側から、≪最外殻世界≫、≪外殻世界≫、≪内殻世界≫、≪原点世界群≫と分けられ徐々にだが広がっていることも確認されている。」


「首領、私は分かっていますが、役割的に私が質問側らしいので質問します。私は分かっていますが、役割的に私が質問側らしいので質問します。大事なことなので二回言いました。」


「うん、分かったからさっさと質問して?」


「どんどん世界が広がっているとのことですが、広がりすぎて世界の限界にぶつかるといったことは無いのでしょうか?」


「う~ん、厳密には分からないけど世界は〝際限なく広がりつつける〟という『理』があるから、箱のような形で限界があるとして壁にぶつかったとしても、世界はその外側に「まだ世界が広がる余地がある」

と認識して壁を無かったことにする習性があるんだよ。」


「御回答ありがとうございます。では続きをどうぞ。」


「ま、物語でよく舞台になる(予定)の≪原点世界群≫の説明から入ろうか」



_____原点世界群について


「世界のちょうど中心に位置している十一の世界のことでさらにその中でも中心にあるのが≪原点世界≫」


「この世界はかつて一度『神』と呼ばれた男(カレ)によってその際に関係性があった他の十の世界とともに【崩天】によって壊された世界でその後崩壊した事実を認めて再構成した世界。すでに滅んでいるが故に“滅び”には直面しないが、“危険遺跡”が“滅び”の代わりとして顕れる。また、すべての世界の観測が可能なんだよ。でもって、【崩天】の際に崩壊したほかの十の世界も一緒に【再構成】したから以前よりも密接な関係性になっているけどね。」


「首領、そういえば以前部下から「原点世界群には知られていないもうひとつの世界があるという噂があるんですけど本当ですか?」ときかれたのですが。」


「う~んこの際だから言っていいかな。せっかくだから、藍君どうぞ。」


「はい。『知られていないもうひとつの世界』とは【崩天】が行われた後に世界の【再構成】を行うモノの代表争いである【大戦争(だいせんそう)】の場であり、また『神』と『生き残り』の生存を賭けた【大戦(おおいくさ)】の最終決戦地である世界であります。」


「うん。付け加えるならたびたび行われている<上層部会議>の場所もここだっていうぐらいかな?今はあんまり使われていないけどね。お世辞にもきれいな世界とは間違ってもいえないからね。」



_____内殻世界、外殻世界、最外殻世界について


「まずは一通り説明していこう。


<最外殻世界>

その名のとおり球状世界の一番外側に位置し、常に広がり続け一つ一つの世界が一点に特化している世界しかし、最も〝滅び〟に直面し続ける世界。なお、世界が不安定であるため進みすぎた技術(オーバーテクノロジー)が発展、もしくはすでに滅んだ世界から失われた技術(ロストテクノロジー)が送られることがある。


「また、世界が少しでも不安定なのを直すために平行世界がひとつの結果に向かって進みやすいのもこの世界の特徴だよ。」


「首領、一点に特化とは?」


「簡単に言うと、未来に進む技術(例:科学)と過去から進む技術(例:魔術)が交わらない。といったとこかな?」


「なるほど」



<外殻世界>

最外殻世界に引っ張られる形で広がる世界。一点特化という特性は失われているものの両立による技術の発展が進んでいる世界。最外殻世界よりも少ないものの突発的に〝滅び〟に直面することがある。



<内殻世界>

最外殻、外殻世界よりも劣るが広がり続けている世界。正反対方向の技術の両立がよく成立している。まず〝滅び〟に直面しないが、一度〝滅び〟に直面すると取り返しのつかなくなる場合が多い。


「世界についてはこんなとこかな?」


「有難う御座います、首領」





_____種族について


「次は種族についてだけど、大きく分けて主に四種類の種族が居る。

まずは『第一種族』についてだけど、特徴は


・肉体を持つ

・自己意識を持つ

・意思疎通が可能

・単体での生活が可能

・個体ごとに持つ価値観などが違う


大きく上げてこの四つが特徴といえる種族だね。

≪原点世界≫の〝人類〟、≪第一世界≫の〝森の使徒〟とかがこのカテゴリーに入るよ。」


「首領、その条件を満たしておれば人型でなくともいいのですよね。」


「もちろん、≪第五世界≫の〝神狼族〟も第一種族だからね。」



「次は『第二種族』についてだよ。

第二種族の特徴は


・肉体を持つ

・自己意識を持つ

・意思疎通が可能


ここまでは第一種族と一緒なんだけど


・集団で一つの意識を持つことが可能

・群体での生活が可能

・破損した一部を他の部分で補うことが可能


っていう『第一種族』とはあまりにかけ離れた特徴があるんだよ。」


「首領、破損した一部を<他の部分で補うことが可能>この部分からこの種族が世界で最も繁栄した種族になってもおかしくはないと思うのですが、一度もこの種族が繁栄したと歴史には載ってないのですがそこはどうなのでしょうか。」


「彼らは群体でいるからだと思うけど、無理に勢力を広げるといったことをしない傾向にあるんだよ。それに繁栄した種族がないわけではないよ。たとえば、≪第七世界≫の〝草藻〟なんか≪第七世界≫そのものが〝草藻〟のためにあるっていってもいいくらいだよ。」




「次は『第三種族』なんだけど、この種族は分からないことが多いんだよ。」


「不明な点はいいので分かっている所だけを教えてください。」


「じゃあ分かっている特徴なんだけど


・肉体を持たない

・意思疎通が可能

・単体での生活が可能

・個体ごとに持つ価値観などが違う

・集団で一つの意識を持つことが可能

・群体での生活が可能


こんなとこなんだけど、これは種族ごとに所々違うんだよ。

さらに『全ての種族』に置いて言える事なんだけれども、必ずしもそうであるというわけではないんだよ。」


「続いて『第四種族』についてだけど、この種族に関して言える事は、


・概念生物であること


この一つだけなんだよ。それに今はもうこの『第四種族』は絶滅してるし。」


「そういえば、≪第八階層≫『管理者の世界』は元『第四種族』モノでしたね。」


「彼らは【大戦争】において負けたからね。彼らの役割だった『神』という存在が【再構成】で否定されたしね。」


「否定したのはあなたでしょう。」


「さっさと次に行こうか?」


「露骨に話題をずらしやがりましたね。」


「給料減らされたい?」


「次に行きましょう。」



_____力について


「次はこの【セカイ】における〝力〟の特性について説明していこう。」


「【セカイ】には〝力〟がありそのうちの特性がお互い干渉して大きく分けて四つの〝力〟がある。でしたっけ?」


「君って質問役じゃなかったっけ?」


「いい加減飽きました。質問もしますけど、それ以上に好き勝手に動きたいです。」


「まぁいっか。んで、〝力〟の説明に入るよ。

まず下からなんだけど細かく分けるときりがないから≪四大要力≫から上のみ説明してくよ。


・〝力〟

セカイを構成するモノ。〝力〟を〝力〟のまま振るうことができるのはごく一部のみ


【二十六文字】の上位から上の構成員は全員使えるけど、それ以外だとあんまり数はいないね。」


「首領、疑問なんですが〝力〟を振るいすぎてセカイが崩壊するってことはないんですか?」


「ないよ。何でかは分からないけどないってことだけは言える。」


「そうですか。まぁ、たとえ滅ぶといわれてもそれが本当とは限りませんしね。」


「次は循体についてだけど


・『循体』

世界循環体の略称。矛盾因子を含む物質。これが生命体の体内や≪流脈炉≫などを通じて初めて術式などに使われる循体燃料に変換される。」


「また循体はどんなとこにもあるけど循体が多く集まって流れている所は≪流脈≫って呼ばれているよ。」


「首領」


「なんだい?」


「眠いです。」


「気合いで起きろ。」




_____四大要力について


「『四大要力』は魔力、呪力、導力、霊力、の4つを表すから『魔力』『呪力』『導力』『霊力』の順に紹介しよう。


・『魔力』


循体を魂または体内に取り込んで己の持つ属性の色に染め上げたもの。魔術や魔法等が主な使用方法。


・『呪力』

循体を己の持つ性質で塗り上げたもの。主に占術、仙術、複合魔術(例:陰陽術)他に高位魔術を行使する際に使われる。最も広く他の力に対して代用ができる。


・『導力』

循体を己の持つ特性で叩き上げたもの。主に錬金術、精霊術等に使われる。特性で叩き上げたものであるため扱い方が難しい最も“理”の改竄や“概念”の精製もしくは改竄が行いやすい。


・『霊力』

循体を己の魂に取り込んで己の持つ法則で固め上げたもの。主に霊力のままに使用したり、シャーマニズでの術や神道でも使われる。他の力に比べて“力”に最も近い。


これくらいだね。」


「でも現在は機動殻兵器を使用する事で循体燃料を使って術式を行使する方が多いと聞きますよ。」


「でも『四大要力』のいずれも満足に使えない術師は機動殻兵器を使っても所詮は雑魚ってことだよ。【六角天(ウチ)】の【第三席】が言っていたけど『術師は機動殻兵器(オムツ)がとれて初めて一人前』って」


「≪術式皇≫のトレイン=ファルバティが?」


「そう、でも格闘術師(俺達)じゃあまり大差がないように思えるけどね。」


「力に関してもこんなもんでいいね。」


「それでいいかと思われます。」




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