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世界を救うには切り捨てが必要らしいけど、俺は拒否することにした ―切り捨てない選択をしたら、誰にも歓迎されなかった

作者:深影シオン
この世界では、
世界を救うために、世界の一部を切り捨てる。

崩れかけた領域を切断し、
生き残る側を選ぶ――
それが神殿と王権によって管理された、
「正しい救済」だった。

臆病で、英雄になれない少年は、
その判断を下す力を偶然手に入れてしまう。

だが彼は、使わなかった。
誰かを救うために、
誰かを切ることを拒否した。

結果、世界は救われなかった。
拒否は判断を遅らせ、
境界は揺れ、
救われた命の裏で、別の場所が沈んでいく。

神殿からは危険視され、
切る者たちからは憎まれ、
降りた者たちからは距離を置かれる。

それでも少年は、
切る側にも、拒否を掲げる側にもならない。

切るか、切らせないか。
その前に立ち続けることを選んだ。

これは、
世界を救えなかった臆病者が、
それでも「切らせない場所」に立ち続ける物語。

正しさは、ここにはない。
あるのは、
引き受ける覚悟だけだ。
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