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お貴族な時間の過ごし方

作者: はやはや

 去年からクラシックに興味を持っている。といえ本格的にクラシックを愛している方からしたら、冷やかし程度じゃないか! と叱責を受けても仕方がないくらいのささやかな愛を私はクラシックに捧げている。


 毎晩、お気に入りの音楽家の方の動画(同じやつばかり)を観て、はぁ〜すごい〜プロってこれかぁ〜と軽い感動を受けるのがルーティンだ。

 テレビでクラシック系の番組を録画して観るのも楽しい。


「クラシックに(浅い)興味があってね」


 なんて日常会話の中で話せたら、お貴族のようだ。別にお貴族と思ってほしいわけではなくて、自分のイメージの中で、クラシック=高貴=お貴族となるだけだ。一人お貴族ごっこを楽しんでいるのだ。


 最近とある動画で素敵なクラシックと現代音楽の要素をコラボしたCDを見つけ手に入れた。ネットで注文なんて怖くてできない私がネットで注文した。

(一度目はメルアドを間違って注文してしまい、相手方とやりとりできす、再度注文する、という失態はしたが)


 動画で聴くより何百倍も素敵なCDだった。優雅な音楽を聴きながらソファーに腰掛け、ゆっくり飲み物をいただく。まさに絵に描いたような、お貴族の時間!


 私がチョイスするのは、茶色い飲み物。ブランデーのようにも紅茶のようにも見える。


 しかし、現実のそれは麦茶だ。


 一瞬、お貴族の設定が頭の中で、弾け飛びそうになるが、気をとりなおしてお貴族になりきる。

 そんな風にして、ニセお貴族ごっこの毎日は続く。

読んでいただき、ありがとうございました。

みなさんは何かになりきったりしますか?

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