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私の痙攣騒動から2週間が経った頃
母は私が救急で運び込まれた病院に来ていました。
看護師さんに娘は助かりましたと伝えに来たのですが・・・
「娘さん、助かったのですね。本当に良かった」
「はい、お陰様で不思議なことに娘が産まれた病院に行くと痙攣が治ったんですよ。この病院では、あんなに痙攣していたのに・・・」
すると看護師さんは驚いた顔をして青ざめた。
「もしかしたら関係あるのかしら・・・。娘さんは双子さんでしたよね?」
「はい、娘は一卵性双子ですが・・・それがなにか?」
「えぇ・・・少し気になるんです。着いてきてもらっていいですか?」
「はい」
訳がわからないけど
母は着いていったほうがいいと思ったそうです。
地下室の一室に通され
「こちらです・・・」
机の下のカーテンが開き
それを見た母は青ざめた・・・
なんとそこには
ホルマリン漬けにされた胎児が二人
筒に入れられて祀られていたのだ。
部屋を出て看護師さんが
「私が聞いた話は、ホルマリン漬けにされた二人は一卵性双子姉妹で産まれてすぐに亡くなったそうです。なぜホルマリン漬けにされているのか、みんな分からないんです」
「驚きました。もしかしたら私の娘の痙攣と関係があるのかもしれないですね・・・」
「なにも分からなくてすみません。もしかしたら関係あるのかもと思い伝えさせて頂きました」
「教えて頂きありがとうございます」
病院の帰り道
本当になにか関係がありそうだ。
あんなにひどい痙攣をしていたのに
産まれた病院へ行くと
痙攣はなくなったのだから。
もし、あの日
この病院に残っていたら
娘は亡くなっていたに違いない・・・。
産まれた病院に向かい
本当に良かったと心から思った。
真実は誰にもわからない・・・。