次の目標
拠点で四人はこれからの事について話し合っていた。
「速い奴でレベルは350に達して、スキルも豊富になった。それでだ」
「ええ、残り二つの迷宮の攻略をした後にこの町を出る話ですよね」
「そうだね。もうあの二つの人気迷宮以外に残ってないし」
「だが残念だな。人気迷宮は人が多すぎる」
この町に残された迷宮も残り二つ。推奨レベルが300レベの洞窟迷宮と200レベのシャーター街迷宮だ。どちらも魔物の対処が楽で何より報酬がいい事で定評がある。
「そうだな。精々一人一回攻略するのがやっとだろうな」
「あくまで連続で攻略しないとあれは使えませんからね」
「それに呪いも隠さなきゃダメだし」
「バレると大変だからな」
呪いは隠せるので、ボス戦以外ではその方針で行くようだ。となると四人にとって人気の迷宮は、ボス戦以外のうまみがない言事になる。
「ブーストかからないと良いもん出ないが嫌だな」
「低級の迷宮なのに、簡単に三級以上の品が出ますからね」
「スキルオーブも結構手に入ったし」
「まぁ効果はよくわからないものが多いが」
低級の迷宮に報酬ブーストをかけて無理くり品質を上げているので、変なのしか出なくて当然である。その場合、等級は高くても、あくまで一応その等級に入っているだけに過ぎないと言う場合が多い。やはり正規で手に入れた方がいいのだ。
「ま、適当にスキルでも取りまくるか」
「呪いがないとそんなに魔物出ませんけどね」
「そうだな。久々に普通の探索が出来そうだな」
「そうだね」
流石に呪いの効果を隠して行動するのだから、その効果は期待できない。なので、久々に普通の探索をすることになっていた。
「じゃあ今日は準備して、明日の朝一から行くって事で」
「いつもの時間ですね」
「とは言っても呪いが使えないとボス攻略は一日一人なので最悪四日かかるんだよね」
「効率悪いな。人が少ない時間帯にしようにも、怪しまれる訳にもいかないし考え物だ」
そう話しながら、各自準備のために動き出すのだった。




