成長具合
開かれたステータスを見せ合う四人。
「結構上がってますね」
「まぁあんなにボス倒したからな。しかも強化固体を」
「スキルもそれなりの数増えてますよ」
「これは整理が必要だな。こんな感じでどうだ?」
そう言って安藤がステータスを弄りみんなに見せる。
・名前 田中 啓一
・性別 男
・状態 迷宮の怨恨
・LV150
・異能 等価交換……LV1 存在するものを等価交換できる。
LV2 交換物を保存できる。
LV3 異能の等価交換ができる。
・共有されているスキル一覧
技術系 武器術LV3、体術LV2、回復術LV2、運転LV1、暗躍LV2、把握LV2、回避LV2、鑑定LV2、虚偽LV2
強化系 肉体活性LV2、強靭LV2、高速LV3、強骨LV2、復元LV2、健全LV2、対物理LV2、思考加速LV2、並列処理LV2
・名前 吉泉 健太
・性別 男
・状態 迷宮の怨恨
・LV153
・異能 転移……LV1 体力を消費して瞬間移動をする。
LV2 障害物を無視して移動できる。
LV3 無生物の転移ができるようになる。
・共有されているスキル一覧
技術系 武器術LV3、体術LV2、回復術LV2、運転LV1、暗躍LV2、把握LV2、回避LV2、鑑定LV2、虚偽LV2
強化系 肉体活性LV2、強靭LV2、高速LV3、強骨LV2、復元LV2、健全LV2、対物理LV2、思考加速LV2、並列処理LV2
・名前 西田 和希
・性別 男
・状態 迷宮の怨恨
・LV160
共有……LV1 外部影響を共有する。
LV2 再分配できる。
LV3 良好状態を共有する。
・個人スキル 炎操術LV3、強化術LV3
・共有されているスキル一覧
技術系 武器術LV3、体術LV2、回復術LV2、運転LV1、暗躍LV2、把握LV2、回避LV2、鑑定LV2、虚偽LV2
強化系 肉体活性LV2、強靭LV2、高速LV3、強骨LV2、復元LV2、健全LV2、対物理LV2、思考加速LV2、並列処理LV2
・名前 安藤 博
・性別 男
・状態 迷宮の怨恨
・LV142
・異能 吸収……LV1 体力などを吸収する。
LV2 強化などを吸収する。
LV3 能力などを吸収する。
・個人スキル 病魔LV4、溶解LV3、分裂LV2、嚙砕LV3、龍種LV1、狂骨LV2
・共有されているスキル一覧
技術系 武器術LV3、体術LV2、回復術LV2、運転LV1、暗躍LV2、把握LV2、回避LV2、鑑定LV2、虚偽LV2
強化系 肉体活性LV2、強靭LV2、高速LV3、強骨LV2、復元LV2、健全LV2、対物理LV2、思考加速LV2、並列処理LV2
「おお、見やすくなった……が、身体強化とか機敏とかがないんだが?」
「見えなくても大丈夫だろって奴は省いてる。流石に数が多すぎるからな」
「そうですよね。これからもっと増えるんですから」
「そうだね。下位スキルも表示してたら画面埋まっちゃうよ」
見えなくても効果自体はあるので、目立つものや必要なものだけを表示しているようだ。それに新しく手に入れたスキルも、どうせすぐに統合されてしまうので、強力なもの以外は表示しないらしい。
「にしても、随分と増えたな」
「うん。数だけで言えば、今回のも含めれば上位陣と同じぐらいだね」
「そうですね。統合されて減ってもこの数とは」
「復元とか人間で持ってるやつなんてほぼいないぞ」
長い時間をかけてレベルを上げ、スキルオーブを手に入れてきているであろう上位陣と同じスキル数になった四人。更には人間では入手が難しいスキルを数多く取得しているので、質の面でも超えかけている。
「じゃあ今回は何手に入れる?」
「え~と、前回の分を踏まえると、一度通ったレベルは無理だったから、全部で六個かな」
「中位のスキルオーブも2つほどあるし」
「一応候補はこんな感じで用意しといたが」
そう言い安藤がリストをみんなに見せた。
「対特殊、罠術、弱体術、隠匿、連係、軽減、奇襲……か、色々あるな」
「まぁ優先順位が高い順に書いてるから」
「確かにあった方がいいスキルが多いですね」
「罠術は必要でしょうね。なんせこれから行く迷宮は罠が出ますし」
迷宮によって様々だが、基本的に推奨レベルが100を超える迷宮からは、ちょくちょく罠が出始める。種類は様々だが甘く見ていると簡単に足元をすくわれるので、斥候などがいないと苦戦は必至だと言われている。ホントは、300~400辺りから罠は本格化し始めるのだが、呪われている四人の事なので、初っ端から仕掛けてくることだろうと踏んでいた。
「じゃあ分かった。スキルオーブを使ってから、そのリストから欲しいものを取ろう」
「じゃあ使いますね」
そう言って吉泉がスキルオーブを使う。
「軽業と家事……ですか」
「軽業は機動力と感覚の強化って感じのスキルだよな。家事はそのままの意味のスキルだったよな」
「まぁそれなりに役に立つな。それにスキルは大抵言葉のままの意味だし、ほら説明にもそう書いてるだろ」
「うん。でもたまに変なこと書いてるスキルとかありますよね?鑑定とかのレベル上げれば説明も増えますし。これもそうでなければいいんだけど……。まぁ一度取ったら外せないから、気にするだけ無駄なんですけど」
西田はスキルが入ったことを確認して、一応鑑定で中身を見る。だがおおよそは田中の言った通りの説明しかない。ネットでもそれらしいスキルは見当たらないし、使い手次第と言うのも大きいため一概にも言えないのだ。
「じゃ次は普通に取得しましょう。私は対特殊を」
「僕は弱体術と罠術を取りますね」
「俺は連係だな」
「こっちは軽減と奇襲を取るわ」
吉泉を筆頭にみんなは自分のスキルを取得する。するとステータスに変化が現れ
「なんか統合してんな」
「回復術と強化術と弱体術が統合して、支援術になってますね」
「罠術と暗躍と奇襲で暗殺ですか」
「それ以外には特に変化はないな」
一瞬にしてスキルが統合していた。やはりスキル統合は結果しかわからないので、過程でどういったスキルや条件があるのかがいまいちわからない。減ったスキルを見て予測したり、素質があったんだな~程度だ。
「じゃ全部終わったことだし、今日は休むか」
「そうですね。ではどうします?」
「昼に外に食いに行こうよ。久々に外食したくなったから」
「それいいな。減ったとは言え金はまだ50万近くは残ってるし大丈夫だろ」
そしてスキルの取得確認を終えた四人は、今日はゆっくりしようと決めたのだった。




