どこまでも
もう飽きたんだよ
そんなありきたりのセリフを吐く
私のことずっと見てくれるって言ったのに
ああこれで何回目だろう
六回で切り替わる音にようやく冷静さを取り戻す
何度残したところで一度も返って来ていないということはつまりそういうことなんだよね
自明の理?
それでもあの頃は、
あの言葉は、
動かなくなったものを
オーバーヒートするほど揺さぶってくれたのに
また不具合が生じちゃったかな
もう今までのようにはいかなくなってる
戻りたいなぁ
戻る?
あぁそうか
こんなに単純じゃない
焼かれるようなあの黒点
早く、早く、
また新たな感覚
すごい
どんどん新しいものを教えてくれる
やっぱり私の穴を埋めてくれるのは
いや
新たな色をくれるのは……
いつものように階段の下を確認する
やっぱりこの時間には
いつも通りだね
歩き慣れた外階段
一段一段に意味が刻み込まれている気がする
なかなかたどり着かない
視線の先には少しひびの入った壁
もうすぐそこだ
声を出せば聞こえてしまいそうなほど近くなり自然と気持ちがh4p;@lpる
あぁ……もう、耐えられない
足が早まる
廊下の突き当り、正面に見える目的地
ただ、ゴールテープではない
あくまで通過点だ
本来の目的、切るべき線はその向こうに
待てない
このまま通り抜けられれば良いのに
私は許されるのだろうか
ここまで来てまた不具合が生じる
いや、せっかく取り戻しつつあるのに
ここまで来て途切れさせるなんて
?>*./:414;ない
指紋が染みついてそうだなぁ
いつも通りの反応
でも唯一確定してる方法
いつかのためにと今日までずっと我慢してきた
ただこの不具合をなくすためにも
今しかない
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あぁ、まだこんなに素晴らしいものを与えてくれるなんて
あなたはさっき$%&/?+<l.って言ったけど
そんな私は
あなたのおかげで




