表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

どこまでも

作者: 閑日月 大河

もう飽きたんだよ

そんなありきたりのセリフを吐く


私のことずっと見てくれるって言ったのに


ああこれで何回目だろう

六回で切り替わる音にようやく冷静さを取り戻す

何度残したところで一度も返って来ていないということはつまりそういうことなんだよね

自明の理?

それでもあの頃は、

あの言葉は、

動かなくなったものを

オーバーヒートするほど揺さぶってくれたのに


また不具合が生じちゃったかな

もう今までのようにはいかなくなってる

戻りたいなぁ


戻る?


あぁそうか

こんなに単純じゃない

焼かれるようなあの黒点

早く、早く、


また新たな感覚

すごい

どんどん新しいものを教えてくれる

やっぱり私の穴を埋めてくれるのは

いや

新たな色をくれるのは……


いつものように階段の下を確認する

やっぱりこの時間には

いつも通りだね


歩き慣れた外階段

一段一段に意味が刻み込まれている気がする

なかなかたどり着かない

視線の先には少しひびの入った壁

もうすぐそこだ

声を出せば聞こえてしまいそうなほど近くなり自然と気持ちがh4p;@lpる


あぁ……もう、耐えられない

足が早まる

廊下の突き当り、正面に見える目的地

ただ、ゴールテープではない

あくまで通過点だ

本来の目的、切るべき線はその向こうに


待てない

このまま通り抜けられれば良いのに

私は許されるのだろうか

ここまで来てまた不具合が生じる


いや、せっかく取り戻しつつあるのに

ここまで来て途切れさせるなんて

?>*./:414;ない


指紋が染みついてそうだなぁ


いつも通りの反応


でも唯一確定してる方法

いつかのためにと今日までずっと我慢してきた

ただこの不具合をなくすためにも


今しかない







―――――――――――――――――――――――――――――――


あぁ、まだこんなに素晴らしいものを与えてくれるなんて


あなたはさっき$%&/?+<l.って言ったけど

そんな私は


あなたのおかげで

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ