表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この石には意志がある!  作者: 一狼
第3章 ブロークンハート大陸・海渡編
38/357

035.お気に入りの検証2

 さて、ぼーちゃんとやーちゃんの検証だが、まずは的が必要だな。


 必要なのはミスリル・ウーツ鋼・ダマスカス鋼・ルナメタル鋼・アダマンタイト・etc.……


 勿論、ミスリルや他の金属なんか持ってないし、当然、かめちゃんの中にも入ってはいない。


 ならどうするか?


 無ければ作ればいいのだよ。


 そう、俺のスキル【百花繚乱】はこういう時こそ真価を発揮する。


 まずは浜辺の岩場を【解析】、そして周辺の金属を【収集】、【鍛冶】スキルで【精製】、後は必要な金属を【錬金術】スキルで【錬成】。


 あっという間に各種金属が出来上がりました。


 まぁ、流石に神の金属と言われるオリハルコンは無理だったが。


 アダマンタイトまでが【百花繚乱】で出来るギリギリだな。


「えーと、ジルちゃん? いきなり現れたこの金属は……?」


「ぼーちゃんとやーちゃんを検証するためにきゅーちゃんが作ったー」


「え? ちょっ、これミスリルだよな? え? ダマスカス鋼もあるし……って、アダマンタイトまであるぞ!?」


「これも内緒だよー」


「内緒って……言えるわけないだろ……下手をすればジルちゃんを巡って商人……いや国家間の争いまで発展するぞ。はぁ、ジルちゃんと居ると、ジルちゃんの規格外さに驚きっぱなしだな」


 え? 国家間の争いまで発展するの?


 ……ちょっとやりすぎたかな? テヘペロ。


「いろいろ検証するから手伝ってー」


「はいはい」


 驚いているマックスを余所に、ジルは平然と検証準備に入る。


 マックスも驚きを通り越して呆れて素直にジルの手伝いをする。


 まぁ、そんなこんなで検証をしたのだが……


 うむむ……


 やーちゃん、ヤバい。


 ミスリルから順にジルにやーちゃんを的に当てさせたのだが、全てが簡単に貫通したのだ。


 ただ、アダマンタイトだけは多少抵抗があったくらいで。それでも貫通したんだよ。


 距離はどれだけ離れていても関係なかった。


 速度を以って当りさえすれば貫通するのだ。


 以前、オークを相手した時にふーちゃんの速度でやーちゃんでオークの頭を爆殺したことがあったが、あれはこういう事だったんだな。


 やーちゃんの貫通の特性として重要なのが速度。


 速度があればあるほど貫通の衝撃に威力が生じるみたいだ。


 貫通した後の余波と言い換えればいいのか?


 流石にアダマンタイトのように重く硬い物質を貫通しても物質に与える衝撃は抵抗され小さくはなっているが。


 これはリヴァイアサンの防御力を貫けるんじゃないか?


 まぁ、やーちゃんを当てるにはなるべくリヴァイアサンに近づいての投敵になるから、難易度が超高いが。


 だが、切り札と言える手があるのはありがたい。


 そして、俺の本命のぼーちゃんだが、これもまた凄まじい結果が出た。


 ぼーちゃんの伸縮距離は軽く1kmを越え、5kmまでの長さを確認できた。


 これはリヴァイアサンを超遠距離から狙撃する事が可能だと言う事だ。


 で、本命の伸縮速度だが……


 【解析】の結果、ぼーちゃんの伸縮速度は、秒速300kmと判明した。


 つまり、雷の速度以上と言う事だ。


 しかも、どれだけ距離が伸びても伸縮速度は変わらないと。


 やりようによっては、ぼーちゃんによるスナイパーが可能と言う事だ。


 ぼーちゃん……なんて恐ろしい子!


 流石、ジルのお気に入りNo.1なだけはあるな。


 後、肝心の威力だが、この世界でも物理法則(?)が有効らしく、速度があればあるほど威力が増す。


 つまり、ぼーちゃんの雷速伸縮突きはアダマンタイトすらへこましたのだ。


 ミスリルやウーツ鋼はあまりの威力に砕かれ、ダマスカス鋼やルナメタル鋼はやーちゃん並みに貫通した。


 うむ、これなら十分にリヴァイアサンと戦えるな。


「マジか……これ本当に作戦次第でリヴァイアサンと戦えるじゃねぇか」


「んー? もしかしてマックスは最初から勝つ気はなかったのー?」


「あー……正直、リヴァイアサンと戦うのを認めたものの、戦いすらならずに一方的に負けて撤退するのかと思ってたよ」


 ジルの指摘を受けてマックスは少々気まずげに心境を告げた。


「えー、ひどいよー。私は勝つ気で挑むんだよー。マックスも同じパーティーの仲間なんだから勝つ気で戦わないとー」


 まぁ、マックスの気も分からない訳じゃないがな。


『相手が相手なんだ。そう責めてやるなよ』


「(でもー、負けたら死んじゃうかもしれないんだよー。だったら勝つ気で挑まなきゃー)」


 だったらそもそも挑まなきゃいいだろって話になるんだが、まぁ、状況が状況だからしょうがないんだが。


 だが、ジルに発破を掛けられたお蔭か、マックスの目に火が灯る。


「はは、そうだな。最初から負ける気で挑むなんて負け犬のすることだよな」


「そうそうー、勝つ気で挑まないとー」


 おお、マックスさん、ヤル気になっちゃったよ。


「後はリヴァイアサンと戦う為の作戦だねー」


「相手は海の中だからな。余程うまい事作戦を立てないと折角のジルちゃんのスキルが生かせないからな」


 ジルとマックスは対リヴァイアサンの作戦をあーでもないこーでもないと話し合う。


 大まかな作戦が決まったところでその準備をし、ジル達が港町フォルスについて3日後、リヴァイアサンに挑むこととなった。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ