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これが普通

その男の子が生まれた時、神様の生まれ変わりと呼ばれた。

その男の子を目にしたものは全員笑顔になる

それが人類の中で最も美しいと呼ばれる、絶世の美少年、山上圭斗なのである。


私は平凡な家に生まれ、普通に育って普通に生きていくはずだった。しかし、お隣さんがたまたま「山上さん」であっただけで、私の人生は大きく変わっていった。

誰からも羨ましがられ、妬まれ、恨まれる立場に生まれてしまったのだ。

それが山上圭斗の幼馴染、新田春、私である

今日もさまざまな視線を向けられ、生きていくのである



と、まあ、出だしはいいとして。

私達は私立神楽坂中学校に初登校、つまり入学式に来ていた。圭斗と二人で並んで門をくぐ…れはしなかった。やっぱりか。

それはもう当たり前のごとく、というか当たり前に周囲が騒然とし、歓声やら奇声やらが飛び交う中で私はいつものように圭斗に置いてけぼりにされた。

分かっている。彼は悪くない。ていうか私も悪くない。よね?

山上両親も慣れた感じでその様子を見ていた

もちろんその横の、私の両親も。

お母さんに急かされて、私は圭斗の元へと駆けていく。


いやいや、この人混みの中をかき分けて進めるわけがないだろうが。

何無謀なことやらせてるんだ、このかわいい娘に。

私のクラスは1年3組、ちなみに圭斗も一緒だった。

自慢だが、圭斗と別クラスになったことなど一度もない。なぜだろう?まあなんでもいいよね、結果が全て!

入学式を終え、教室では自己紹介がおこなわれている。

言わずもがな、ただ一人の話を聞きたいからだ。なので、他の人の自己紹介は暗黙の了解により光速で進められていく。

担任の自己紹介すら30秒もなかった。

不定期更新していきます

この男の気持ちが理解できないや

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