ノッキンウィル9
とりあえずコンクールに向けて絵を描いてることと、気ままに描くのもいいけど月一等を目処に有限実行で絵を描くこととかが説明された。その後、ザッと入賞した作品と作業風景を紹介されて、体験に入った。
鉛筆を渡されて簡単とされる空き缶のデッサン。
ひとまず輪郭を描き終わる頃にシュウがやっと来た。
「えっと…ごめん?」
「…………はっ?!忘れてた!!」シュウのことすっかり忘れてた!………もちろん冗談半分ですよ?
「………」
「いや、こっちもそのまま居着いちゃって、そろそろ行こうか迷ってたとこ、悪いね」
かっちゃんもたまにはボケていいと思う。シュウは僕らの作業をのぞき見る。
「今は……デッサンか。漫研も説明終わって似たような感じで自由解散だよ」
「そっか…行っても今更だよなぁ…」
「向こうどんな感じ?シュウもやるといいよ」
「悪くない感じ。ただ三年間やるか?ってなると僕的にどうかなって」
「「あー」」
そこだよね、最終的に。
そして、シュウも混ざって三人同じ空き缶を描いてその日は終わった。
最後に見せ合ったけど遅れて来たシュウが1番うまかった。
ん~~………。
今日はなんとなくただルンルンで仮入部をした。
けれど、3年間もやってくことを考えた時くらいから、デッサンの手は全く気分が乗らなくなってしまってた。
ぼくは、絵と言うよりやっぱし落書きが好きなのかもしれない。




