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リんクる ‐ノッキンウィル1‐  作者: てっしーー
エントリー・ザ・スマイル(入学・入部)
15/24

ノッキンウィル15

「で、どうする?」


昨日ずーっと部員さんを捕まえて、聞き出した情報の入った手帳を角っこで立たせて指一本で支えながらシュウがつぶやく。

「そだね~」「別んとこか、もう一日?」

昨日は説明の後、いくつか好きな種目を選んでの簡単なテストみたいなことをした。

部長の身につけてる広角視野トレーニングになる数字の入った25マスボードを1から25まで順に数えてその終えるまでの時間を測ったり、ストップウォッチでピッタリ60秒になるか見る絶対律動、二人で組んでしりとりを3秒以内に答えて語彙能力を見たり。


そんな感じで全部はやれなかったけど、今日また行けば他のテストもできるし、入部したらもっとレベルの上なやつを順にやっていくとか。

正直やってみたのは3つくらいだし、他の人を見てたのや3人で合わせても3割いったのかどうか……。また今年も新しく何かしらの道具とか買うらしいし……。

今日は……でもまぁ……

「他の部を見よう」

「だね」「ん?なんで?」

シュウはわかってるみたいだ。かっちゃん、ボケはぼくの役割ですぞ?

「兼部もできるんだから、とりあえず入る前提にして、他を見た方がいいでしょ?」

「1番入るのも辞めるのも軽い部だしね」

会議で集まるのも週一で参加は自由意志。誰がどんな記録やったとかの報告と次の費用降りたら何を買うのがいいかとかの提案や、どんな能力を見るのにどんな計測法やトレーニング法がいいかの議論。暇な人が好きなだけやればいいかんじで後は他の部へ行ったり、ひたすら自分の能力開発に勤しんだり、単純にみんな集中してる空気だからって勉強したり…。

あんな自由な部もそうそうないよね…。


結局、僕らはそのESP部に入り、他の部活には入らなかった。

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