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リんクる ‐ノッキンウィル1‐  作者: てっしーー
エントリー・ザ・スマイル(入学・入部)
10/24

ノッキンウィル10

「はぁ?『はがない』を知らない?!」

「ん?うん、何?はかないの?パンツの話?」

「…………いや、別にいい…。………静かなのが一番だな…」

「??」

翌日は健康診断とクラスの委員決め。

ぼくは保険委員。みんながケガしない限り安穏観音♪

かっちゃんは体育委員で、シュウは図書委員になった。


午後は昨日からお悩みの部活動。

昼休みくらいに三人で話したけど、今日は予定通りESP部を見てみることにした。

「何すんだろ?やっぱ超能力だよね?」

「合同説明の時は『能力の拡張』…だったっけ?なんか難しかったなぁ…。漫研とかの先輩から聞いたけど『行ってみた方が早い』とか言われたよ」

中学にいた頃はこんな変わった部はなかったから少しワクワクしてる。

「やっぱビーム出す素振りとかしたりすんのかな?それともサイコキネシス?」

「ウルウ゛ァリンかミュウツーと存分に闘ってください。予知とか透視あたりじゃない?3年で身につくもんなのかな……」

「昨日行ったやつの話じゃ『勉強部だ』とかなんとか言ってたな…」

「「え」」

…………。

おもわず足どりが遅くなる。

帰宅部に仮入部しよっかなー。

「着いたぞ」

大した葛藤する間もなく着いてしまった。

最上階の普段使われない選択教室だ。机とイスはあるけど、生徒が普段使うものじゃないから机の中はからっぽ。しかもなんか教室のよりずっと古く傷とか目立っちゃってる。なんか締めきってることが多いのか埃っぽいというかカビっぽい臭いも……。

「こんなとこでいったい何を……?」

「なんもねぇ……」

二人も似たようなことを思ってたらしい。わー、どんどん胡散臭い感じに……(;~▽~)

「やぁ、新入生かい?早いね」

後ろから声がしたので振り返ると、大きなダンボール箱を抱えた人がいた。

「入っちゃって入っちゃって~」

その人は教卓の下にドサっとダンボールを置くと物を教卓と近くの机にまで広げ始めた。

部員の人だ。合同説明会でもそうだけど見た目普通。

やることもないので物を広げるのを手伝った。

ダンボールから出てくるものは機械もあればただのプリントも多い。

とりあえずタロットカードとか絵札とかは、ない。繰り返す。超能力関係でシュウが言ってた透視によく使うような絵札とか定番アイテムは、………ない。


??????

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