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Pursuers  作者: すみれ
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第八話 予選

席について紙を見つめる、始めの合図がなったら裏返すのだが…

「この試験は…で…が為、運を…測り、…」

長い!この期に及んでまだ喋るのか!

「制限時間は10分!魔法を使ってもよしとする!では、始め!!」

え?筆記試験なのに魔法使ってもいいの?その時笛の音がしてみんなが紙をめくった、私も遅れて紙を捲り名前を書く。すると全てを理解した、紙に何か書くと消える!これじゃ書くこともできず終わっちゃう。私はこっそりテーブルに文字を書いてみるとちゃんと書くことができるので問題は紙にあるようだ。

「吸収…」

みんなで話し合った結果いい名前が浮かばなくって無難に「吸収」と「放射」って名前にすることにした。それと魔法を練習してるうちに私の魔法について詳しくわかってきた。たとえば吸収するときはその魔法の一部に触れる必要があること、すごいところは一度吸収したことある魔法には少しばかり耐性ができること、そしてさらにすごいのが一度吸収したことある技は自在に操れること。つまり私はアロのファイアーボールを吸収したから触れても火傷しないし(結構熱く感じるけど)、アロのファイアーボールの軌道を変えたり、跳ね返したりできる。時々失敗したけど…隣から急にボッという音がしたので目を向けるとアロが炎を使って文字を書いていた、ロアの方もなんとかしたようだ。さて、問題は筆記内容なんだが…

「簡単じゃん…」

名前、年齢、志望理由などなどの個人情報を書くだけで普通に簡単だった。終わったら紙を提出する、明日には結果がわかるようだ。思っていたより終わってない人が多いようだ。


「ルカの鉛筆どんな仕掛けだった?」

「鉛筆っていうか紙に仕掛けがあったから普通に魔法で…」

「へー、にいちゃんは?」

ロアの方を向くと困ったようにこっちを向く。

「特に仕掛けなかったな。運の試験だって言ってたし、僕運いいのかも。」

そんな話をして家に帰る。次の日、無事全員に合格証書が届いた。

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