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プロローグ
この物語を読む前に自分に聞いてみてほしい。
今辛いことはないか。
今悩んでいることはないか。
友人関係や家族関係などで困っていることはないか。
自分で自分を傷つけてしまいたくなる事はないか。
そのような答えが返ってきたあなたの手助けになるとは保証できない。
だが、あなたの心に寄り添うことはできると思っている。
自分の心に正直になって向き合ってほしい。
頭の中に想い浮かべてしまう。いや、実際に今見えている景色なのかはわからない。
そのどちらかも判断できなくなってしまった今、斬る。
なぜこうなってしまったのだろう。考えても私にはわからない。
きっと全てがわたしのせいなんだ。みんな口を揃えて言ってくるから。
私が他の人と違うからいけないんだ。他の人の方がまともなんだ。
だからきっと今思っていることも変なんだ。今すぐやめないと。。。けどもう無理だ。
目にねじり込ませてくるこの映像を。
耳にぬめりこんでくるこの映像を。
今、私の、、この手で、、、