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14話 群霧

14話 群霧


「俺の均衡は世界最強だ!!!!」

英俊豪傑、人並み外れた均衡で少年は会場を沸かせる。その者は見るからに野蛮な少年、彼はアルセ同様今季のフィアレントでは単独にて参加を表明し、一回戦は均衡を使うことなく難なく突破した。


そしてなんの因果か次の対戦相手はアルセ・ユーベン奇しくも同じく孤高の出場者は負けられない戦いがここにあった。


その野蛮な少年の名は「トゥンカ」彼の体には過去致命傷になったであろう古傷をいくつも刻まれ、傷跡からは死闘とも思える戦績が読み取れる。

その佇まいは同年代最長のエルナードにも負けず劣らずの身長に特徴的な小麦色の肌色、体には異様に発達した筋肉がある。そんな彼の髪型は黄褐色で百獣の王の立て髪の様に凛々しく逞しい。


しかしそんな彼の特徴的なものはその目だ。

金色に輝く琥珀色の瞳は目前のアルセを映し出し今にも飛びかかろうとしている。


そんなトゥンカに気取られぬ様アルセもまた睨み返す。

「逃げるなら今だぞ"お坊ちゃん"」

「口を紡いだらどうだ。」

「あぁ?!力ずくでやってみろよ!!」

「いやでも黙るだろ。」

「ふはははははははは」

アルセの一言にトゥンカは腹を抱えて笑った。

「では両者共に準備はよろしいですか?!」

「二回戦第二試合アルセ・ユーベン対トゥンカ・バレットの試合を開始いたします。」

「始めッッッッ!!!」

細身の男が合図の鐘を鳴らした。

「俺ァ見た目だけで弱いだなんだ決めつけやしねェ!!」

そう言い放つトゥンカの足元に大きくヒビが入る。

「だってな!だってなぁぁぁぁ!!!」

「お前みたいに気ぃつけなきゃいけない奴がいるからなあぁぁ!!!」

次の瞬間、トゥンカの進撃が開始する。


トゥンカの均衡、それは物理特化の超攻撃型。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

発動 トゥンカ・バレット「均衡名[勝握(セト)]」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そんな試合の始まる少し前、盛り上がりを見せる観客席でエンナがヴィタの脇腹を肘で小突いた。

「痛いな何だよ。」

「ねぇ...アルセの無心流みたいに流派って他に何があるの?」

「流派?今あるのは3つだと思うけど、、」


僕が今知っているのは無心流、我心流、そして霊心流のこの3種類の琉派だ。

一つ目、無の"極地"を悟り、相手の動きや考えを読み取る無心流。

二つ目、我の"極致"を悟ることで自身に人の枠を超えた身体能力を施す我心流。


この流派は相反する流派とされ「相手を知る無心流」と「自身の知る我心流」、この二つは対極に位置すると言ってもいいそんな二つの能力を併せ持つ流派がある。


それが霊心流。


霊心流は「相手を知る力」と「自身を知る力」の二つの能力を有し、攻守と共に優れた流派である。それ故に習得するのが困難と言われ、霊心流はほとんどの人類が生涯の内に習得するのはほぼ不可能と言われている伝説の琉派だ。


それを理由に皆は無心流と我心流のどちらかを習得する。アルセはユーベン家の仕来りで無心流を習得する事になったがアルセを除くヴィタ、エンナ、テネ、エルナードのハーメイルのメンバーはまだ習得する流派を選べていなかった。


この世界は平等である。

習得できる流派は一つと定め決められている。

それは一度力を手に入れるとその力は離れる事なくさらなる力を"拒絶"する。


この世界はある一定の上限を超えられない。


"そういう風になってしまった。"


何者かが定めたこの上限は世界を縛り、力を縛り、人の人生までも縛り付けている。


そんな生涯に一度の選択、琉派の習得を選択するには僕らは幼すぎる。


「お前無駄たたく前にアルセを応援してやれよ。」

「分かってるわよ...」

そう言うエンナは心ここに在らずの返答を返した。

「なんだよ」

「私...」

「我心流にしようかな?」

「なんでまた...」

「ゆっくり選べば良いじゃんか」

「うん、でも私は我心流があってると思う。」

「私...loyalcatの小さい子みたいに自分の手で戦える様になりたい。」

(小さい子?)

ヴィタはエンナのその一言に焦りのような感情を感じた。

「あんた小さいって私のことじゃないでしょうね?」

不意に聞こえた背後からの声に振り返るとそこには顔を含め全身を包帯で身を包む人が立っていた。

「「誰?」」

エンナとヴィタは口を揃えて包帯人間に問いかけた。すると包帯人間の後ろから見慣れた四人組が顔を出す。

「失礼ね!リーダーよ!」

「そうよそうよ!!」

「アンタ達一度勝ったぐらいで調子乗るんじゃないわよ!!」

「ぶっ飛ばすわよ!!」

ピーピーと叫び散らす身に覚えのある四人組を連れているのは先の戦いで大怪我を負ったキャットの一行だった。その様は僕がやったことと理解しているがあまりにも痛々しかった。

「ちょっとあんた達うるさい。」

わらわらと文句を言う四人を静止させる包帯ぐるぐる巻きのキャット。

「で?loyal catとあろう者がなんの様だよ。」

「べつに特別な要件なんてないわ。」

包帯人間は恥じらうように視線を外す。

「ただ...アンタ達の事が知りたいのよ。」

「なんだよお前俺らのこと好きなのか?」

「ちっっがうわよ!!」

包帯の上からでも分かる動揺するキャット

「じゃあ何だよ。」

「敵情視察よ!敵情視察!」

「もう敵じゃないだろうに...」

「まぁいいだろう!!」

「どうぞ!今は暇だからどんな質問でも答えられることなら答えてやろう。」

ヴィタは誇らしげに質問を受け付ける。

しかしキャットはそんなヴィタを無視してエンナに話しかける。

「それはそうと赤毛の貴方すごいわね」

「貴方どうやって私たちを奇襲したの?」

「おい!まず僕に聞けよ!!」

「うるさいわね...女の子の会話に入ってくるなんて無粋ね。」

「アンタ常識ないわけ?」

(なんだこのクソアマ!!!)

心の中で激情に駆られるヴィタだったがそんな思いをつゆ知れずキャットはエンナとの会話を続ける。

「で、赤毛の貴方。」

「なに?」

「我心流を学びたいっていってたわね。」

「うん」

「私が教えてあげようか?」

「え?本当?!包帯さん!」

「ほうたッ!!キャットよ!!!」

「つッッ」

声を荒げたせいか体を痛めたキャットは蹲った。

「大丈夫?!」

すると駆け寄るエンナにいつもの四人組が攻め立てる。

「大丈夫なわけないじゃない!!」

「もうリーダーの身体と心はズタズタよ!」

「どうしてくれんのよ!!」

「寝首を掻っ切ってやるわ!!」

のような事をワァーワァー言っている。

「もうあんた達うるさい。」

そんな四人組にキャットは呆れながら立ち上がり、静止させた。

「エンナだったわね貴方の名前、私の仲間みんな我心流を習得しているから良ければ教えてあげられるわ。」

「本当?!」

「私達六方祭が終わってもしばらくここに滞在する予定だから教えてあげる。」

「ユイ、リン、ベティ、リーナ貴方達そんな暇ならエンナに教えてあげてよ。」

「え?!まぁリーダーが言うなら、、、」

そう言い残すと四人組はエンナを連れて会場を後にした。


そうして会場に残されたのはヴィタ、キャット、リエナの三人、そこでキャットが真剣な面持ちで口を開いた。

「まさか貴方の能力が均衡の模倣だなんて末恐ろしいわね。」

やはりそれを聞きにきたみたいだな。

「う、うう、うん」

「あれ何なのよ。」

キャットはリエナに躙り寄る。

「そ、そそ、それは!」

「企業秘密だよ。」

返答に困るリエナにかわってヴィタが言葉を返す。

「私達も我心流教えてあげるんだし、貴方達も教えてくれたって良いじゃない。」

「それはそれはこれはこれ、」

「はぁ、もう良いわよ。」

「で、話は変わるけどアンタ達あの子の知り合いなの?」

そう言うキャットが指を指すのは今会場に上がろうとしているアルセだった。

「し、しし、知り合いって言うか、ね?ヴィタ」

「アイツもハーメイルのメンバーだよ。」

「え!?」

度肝抜かれたキャットは驚きを隠せないでいる。

「僕たち本当は六人のチームなんだよ。」

それはある事情からアルセを外さざる負えなかったからだ。

「アンタ達とんでも無いわね。」

思わぬ回答が来たのかキャットは呆れた顔をする。

「それより何でアルセと知り合いだって分かったのさ」

「アンタ達他人に興味なさそうだし、知らない人の試合なんて見ないでしょう?」

「そ、そんな事ないけどね」

「現にアンタ達、私のこと知らなかったじゃない。」

「・・・」

「まぁよく見てあげたら?相手の男の子...」

「強いわよ。」

そう言い放つキャットにヴィタは少し驚いた。キャットは僕が見たところ相手を褒めるなんて無粋なことはしない。


つまりそれほどの相手と言うことだ。

でも...僕は

「大丈夫きっとアルセが勝つよ。」

「すごい自信ね。」

「あいつは凄いからな。」


すると次の瞬間、何か重い物がぶつかる音が武舞台から聞こえてきた。


「おい!やばいぞ!離れろ!!」

目の前で起こる現象に次々と観客達が声を荒げる。


そこでヴィタ達が目にしたのは地面へと叩きつけられたアルセの姿、しかしそれだけではない何かがアルセを押さえつけている。


闘気拳(オーラフィスト)

均衡にて作り出された空に浮く巨大な拳、アルセはそれに阻まれ身動きが取れない様だ。


闘気拳(オーラフィスト)」は自身の拳を模倣し、拡大する。そんな巨大な拳を具現化させる技。


「様子見にしてはコレはやり過ぎか?!アルセ・ユーベン!!」

トゥンカは二つ目の「闘気拳(オーラフィスト)」を具現化させる。

「そう言うお前はこんなものか?」

冷静にものを言うアルセ。

「テメェその状況で...!!!」

トゥンカふと気づく、全身に鳥肌が立ち、鍛え上げられたその体が身の危険を教えてくれる。


何か得体の知れない何かを感じ取ったトゥンカは全身の神経を研ぎ澄ます。


すると不意に背後からの気配を感じとった。


反射的に後ろへと振り返る。


トゥンカが振り返った先には不自然にも霧漂っていた。


そしてトゥンカの目には目の前の白い霧の中に黒い人影が見えた。


それを目にしたトゥンカは押さえつけいる筈のアルセの方へと目を運ぶ。


そこにはアルセの姿がなかった。


その時コンマ数秒トゥンカの脳内にには混乱が走る。


しかしトゥンカは戦いに慣れていた。

彼は即座に雑念を捨て、思考を開始する。

(妙だな、確かにさっきまでは奴に触れていた感覚はあった。)

(やっぱりな、アイツは厄介な均衡だ。)

(早く終わらせねぇとアイツの術中にはまっちまう。)

即座に次の動きに入るトゥンカだったがその間にも霧はトゥンカを覆い始めていた。


[我心流]身体強化


トゥンカの体に金色の光帯び始める。


トゥンカは地面を蹴り上げ、高く空中へと飛び上がった。武舞台全体を覆うまいとする霧を抜け、上空で再度均衡を発動する。


王拳(ロード・フィスト)

先と同じ様な自身の拳を模った大きな拳。しかし、そこには大きく違う何かがある。その違いとはトゥンカの生成した拳が武舞台全体を捉えるほどの巨大な拳となったことだ。


今回舞台となった武舞台大きさは横150m×縦150mの逃げ場のない平地、それを捉えるほどの大きな拳、その威力は計り知れない。

「おい!やばいぞ!離れろ!!」

武舞台に近い前列の観客が避難を始める。

「その霧がお前の均衡だな!!」

「纏めてパウンドしてやるぜぇぇぇぇぇ」

トゥンカの拳はステージ目掛けて降下していく。


そんな時、アルセは霧の中でゆっくりと降下してくる巨拳を遠い目で見ていた。


無心流  [先目(リークアイ)]


相手の動きを読みそれに合わせ最善の行動を仕掛ける。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

発動 アルセ・ユーベン [均衡名「群霧」]

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

操霧(ソウスメイク)

巨拳(フィスト)

霧によって形作られた大きな巨拳。

それはトゥンカの「王拳」とぶつかる。

「はははははっっ」

「俺が力比べて負けるわけねぇだろがぁぁ!」

それはトゥンカの読み通りになる。


霧によって形作られた拳はトゥンカの「王拳」によって一撃の元に霧散した。


そしてその王拳は最後、武舞台へと打ち込まれた。


激しい衝撃音と共に破壊された武舞台にトゥンカが舞い降りる。


降りたその武舞台は霧と砂煙が混ざり合い視界が極端に悪い。

(何だ?おかし...)

そう思った次の瞬間、トゥンカの左の脇腹に痛みが走った。


操霧(ソウスメイク)

「鈎」


トゥンカの脇腹に先端の尖った武器が貫き、引っかかる。その武器にはヒモの様な物に繋がっている。

「なにをっっむ!!!」

視界の悪いトゥンカはアルセの不意な攻撃に対応が遅れる。


するとトゥンカは空へと浮いた。


脇腹に刺さる武器によって体が引っ張られ、バランスを崩してしまう。するとトゥンカは宙へと浮き、地面へと叩きつけられる。

「かはッ」

受け身も取れない状況で地面へと叩きつけられたトゥンカにはダメージが入る。

(なんだ、なんなんだアイツは、)

焦りの混じるトゥンカの脳裏には苛立ちが溜まっていく。


そんなトゥンカの周りには再び霧が漂い始めた。


霧の中からアルセの声が聞こえる。

操霧(ソウスメイク)

旅団(パラディン)

その声がなると霧の中からは次々と人影が姿を表す。


トゥンカの目の前に現れたのは五人の白い甲冑兵。

一人は大楯を持ち、一人は剣を手にし、一人は杖を手に持ち、それぞれ違う姿をしている。

「フィアレントか!!!」

トゥンカは人数不利の戦いに慣れている。しかしその兵隊が召喚された意味を理解するが少し遅かった。


我心流[身体強化]


トゥンカも負けず劣らず、素早い動きで霧の中を脱しようとしたが甲冑兵も又、素早い動きで陣形を組み、トゥンカ囲い込む。


そしてそこでアルセの策略が開始する。


まず初めに杖を持つ兵士が動いた。


1に兵士は杖から無数の霧の玉を放ちトゥンカの動きを制限させる。


「あぁクソっ!!!鬱陶しい!!!」

「まずは杖のやつからやらねぇとこっちがジリ貧だ!!!」

トゥンカは杖の兵士へと近づき殴りかかる。


2に接近するトゥンカを楯の兵士が弾き返す。


「ぐあッ!!!」

トゥンカは楯の兵士によって静止させられる。


3にバランスを崩したトゥンカにアルセが追い打ちをしかける。


脇腹についた鉤縄で吊り上げ、地面へと叩きつける。

「かはッ!!!」


4に動けずにいるトゥンカを剣の兵士が攻撃する。


「ぐぁぁぁぁ」


そうして5対1いや6対1の状況を作られたトゥンカは攻め時を失った。


「降参しろお前に勝ちはない。」

霧の中にある影がそう言った。


「ははっするわけねぇだろぉ!!!」

「ここからだろ!!」

「そうかじゃあお前は一生俺に吊られてろ。」


アルセは鉤縄を引き、トゥンカを引っ張り上げる。


プツッ

急に縄を引く力が軽くなる。


アルセは霧の支配者、小さなの霧の揺らぎで敵を認識できる。さらにアルセは重ねがけした無心流の技、[先目]を駆使して敵を感知する。


「ばぁッ!」

霧が一度揺らぐとアルセの目前にトゥンカが現れる。

バキッ

痛々しい音が鳴る。


アルセの顔面をトゥンカの拳が捉えた。

後方に吹き飛ばされるアルセは鼻から滝の様に血が流れでる。

「なにが...」

アルセはふとトゥンカの脇腹に目をやる。


するとそこには抉り取られた脇腹がそこにあった。


アルセの作り出す霧の武器には特殊な特徴がある。

それはアルセ以外は"触れること"ができないと点だ。


しかし目の前のトゥンカには鉤縄が付いていない。

そこで疑問が頭を過ぎる。


それを目にする前までは...


トゥンカの抉り取られた脇腹、アルセの鉤縄がついた部分のみを切り取り、解除された現実がそこにあった。


「これで自由だな。」


闘気拳(オーラフィスト)

今度は同時に二つの拳を具現化させる。

「これでイーブンだな」

トゥンカはニヤリと狂気じみた笑みをこぼした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


登場人物

ヴィタ・エネディクト...小柄な黒髪の少年。

均衡名[結晶化]

エンナ・イーファ...赤髪の少女。

均衡名[点呼]

テネ・ウィザード...子紫色の髪の少女。

均衡名[寝ン無]

エルナード・グランド...大柄な少年で青柳色の髪の少年。

均衡名[光盾]

リエナ・バック...翡翠色の髪の少女。

均衡名[八岐大蛇]

アルセ・ユーベン...白髪の少年。

均衡名[群霧(さぎり)]

ウェアリナ・ラダー ...茶髪のボブショートで小柄な女の子。

「均衡名[衝撃]」


ユイ・ジンジャー 「均衡名[ラック]」

リン・ジンジャー 「均衡名[東速]」

ベティ・シャンク 「均衡名[ビッツ]

イーナ・イェナ  「均衡名[断続]」

loyal catのメンバーでキャットも含め仲の良い四人組。彼女らは同じ孤児院出身の少女で、

ユイ・ジンジャーは頭が賢く。

リン・ジンジャーは病弱だが身体能力はloyal catの誰よりも高い。しかし一度本気を出すと吐血する。

ベティ・シャンクはloyal cat家事担当。

イーナ・イェナは仲良しだから着いてきた。



冒険者

灰色の髪色をした中年男性。

鋼鉄の鎧で身を纏い、剣を巧みに操る。コロシアムの元王者。

均衡名[強器]


ギルナ・コバルナ

桃色の髪の毛の若い女性。

聖職者で作中に出てくる神を信仰している。

均衡名[緑化]


謎の少女

ヴィタの夢に出てきた少女。

[ ]


ケイツ・エネディクト

均衡名[水壁]

ヴィタの父親で村の地主ユーベン家と深く関わりのある人物。


アルフレッド・ユーベン

均衡名[ ]

アルセの父親で村の地主、厳格な人柄で知られているが彼には変な収集癖があり、ユーベン家で働く人間のほとんどは何処かしらからヘッドハンティングされた人で構成されている。


トゥンカ・バレット...琥珀色の目が特徴。

肌色は小麦色の肌をし、髪色は黄褐色で百獣の王のように凛々しい。

均衡名[勝握(セト)]




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