残された者たち
「ちょっと、あんた何を言ったの?」
「愁哉君。すごい怖かったね。」
そう。二人も途中からの異変に気付き、近づいて来ていたので、ある程度の話は聞いていた。
そして、拓に、原因があるのではと問い詰めている最中である。
「いや、俺はただ、あいつのことを思って今のままじゃだめだぞって言いたかっただけなんだ。でも、実際は全然違った。昔はまるで違かったんだ。たぶん聞く限りじゃもう何か大切なものを失っな後だった。
なぁ!?どぉしよぉ!!??どうしたらいいんだ俺はぁ!!」
「「謝るしかない」わ」
拓の質問に2人の回答が一致する。
そう恐らくは一番いい方法だろう。
しかし、どうやって。
彼は愁哉の大きなの古傷をえぐってしまった。
どうすることが正解なのか検討もつかないだろう。
「そんなの、簡単だよ。誠心誠意謝れば良いんだよ。自分が悪いって思ってる気持ちがあるなら、多分わかってくれるはずだと思うよ。難しく考えない方が僕はいいと思うな!」
実際こうなった場合、求められるのは誠意そして、スピード
日を負うごとに、誤りづらくなる環境が出来上がってしまう。
なので、こう言う場合は、即日が鍵!!(持論)
「あぁ、今すぐに行くよ!どこだー!愁哉!!」
拓が闘技場を飛び出していく。
―阿久斗―
(そうか。そんな事がね、道理で似合わないのに1番下のクラスにいた訳だ。今まではあくまでも仮定だったけど、今回の事でハッキリしたね。かなり強いな愁哉。…僕と同じで
やっぱり、必要だな。愁哉は。)
「、、、ちょっとー。阿久斗ー?。聞いてる??」
「ん?ごめん。考え事してた。なに??」
「私達はどうするの?って話よ。2人を追うのか、それとも帰るか。」
「どうだろう。たぶん追っても見つからないし、僕達は明日会う感じでいいと思うけど??どうする??」
(準備したいこともあるしね!)
「んー。まぁたしかに私達が行って何か変わる訳でもないしね。そうね。帰りましょうか」
二人は闘技場から出ていく。
その闘技場は、次に使われるのを待つ。
そこに転がる槍もまた同じ
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